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MIRAIT ONE GROUP

防災・減災分野 Kotaro.S

自然と人間の間に立ち、
両者をつなぐ役割を
追求していきたいです。
防災・減災分野
Kotaro.S
2018/4/1入社

現在の仕事について教えてください

私は地質調査の仕事をしています。専門としているのは山岳トンネルの地質調査です。具体的には、トンネル計画地周辺の地質調査や、施工中のトンネル内部での水平ボーリングによる地質図作成、施工中の留意点の洗い出しなどを行っています。営業、計画立案、現場作業、解析、報告書作成と、全てのフェーズに携わっていて、各フェーズで異なるスキルや知識を使うため大変ですが、一つのプロジェクトを幅広く一貫して関わることができるので、技術者としての成長を実感できる点が魅力です。また、山岳地帯という特殊な環境での作業が多く、体力や判断力が求められる一方で、地質調査のプロとしてのやりがいを感じています。

国際航業に入社を決めた理由は何ですか?

大学で地質を学んだ経験から、地質を活かせる業界として資源系企業か建設コンサルタントに絞りました。その中で国際航業を選んだ理由は、業務範囲が広く、社内で多様な経験ができることでした。自分がやりたいことややりたくないことはいくらでも変わる可能性はあるため、コストがかかる転職をしなくともいろいろと試すことができる環境が魅力的と感じました。また、事業領域の多様性も理由の一つで、安定性のある企業と感じました。さらに、学生時代に参加した国際航業のインターンシップで、深い山を対象とした調査が他社よりも比較的多いことを知り、「山で働きたい」という思いが叶えられると思いました。登山という趣味とも繋がる点が決め手となり、入社を決意しました。

仕事で大変だったことを教えてください

前述のとおり、自ら望んで深い山のなかでの仕事を選んだのですが、それはそれで大変でした。山岳地帯での仕事は特有の困難が伴います。まず、山にはなにもないので仕事や生活が大変です。なにか道具を忘れたりすると、山を下りてとりにいくだけで一日がつぶれてしまうこともあります。加えて、通信機器の電波が届きにくい場所では社内との連絡が取りづらく、現場で即座に判断を求められることがあります。たとえ若手であっても現場では会社の代表者として扱われるため、プレッシャーはあります。

現在の仕事の面白さや難しさは何ですか?

現在の仕事は、分業が少なく対応範囲が広いことが面白さでもあります。提案から計画、実施、報告まで一人で担当するため、いわゆる「歯車」的な働き方ではなく、仕事全体にやりがいを感じられます。また、自分の提案や成果に対して直接お客様の反応を見られるのは、大きな喜びです。一方で、分業があまりないことが難しさでもあります。各段階で必要な技術や知識が異なり、習得には多くの努力が求められます。それでも、構想と実行が分離されない働き方は、技術者としての充実感を味わえる貴重な経験だと思っています。

今後の目標や夢を教えてください

私の目標は、自然と人間の間に立ち、両者をつなぐ役割を果たすことです。今の仕事は山の開発、すなわち山の破壊につながっています。これは登山者としての自分の思想とは相反するものです。とはいえ今も開発につながる仕事をしていますし、その意義もよくわかっているつもりです。仕事のなかでは、どちらの立場の人とも深くかかわります。発注者さんやゼネコンさんはもちろん開発側の立場の人です。調査中は長く山小屋に泊ることもありますし、安全管理や荷揚げのためにプロの登山家の方々と一緒に働くこともあります。私はどちらの立場の意見もわかる身として、両者のあいだを取り持つような仕事ができればと思います。山を破壊する側面もありますが、登山を愛する者として、環境を守る視点を持ちながら、持続可能な社会に貢献できる技術者でありたいです。

国際航業にどのような学生が向いていると思いますか?

この仕事には、体力と成長意欲を持つ人が向いています。現場作業や出張が多いため、タフさが求められます。また、業務範囲が広く、自分の知識やスキルを常に磨き続ける姿勢が重要です。そして、会社や事業内容はもちろん、自分の関わる仕事に興味を持ち、やりがいを見つけられる人が適しています。幅広い仕事に関わるため、未知の領域に挑戦することを楽しめる人にとっては最適な環境です。自分の専門性を活かしながら、多様な経験を積みたい学生にはおすすめの会社です。