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国際協力の実績

森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト(パプアニューギニア 森林)

2025/01/17

導入実績

概要

分野森林
プロジェクト名パプアニューギニア国森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト
期間2022年4月~2025年4月
実施スキーム技術協力プロジェクト(JICA)

詳細

パプアニューギニアでは、天然林からの木材生産が主要な外貨収入源の1つとなっていますが、その持続可能性に課題があります。現地の森林は世界でも有数の生物多様性を誇りますが、商業伐採等によって森林劣化が引き起こされています。その背景として、森林管理に関わる人材や技術が不足しており、伐採活動の規制遵守が徹底されていない点が挙げられています。

このプロジェクトの目的は、伐採作業の規則及び手続きを遵守した施業の実施、および森林の天然更新に関する現地関係者の能力強化を行い、森林劣化の状況を改善し、また炭素排出を抑制した伐採技術の促進を目指すことです。これにより、PNGの森林が持続的に管理され、炭素排出量削減に貢献することが期待されています。

プロジェクトでは、GIS等を活用した伐採作業監視体制の整備やステークホルダー間でのデータ共有の仕組みづくりなどが実施されています。また、伐採後の森林の天然更新のためのパイロット活動や、各関係者への能力強化も進められており、炭素モニタリング手法の開発や低排出型の伐採技術の提案も行われています。

(写真上:位置情報を活用したモバイルアプリによる伐採作業状況の確認)

パプアニューギニア国森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト - ODA見える化サイト