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事例紹介

海外開発コンサルティング

インフラ・土木・建築

フィリピン

プロジェクト名: ODA 事業(土木・建築工事)におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にかかる情報収集・確認調査
期     間: 2020年12月~2021年3月
実施スキーム : 情報収集・確認調査(JICA)

フィリピンでは、「Build, Build, Build」のスローガンの下、インフラ投資を中心とした経済成長を促進してきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、遅延や中断に追い込まれる事業も少なくありません。そのような状況にあって、同国家経済開発庁(NEDA)は、WithコロナあるいはPostコロナにおける新しい事業推進のあり方として、インフラ開発分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を喫緊の課題ととらえています。

一方、JICAの対フィリピン共和国国別分析ペーパー(2020年7月)においても、産業・インフラ等の分野におけるDX推進のためのデジタル技術を含めた先進技術の活用の検討・推進が必要であると分析しています。

このような背景の下、本調査は、土木・建築関連のJICA事業におけるDX推進のためのデジタル技術の活用の可能性を検討・提言し、ODA事業におけるデジタル技術の導入を促進することを目的として実施されました。当社は、衛星測位システムに関連したデジタル技術分野を担当し、リモート化かつ効率化に資するデジタル技術の活用方針を提言しました。

トンガ

  • 竣工式での国王(Tupou VI)による除幕
  • 蓄電設備棟の全景
プロジェクト名: 風力発電システム整備計画
期     間: 2017年6月~2021年3月
実施スキーム : 無償資金協力

トンガはエネルギー資源に乏しく、輸入ディーゼル燃料に依存しています。同国政府は国家のエネルギー安全保障の観点から、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進により、輸入燃料の消費量を削減することを重要な政策課題としています。

本無償資金協力は、この政策課題に対し、同国タプ島において風力発電設備および系統安定化装置等を整備することにより、エネルギーの安定供給に寄与するものです。

当社は2016年に「風力発電所整備計画準備調査」において概略設計、概略事業費積算を実施したのち、本件において詳細設計、施工監理等のコンサルティングサービスを提供しました。

施設は風車5基、出力は1.3MWで、サイクロンに見舞われることのある同国の気象条件を勘案して、サイクロン襲来時に傾倒させることができる可倒式を採用しています。また、軽量化したことで地震に強い構造にもなっています。さらに、無風下での不発電時に対する措置として、系統安定化設備(蓄電設備)を併設して停電減を図り、効率的な運用が可能となっています。


ODA見える化サイト
https://www.jica.go.jp/oda/project/1660810/index.html