行政業務支援の豊富な実績を活かし、気候変動や災害対策、インフラ維持管理など、SDGs達成に向けた持続可能なまちづくりやDX化への取り組みをサポートします。
橋梁維持管理計画
橋梁は、わが国の道路交通ネットワークの中で重要なインフラの一つとして位置付けられています。
当社では、既存の橋梁を効率的かつ持続的に維持管理していくために、自治体が管理する橋梁の維持管理計画(橋梁長寿命化修繕計画)の策定を支援しています。
最近では、新技術活用によるさらなる効率化を図ったり、スマートシュリンク(集約化撤去)を考慮した戦略的維持管理計画を提案しています。
太陽光発電所等造成設計(調査、計画、設計)
2020年に政府が掲げた「カーボンニュートラル」実現に向け、再生可能エネルギー導入が各地で進められています。なかでも、太陽光発電の導入については、中国やドイツと並び、世界的に見ても多くの実績をつくっています。
当社では、太陽光発電所の設置に伴う造成設計について、調査および計画・設計、その他申請関係の支援等も行っています。
農業振興地域整備計画
農業振興地域整備計画は、農業振興地域制度を背景に、「農業振興地域の整備に関する法律」(農振法)に基づき、自治体が定める農業の上位計画です。おおむね、5年ごとに基礎調査を実施し、調査結果に基づいて“基礎資料”と“整備計画書”を改定するものとなります。
現行計画の見直しに伴う一般除外・編入、データの錯誤修正などを反映して現況を整理(基礎資料および現況土地利用図作成)し、今後の計画について取りまとめ(整備計画書および土地利用計画図作成)を支援しています。
UAVを用いた火山噴火時の土石流予測システム
火山噴火による降灰後、降雨によって堆積した土砂が流され、下流に甚大な被害をもたらす「土石流」の予測技術の開発は、住民避難を行う上で非常に重要なものとなります。土石流予測には、地形情報、降灰厚さ、灰の種類、雨量に関するデータ取得が重要です。
そこで、当社では、大学やUAV開発者と共同で、UAVを用いて立ち入り制限区域内の火口周辺データの取得を可能とする精度の高い土石流予測を行うシステムを開発しました。
火山灰降灰シミュレーション
火山噴火による災害は火山周辺だけではありません。空中に放出された大量の火山灰は風に乗って、より遠方まで飛来することがあります。降下火山灰は少量でも電子機器に障害を与えるほか、交通機関に影響を及ぼすこともあります。2010年4月にはアイスランドの火山が噴火してヨーロッパの航空路線が混乱しました。このような被害を想定するには、降下火山灰の数値シミュレーションが必要となります。
当社は我が国の火山防災の発展に古くから寄与しており、火山の特徴に合わせた数値シミュレーションを実施するノウハウがあります。噴煙柱や気象条件などを考慮し、災害危険予測や被害想定に資する資料を提供します。
積雪状況の分析
我が国は、国土の半分以上が積雪寒冷地であり、冬期は雪崩・吹雪・路面凍結・融雪出水など、毎年様々な形態の雪害に直面します。反面、雪は水資源や冷熱エネルギーなど資源の側面も持ち、私たちに恵みをもたらします。このような国土に暮らす私たちにとって、雪を 知る ことは非常に重要です。
当社は、30年以上にわたり培った雪氷調査のノウハウに空間情報を融合させることで、雪に関する様々な問題の解決を図ります。
火山防災コンサルティング
我が国は、地球上の約1割の火山が集中する世界有数の火山列島に位置します。近年でも新燃岳や御嶽山で火山災害が発生し、改めて被害の甚大さを知ることとなりました。しかし、噴火前に現われる前兆現象を捕らえ、火山の特性にあった対策を講じることで被害を最小限に食い止めることができます。
当社は、来るべき噴火に備え、火山の特性把握、危険区域の想定、分析情報を反映した防災対策策定、住民の防災意識向上の推進など、火山災害の軽減を目指しています。
火災延焼シミュレーション
地震時の同時多発火災による被害を最小限に抑え、住民が安全に避難できるよう、気象条件に応じた火災の延焼拡大状況を迅速に予測し、投入すべき必要な消防力を把握して的確な部隊配備と適切な指令・管制を支援するために、「延焼シミュレーションシステム」が消防活動の現場で利用されています。
また、延焼拡大の阻止・遅延効果が期待できる安全な市街地を形成するためには、沿道の不燃化やオープンスペースの確保等により、特に密集市街地の整備を促進する必要があります。地域住民の防災意識の向上を図り、住民主体のまちづくりを推進するため、「延焼シミュレーションシステム」を利用して、住民に対して科学的・客観的な情報を視覚的に分かりやすく提供することができます。
日常管理支援
道路巡回は事故や災害を未然に防止するための重要な管理業務ですが、巡回員の負担も大きく目視で道路の異常を漏れなく発見することが難しい場合があります。
本サービスは、巡回員の補助を目的として、車両に設置したカメラで巡回中の映像閲覧や舗装の損傷状況をAI画像解析により自動的に検知し、損傷発見の充実、日常管理の高度化や道路利用者の安全性向上に資するものです。
人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略
人口急減・超高齢化という、国が直面する大きな課題に対し、各地域がそれぞれの特徴を活かし、自律的で持続的な社会を創生することを目指します。
当社では、各自治体での人口ビジョン、総合戦略策定に向け、各種検討・支援を行います。
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