2024/08/20
コラム
昨今、テレビや新聞などで、PFASに関連した番組や記事を見る機会も増え、一般の方々の関心も高まり、不安視する声も聞かれます。
皆様におかれましても、『PFAS (PFOS・PFOA)』に対し、「何等かの対応の検討が必要では?」と感じられている方も多いのではないでしょうか?
国際航業の環境通信(メールマガジン)でもこれまで何度かPFASについてお伝えしておりますが、この度、8月にはWebセミナーを開催、9月には「土壌・地下水浄化技術展」に出展いたしますのでご案内をさせて頂きます。こちらであらためて、PFASに関する規制の行方や対応方法などをお伝え致します。
★PFAS (PFOS・PFOA・PFHxS)とは?
PFASは人工的に作られた有機ふっ素化合物の総称で、10,000種類以上あるといわれています。水や油をはじき熱に強いという特性があり、1940年代から産業利用されており、焦げつきにくいフライパンや防水服、食品の包み紙、航空機やコンビナート火災等で使われる泡消火剤、半導体製造工程等、幅広く利用されています。
また、難分解性で残留性が高いことから、PFOS・PFOA・PFHxSはPOPs条約の対象となっており、国内でも化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律で厳しくその利用が規制されています。更に、POPs条約では長鎖のPFCAの規制物質への追加も検討されています。
★国内の法規制
水道法において2020 年に PFOS、PFOA を水質管理目標設定項目に位置付け、また環境省においても水質汚濁防止法における要監視項目に追加し、指針値(暫定) 【PFOS及びPFOAの合算値で0.00005mg/L以下(50ng/L※以下)】を設定、PFHxSを要調査項目に指定しています。また、2023年2月1日には、水質汚濁防止法の施行令の一部が改正され、 PFOS・PFOA等が指定物質に追加され、事故時の措置・届出の対象となりました。更に、PFOS・PFOAについては水道水質基準への格上げも検討されています。
このような背景から、個々の事業者においても対応が迫られつつあるPFAS問題について、基本的な話だけではなく、規制動向や国際航業における実績を踏まえた対応方法などを以下Webセミナーで紹介します。
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Webセミナー:PFASの社会動向と国際航業の取り組み
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・開催日・開催期間(事前の録画開催)
2024年8月30日(金曜日) 13:00~13:45
2024年8月31日(土曜日) 11:00~11:45
2024年9月2日(月曜日) 16:00~16:45
・プログラム
1.挨拶(3分)
2.説明内容(30~40分)
・有機ふっ素化合物(PFAS)およびPFOA・PFOSとは
・国内規制動向の行方
・環境中での検出状況と土壌・地下水中での挙動特性
・国際航業の調査・対応実績
調査技術及び調査における留意点(深度別地下水調査、三次元可視化)
汚染地下水の処理(粉末活性炭添着プリーツフィルター)
原位置浄化(電気発熱法を用いた熱活性過硫酸、アルカリ注水・揚水法)
3.質疑回答(後日回答)
・講師紹介
国際航業 環境リスク部 今井 由香里
・開催場所
Webセミナー ※通信環境のよい場所でご視聴ください。
・参加費用
無料(事前登録制)
・お申し込み
下記の当社のHPのお申し込み先よりお申し込み下さい。
お申し込み先:https://www.kkc.co.jp/service/blog/env_energy/news/article/23278/
※同業他社様のご参加はご遠慮頂いております。
また定員、その他事情によりお断りする場合もございます。あらかじめご了承ください。
以上、担当は、法人営業部 第6営業グループ山村でした。
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