「グリーン・コミュニティ 田子西」~宮城・仙台市

グリーン・コミュニティ 田子西が目指すもの。それはエネルギー消費を抑制しながら、快適な暮らしを提供できる、新しい仕組みを作り出すこと。東日本大震災で被災された皆様の暮らしをいち早く取り戻すために、災害に強く、自然と調和する快適なコミュニティを創り出すことです。
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コンセプト | ![]() |
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概要 | ![]() |
街区計画 | ![]() |
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経緯 | ![]() |
パンフレット(PDF) |
コンセプト

立地
概要
街区計画
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取り組み
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経緯
平成21年度 | 土地区画整理事業事業認可 組合設立 | |
平成22年度 | 東北大、ハウスメーカーと低炭素まちづくり研究会設立 | |
平成23年度 | 経産省スマートコミュニティ構想普及支援事業採択 | |
平成23年度 | 環境省サステイナブル都市再開発促進モデル事業採択 | |
平成24年7月 | 仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業採択 | |
平成25年5月 | スマートヴィレッジ街区オープン | |
平成26年4月 | 復興公営住宅入居開始 |
- ●平成23年度サステイナブル都市再開発促進モデル事業(環境省所轄事業)
国際航業、仙台市、東北大学および協力企業らと検討会を設立し、設備導入や緑化などの面的対策によるCO2削減とともに、災害にも強い低炭素まちづくりの調査を行ないました。
・導入可能性のある最新の省エネ・創エネ技術や、エネルギーマネジメント技術を調査するとともに、
EVや電動自転車のシェアリング等の地域サービス事業の可能性について検討。
・自然特性を活かした建物や緑地の配置計画、エコ化による新しい環境クレジット導入の可能性について検討。
- ●平成23年度スマートコミュニティ構想普及支援事業(経済産業省所轄事業)
国際航業、東北大学、ハウスメーカー(株式会社西洋ハウジング、株式会社北洲)および宮城県仙台市の産学官を中心に、先端的な技術や製品を持つ企業にも適宜参加していただき、先進的なスマートコミュニティ「スマートヴィレッジ」の実現に向けた調査を行いました。
・区域の一部において、環境にやさしい先進的なスマートハウス建設を検討。
・太陽光発電の効率利用を目的に、直流・交流電流の両方を活用する蓄電池を用いたシステムや、複数住宅による
電源のシェア、エネルギーを大切に使用するライフスタイルの検討、災害時に停電などで電力供給が遮断された場合
でも、一定の生活維持を可能とする災害に強いまちづくりを検討。
▽ 風のシミュレーション解析 | ▽ 風と光を取り入れた住空間設計 |
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自然の風と光を取り入れた環境に優しい居住環境の調査検討例 (出典:東北大学) |
- ●平成24年度仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業[田子西地区]
仙台市スマートグリッド通信インターフェース導入事業費補助金補助事業(総務省)
国際航業が代表理事となり、NTTファシリティーズ、東日本電信通話の3社で「一般社団法人仙台グリーン・コミュニティ推進協議会」を設立し、「平成24年度仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業(田子西地区)」の事業者として、非常時のエネルギー確保の実現、電力使用量の「見える化」、エネルギーマネジメントシステムを整備・運用する事業を展開しています。
<整備>エネルギーマネジメントシステム
復興公営住宅には、太陽光発電システム、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池、スマートメータ等を設置し、各戸にはエネルギー使用量の「見える化」を行うための端末を設置します。またCEMS(コミュニティ・エネルギー・マネジメントシステム)による太陽光発電システム等の分散電源の有効利用を図ります。
戸建住宅においては、太陽光発電システム、燃料電池、双方向インバーターを搭載した電気自動車用充電器(または定置型蓄電池)を設置し、住宅用エネルギーマネジメントシステム(HEMS)を構築します。
各装置は標準的な通信インタフェースを装備し、各装置とサーバ間で双方向通信を行うことにより、エネルギーの効率的なマネジメントを実現します。
<運用>タウンマジメント
継続的に田子西地区のエネルギーを含めたまち全体の維持管理を検討していきます。一般的に行われる建物の維持管理などに加え、まち全体のエネルギーマネジメントや災害時にもまちの最低限の機能を維持するためのリスクマネジメントも事業要素として加え、田子西地区独自のタウンマネジメントモデルの構築を検討していきます。