2025/01/17
導入実績
分野 | 森林 |
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プロジェクト名 | インド国北東部地域における竹資源利活用推進プロジェクト |
期間 | 2022年12月~2026年1月 |
実施スキーム | 技術協力プロジェクト(JICA) |
インドには、世界に分布する竹の25%にあたる約136種類が存在し、竹の被覆面積は世界最大であるにもかかわらず、竹製品は輸入に大きく依存しています。人口約4,600万人、インド全土の約8.0%の面積を占めるインド北東部地域は、政治的・歴史的・民族的な背景から他の地域に比べて経済発展が遅れ相対的に貧困度が高いものの、インド有数の竹資源保有地域であり、竹資源を活用した開発の可能性を多く秘めています。
2018年、日本は同地域の竹資源を活かすべく日印首脳会談の成果として「日本・インド北東部竹イニシアチブ」を打ち出しました。本プロジェクトは、その一環として、竹工芸を中心とする竹産業従事者のスキル向上および竹製品のバリューチェーン強化を通じた、北東部地域の経済発展および住民の生計向上を目指すものです。
プロジェクトでは、竹や竹製品の生産者、国内外の市場、既存の研修事業等の調査結果に基づき、①新デザインの竹製品作成、②産業界との連携、③学術関係者との連携、④財務管理や竹の新技術に関する研修の提供、⑤竹プラットフォームの構築、という5つの柱で活動を進めています。①新デザインの竹製品の開発や④各種研修を通じて、竹製品の製造に従事する人材の育成や竹製品の販売促進を目指すとともに、②産業界や③学術関係者との連携(産官学連携)や⑤プラットフォームを通じて竹に関するネットワークが北東部で強化されることを目的としています。
(写真上:新デザインの竹製品の制作指導を行うカウンターパート)
(写真下:財務管理等の研修で小売店にインタビューを行う活動参加者)
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