持続可能な原料調達支援サービス「診ま森Global」
気候変動や森林減少が、民間企業の事業存続に関わる問題として捉えられるようになった今、ESG投資やTCFD、さらにはTNFDの視点を踏まえたビジネスが求められています。さらにEU域内では森林破壊防止規則(EU Deforestation Regulation:EUDR)により、規制対象品目を扱う事業者は、当該規制対象品目が「森林破壊フリー」であることを証明する必要があります。国際航業は空間情報技術のエキスパートとして、持続的な原料生産と調達および森林クレジットの創出を支援するための様々なサービスをご提供いたします。
森林によるCO2吸収量の算定支援
CO2の排出削減が世界的な課題となっている現在、その吸収源である森林が持つ価値が見直されています。
地上での計測から衛星画像の解析までの様々なレベルからの調査によって樹種・樹高・樹幹面積などを計測することで、森林によるCO2の吸収量を正しく算定できます。それによって、森林の価値を定量化し、森林を環境資産として役立てるための客観的な情報を整備します。
森林情報コンサルティングサービス「診ま森」
リモートセンシング技術により森の健全性を診断し
お客様のニーズに合わせた最適な森づくりをサポートします
森林REDD+に関わる調査・コンサルティング
REDD(Reducing Emissions from Deforestation and forest Degradation in developing countries:途上国の森林減少・劣化に由来する排出の削減)という概念から発展したREDD+(レッド・プラス)は、森林炭素ストック(Carbon stock)の保全、持続可能な森林経営、森林炭素ストックの強化などの森林管理・保全を含めて積極的に排出削減を実現するという考え方です。
REDD+活動を進めるためには、統計情報等が十分整備されていない途上国の森林炭素蓄積量をモニタリングする必要があります。
国際航業は、長年培ってきた海外事業のノウハウと、リモートセンシングによる画像解析技術を活用することで、インベントリの整備やMRV(測定・報告・検証)システムの構築に取り組み、REDD+の推進に貢献しています。
営農支援サービス 天晴れ
営農支援サービス「天晴れ」は、人工衛星やドローンから撮影した圃場の画像を解析し、 農作物の生育状況を診断してお知らせするサービスです。
“農家の皆様の「大変」「困った」を解決します。”
水中構造物劣化診断
これまで潜水士による目視観察が主であった水中部の構造物劣化診断調査に、水中ドローン(ROV)を採用し、搭載カメラで撮影して水中構造物の状態を診断します。
当社では、取得した水中画像より三次元点群データを構築し、画像とリンクさせることによって現況を正しく記録し、精度の高い劣化診断を行います。
音波探査
音波探査は、石油資源探査開発調査をするために発展した技術です。
探査原理は、低い周波数の音を海底面に向かって発射し、その海底面下の地層を伝わって戻ってくる音の反射速度ならびに反射強度から海底地層を読み取ります。
現在では海底地質(活断層)・資源調査などに活用する他に、港湾構造物の基部の地盤(土質)状況や、堆積物の移動量を三次元的に求めるためにも利用されています。
また、海洋基本法の施行により日本近海での国産資源確保の機運が高まっており、再び注目されつつある探査技術です。
海底面状況調査
海底には様々な魚礁や海底ケーブル等が人工物が設置されている海域があります。
当社では、サイドスキャンソナーシステムを用いて海底を調査し、岩礁帯や海底に設置されている人工物の位置や形状等の海底面状況を提供します。
リモコンボート測深
水深が非常に浅い岩礁帯や藻場、潮間帯や河川の早瀬など、測量船が航行できないエリアの地形情報は、地形変化解析や津波・高潮シミュレーション、氾濫解析等の精度を左右する重要な情報です。
当社では調査用リモコンボートをコデン社と共同開発し、今まで計測できなかった浅所での実測データを提供します。
水中地形計測
水中の地形情報は、普段は人が直接見ることのできない情報ですが、人々の暮らしの中で防災・環境といった観点からは、重要な基盤情報です。
当社では、ナローマルチビーム測深システムを初めとする音響ビームを用いた水中計測技術により、海岸等の沿岸域をはじめ、港湾・漁港、ダム・河川といったフィールドにおいて正確な地形情報を提供します。
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