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気候変動政策ブログ・環境通信

環境通信 Vol.213 CDP2023質問書(水セキュリティ・フォレスト)の企業の取り組み状況~質問書回答支援セミナーを開催して~

2023/05/25

コラム

CDP2023質問書(水セキュリティ・フォレスト)の企業の取り組み状況 ~質問書回答支援セミナーを開催して~

新年度に入り間もなく2か月が経ちます。この時期は7月末締め切りのCDP質問書の回答の準備に追われている企業様も多いのではないでしょうか。

そのような企業様を支援するべく、当社は先日5/17(水)に
「CDP質問書解説セミナー!【水セキュリティ・フォレスト編】
~2023年質問書変更点・回答のポイント解説と取組強化メニューご紹介~」

というWebセミナーを開催しました。

当社はCDP水セキュリティ・フォレスト両分野のスコアリングパートナーです。
それらの知見を活かして、実践的な「回答のポイント解説」をテーマに開催しました。
本日は、セミナーに参加された皆様から頂いたアンケート結果の一部をご紹介します。

◆CDP水セキュリティ
まず、水セキュリティ分野のアンケート結果について紹介します。

・「水セキュリティの回答経験」について、2023年で2回目以上になると回答した企業が87%でした。
・そのうち、回答に際し「第三者の支援を受けている」方が46%、「自社で対応している」方が50%と拮抗していました。
・「水セキュリティ関係で、苦労している取組み」については、有害物質・プラスチックといった2023年新規設問への対応と答えた企業が最も多く(40%)、次いで多かったのがCDPスコアの伸び悩み(31%)でした。

セミナーに参加頂いた方は、CDP水セキュリティの回答経験のある方が多かったようですが、経験のある方でもCDP質問書への回答が、やはり悩ましいと感じられている様子でした。
水セキュリティへの回答経験がある方も、もちろん初めてという方も、お悩みがありましたらお気軽にご相談頂ければと思います。

◆CDPフォレスト
次にフォレスト分野のアンケートを紹介します。

・「フォレストの回答経験」について、2023年で2回目以上になると回答した企業は30%と、やはり水セキュリティと比べると少ないようでした。
・回答経験がある方のうち、8割以上が自社で対応されており、フォレストについて自力で回答している方が多いことが解りました。

CDP質問書については毎年、質問内容や採点基準が変わります。
フォレストについても、各国の法規制やTNFD(自然関連情報開示タスクフォース)と整合させる流れがあり、それをもとに毎年変更されています。
今後はCDP質問書の統合予定もあり、今年9月に公表予定のTNFD(v1.0版)を踏まえ、投資家からの自然資本に関わる情報開示要請が強まる可能性もございます。
今後、CDPフォレストの回答やTNFD対応等をお考えの方につきましても、弊社へ是非ご相談下さい。

先述の通り、当社はCDP水セキュリティおよびフォレストのスコアリングパートナーです。
また、CDPへの回答支援のみならず、水セキュリティに関しては、水リスクの把握、水資源の調査・解析、水リスク低減等、水リスクに対して総合的なソリューションを提供しています。
【水リスク・情報開示支援】

同様に、フォレストに関しても質問書の回答支援に加え、TNFD開示に向けたご支援、原料生産地・調達地のポテンシャル/リスク分析なども行っております。
【自然資本に関する情報開示支援(TNFD)】

さらに、CDP気候変動やTCFDに関するご支援にも対応しております。
【気候変動に関する財務情報開示支援(TCFD)】

些細なことでも構いません。お悩みやお困りごとがございましたら、ぜひお声掛けください。きっとお力になれると思います。

担当は、防災環境事業部フロント営業部 中村雄樹でした。