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MIRAIT ONE GROUP

システムソリューション分野 Ryuta.M

地図情報(GIS)で、自治体の
未来を支えるコンサルタントを
目指しています
システムソリューション分野 Ryuta.M
システムソリューション分野
Ryuta.M
2022/4/1入社

現在の仕事について教えてください

現在の仕事について教えてください

私は現在、東日本ソリューショングループに所属し、主に行政向けの地理情報システム(GIS)である「Genavis(ジェナビス)シリーズ」の導入を担当しています。具体的な業務は、システムの新規導入と運用保守までを一貫して行うことです。
お客さまがどのようなシステムを必要とされているのかという要件をヒアリングするところから始まり、必要なデータや機器の調達、開発等を行い、最終的にシステムを納品し、操作説明まで担当することが主な業務です。担当するシステムは、統合型GIS、公開型GISのほか、お客さまの業務に合わせた業務システム(最近では建築確認システムなど)もGISに組み合わせて導入しています。
システムを導入して終わりではなく、導入後も継続的に利用していただくためのサポートも行っているので、お客さまと密接に関わります。時には保守業務の中で新たな要望を聞き、見積もりを作成して新規の仕事を受注するといった提案活動にも携わっています。

国際航業に入社を決めた理由は何ですか?

大学院生の時、研究でGISを使う機会があり、その面白さに気づいたのがきっかけです。「視覚的にデータが表現できるシステムがあるんだ!」と感銘を受け、そこからGISに関わる仕事、特に分析や業務効率化につながる仕事を探しました。その過程で、測量系の会社が自社でシステムを開発・販売し、お客さまの業務効率化に貢献していることを知りました。
国際航業を選んだ決め手は2点あります。一つは、環境系の業務(環境影響評価など)にも関心があり、GISを用いたシステム導入だけでなく、幅広い分野に関われそうだと感じたことです。
もう一つは、インターンシップを通じて得た会社の雰囲気が自分に合っていると感じたことです。実際に入社してみて、穏やかな人が多く、技術に対して誇りやプライドを持っている先輩社員が多いと感じており、働きやすさを感じています。

仕事で大変だったことを教えてください

仕事で大変だったことを教えてください

現在は、システムのリプレイスや新規導入といった大規模な案件を多く担当しており、大規模案件ならではのスケジュール管理や工程管理に難しさを感じています。最初に立てたスケジュール通りに進まないことが多く、社内や協力会社を含めた関係者との調整や、スケジュールの修正が非常に大変です。システムにはカットオーバー(稼働開始)の日が決まっており、納期厳守が求められます。特に年度末は多忙になる時期です。
また、最近では大規模な自治体に導入するシステムを担当する機会が増え、社内・社外の関係者や協力会社等関わる人数が増えました。そのため、連絡調整や役割分担をきっちり行って業務を推進するスキルを学んでいます。

現在の仕事の面白さや難しさは何ですか?

自分が携わったシステムが世の中の役に立っていると実感できる瞬間に大きなやりがいを感じています。例えば、公開型GISで都市計画などの情報が市民の方に公開され、それによって自治体職員さんの窓口業務の負担が実際に減ったという声を聞いたときです。
また、入社当時と比べ、お客さまの要望に対して、どう実現できるかを的確に回答できるようになってきたと感じています。単にお客さまの要望を聞くだけでなく、自らの知見を交えて具体的な形にしていく、「コンサルティング能力」が徐々に身についてきたことに喜びを感じています。
一方で、業務で取り扱うデータは自治体が保有している重要なデータであり、市民の方に公開されるシステムも多いため、公共の仕事として大きな責任を感じています。間違ったデータを公開しないよう、個人情報の取り扱いやデータの正確性には特に気を配っています。案件の多くがオーダーメイドのため、発注名が似ていてもお客さまごとの課題は異なります。常に新しい知識と対応が求められますが、それが難しさと同時に、新しい挑戦としてやりがいにも繋がっています。

今後の目標や夢を教えてください

今後は、技術者としての知識とプロジェクトを推進する力の両方を高めていきたいと考えています。
知識面では、DXやIT技術の進展に対応するため、システムがどのような仕組みで動いているかといった基礎的なIT技術の知識をさらに深める必要があります。応用情報技術者は既に取得し、現在は次のステップとして、IPA(情報処理推進機構)のデータベーススペシャリストやシステムアーキテクトなどの資格取得を目指して勉強しています。また、扱うデータに関する知見を深めるため、測量士や地理情報標準などの空間情報に関する資格・知識も並行して勉強しています。
プロジェクト推進面では、大規模案件を円滑に進めるため、プロジェクト管理やリーダーシップの力を身につけたいです。ベテランの先輩社員が、作業を適切に分割し、割り振り、進捗も管理しながら業務を推進する様子はまさに「スーパーマン」だと感じており、自分も主体となって業務を進められる力をつけたいと考えています。

国際航業にどのような学生が向いていると思いますか?

私たちの仕事は、国や自治体といった公共のお客さまが相手であり、個人情報をはじめとした重要なデータを扱うことも多いため、お客さまと誠実に対応し、任された仕事を期限通りに、求められたクオリティでしっかりと完遂する当事者意識が不可欠です。間違ったデータを公開できないという重い責任も生じます。そのため、重要な資質として「責任感」がある人が向いていると考えています。

また、日々の通常業務に加えて、IT技術や空間情報に関する知識習得、資格取得の勉強も並行して行う必要があります。そのため、真面目で、コツコツと地道に努力できる人が、この環境で成長できると思っています。