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自然災害から事業を守る! 「PAREA Dynamic-API」で強化するリアルタイム防災対策

2025/08/12

製品情報

いよいよ夏本番を迎え、梅雨明けとともに台風や集中豪雨といった自然災害のリスクが高まる季節が到来します。これらの災害は、企業の事業活動に予期せぬ影響を及ぼす可能性があります。刻々と変化する災害状況をリアルタイムで把握し、迅速な意思決定を行うことは、事業継続において極めて重要です。
国際航業が提供する「PAREA-Dynamic API」は、こうした自然災害リスクに対応するための、リアルタイム情報収集ツールとして注目されています。

なぜ今、リアルタイム防災情報が必要なのか?

現代のビジネス環境において、サプライチェーンの寸断や従業員の安全確保など、災害が事業に与える影響は多岐にわたります。災害発生時、信頼性の高い情報をいかに早く入手し、的確な判断を下せるかが、被害を最小限に抑え、早期復旧へとつなげる鍵となります。
「PAREA Dynamic-API」は、リアルタイムの災害関連情報を提供することで、この課題に対応します。当社の防災情報提供サービス「Bois」のAPI版として開発されており、貴社既存のシステムやアプリケーションに防災機能を組み込むことで、災害状況のリアルタイム評価と迅速な意思決定をサポートします。

「PAREA Dynamic-API」が提供するコンテンツ

このAPIを通じて、企業は多岐にわたるリアルタイム防災コンテンツを利用できます。

  • 気象情報:気温、降雨量、台風の暴風域に入る確率、台風進路情報(予報円、進路等)
  • 災害情報(地震):各地の震度、気象庁発表および当社独自計算による推計震度分布
  • 災害情報(危険度):洪水警報の危険度分布、大雨警報(土砂災害)の危険度分布、浸水害・洪水危険度
  • 災害情報(警報):特別警報・警報・注意報、土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報といった各種警報情報

 
特に夏から秋にかけて警戒が必要な台風や集中豪雨に関しては、現在から15時間先までの時間降水量が地図上に表示されるため、従業員の帰宅・出勤指示の判断材料として活用できます。また、洪水警報の危険度分布や浸水害・洪水危険度を地図上で確認することで、自社施設や取引先など、事業への潜在的な影響範囲を視覚的に把握することが可能です。

企業における災害対応の具体例

「PAREA Dynamic-API」は、企業の様々な部門における災害対応業務を支援することが期待されます。

  • 緊急事態対応部門:災害発生時の対応管理、事業への影響予測、事業継続計画(BCP)の実行支援
  • 施設管理部門:自社施設の安全確認、各拠点への点検手順の通知、洪水警報時の施設閉鎖判断
  • 生産部門:サプライチェーンの状況把握に基づく生産計画の調整、被災影響の評価
  • 営業・保守部門:災害時における重要顧客の保守点検リスト自動作成、点検部隊の派遣計画

 
例えば、物流業界では、災害発生時に配送ルートの見直しに活用したり、商業施設ではデジタルサイネージを通じて来店客に災害情報をリアルタイムで提供するといった活用事例が考えられます。

データ活用の基盤「PAREA-API」

「PAREA-API」は、Webサイトやシステムに様々な地図コンテンツを配信するWeb APIサービスであり、統計情報や施設情報などの静的コンテンツ「Static-API」と、災害発生状況などの動的コンテンツ「Dynamic-API」を提供します。
API形式としては、空間情報から属性情報をJSON/XML形式で取得できる「REST API」と、地図タイル画像を配信する「地図タイルAPI」の2種類が用意されています。
「PAREA-API」の導入メリットとしては、利用者が多くのコンテンツの中から必要なデータを選んで調達できる柔軟性が挙げられます。これにより、不要なデータの購入を避け、コスト効率の良いデータ活用が可能になります。また、データの更新・運用がシステムによって自動化されるため、利用側の管理工数を大幅に削減し、常に最新の情報を手間なく利用できる環境が提供されます。

今後避けられないであろう自然災害の前に、貴社の防災対策を強化するための一助として、「PAREA Dynamic-API」の活用をご検討ください。
「PAREA-API」「Bois」の詳細については、以下の国際航業ウェブサイトでご確認いただけます。

次世代地図コンテンツAPIシリーズ PAREA-API Static & Dynamic