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津波避難シミュレーション

  • 行政機関向け

津波避難シミュレーションは地域の実態や発災状況を設定することで、避難経路や避難先などの避難計画策定に必要な情報を算出します。シミュレーションした結果は津波避難計画や津波避難対策緊急事業計画などの基礎資料として活用できるほか、動画として住民の啓発にも利用できます。

津波避難シミュレーションの特徴

1. さまざまな条件設定による津波避難シミュレーションが可能
2. 津波避難計画や津波避難対策緊急事業計画などに必要な基礎資料に活用
3. 津波避難シミュレーション動画を住民の啓発に活用

条件設定によるシミュレーションが可能

様々な条件を設定した津波避難シミュレーションが可能です。
避難者が集中する歩行者渋滞箇所や、津波の河川遡上による回りこみなど、地域の実態や発災状況に近づけた条件でシミュレーションを実施します。  
シミュレーション結果は、避難困難地域の解消に向けた検討のための基礎資料となります。
 
 

条件設定例

項 目内 容
人口自治体人口データ、国勢調査など
避難経路道路ネットワークデータ、遊歩道
避難開始時間任意の時間に設定可能(地震発生から5分、30分など)
避難目標地点津波浸水域外、津波避難ビルなど
避難者区分歩行速度
自力歩行可能1.0m/秒
(夜間の場合、80%の0.8m/秒)
要介護者0.5m/秒
(夜間の場合、80%の0.4m/秒)

※歩行速度は、消防庁『市町村における津波避難計画策定指針』による値を表示

津波避難計画に活用

津波避難計画の策定には、現状の課題を正確に把握することが不可欠です。津波避難シミュレーションを実施する際は、要避難人口の分布、避難路、津波避難ビルの収容人数といったデータを整理します。
シミュレーションから得られる「避難困難地域」、「避難所要時間」、「歩行者渋滞箇所」、「津波避難ビルでの収容困難状況」、「新たな津波避難場所の効果」などの情報を津波減災対策の基礎資料として活用できます。
 
 

津波避難シミュレーションの手順

津波避難対策緊急事業計画の事業対策効果を検証

南海トラフ地震対策特別措置法の特別強化地域に指定された場合、『津波避難対策緊急事業計画』を策定し、避難に必要な緊急的に実施すべき事業を示すことが求められています。
避難場所や避難経路の整備に関する事業を検討する上で、津波避難シミュレーションは、津波避難ビルの新たな指定、津波避難タワーや高台避難路の整備といった防災対策事業を検証・検討するためのツールとして効果的です。

住民の啓発に津波避難シミュレーション動画を活用

津波避難シミュレーション動画は津波防災事業に対する住民との合意形成の基礎資料として活用できます。「地震発生直後の避難」と「発災後○○分後に避難」などの複数パターンの動画を作成することで、早期避難による効果を視覚的に表現することができます。

津波避難シミュレーション動画イメージ

主な業務実績

〇平成26年度 和歌山市地区避難計画策定支援委託業務
〇平成27年度 田辺市津波避難困難地域解消計画作成業務委託
〇令和4年度 令和4年度 防第1号 白浜町津波避難計画改訂業務
〇令和5年度 太地町津波想定確認業務委託
〇令和6年度 名取市津波避難計画策定委託業務

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