受援計画

市町村地域防災ブログでは、国際航業の市町村向け地域防災商品・サービスを紹介します。今回は「受援計画」です。

受援計画は、大規模災害発生時に、民間企業やＮＰＯやボランティアなどの各種団体から支援・提供される人的・物的資源などを効果的に活用し、被災者支援等の業務を行うことを目的とした計画です。受援計画の主な内容として３つ挙げられます。
①「応援の受入れ体制の整備」
②「応援を依頼する業務を整理するとともに、依頼先を設定」
③「支援物資の受入れ体制の整備」

受援計画を未策定の市町村が約33％あり、業務継続計画と比較して策定率が低い状況にあります（業務継続計画未策定の市町村：約2％）。この約33％の市町村については、受援計画の作成が今後求められます。

令和３年６月には受援計画を作成するための手引きとなる「市町村のための人的応援の受入れに関する受援計画作成の手引き」が改訂されました。受援シートや受援体制整備の参考事例を追加するなどの内容の充実を図る改訂が実施されました。主な改訂内容は下に示した①から④になります。作成済の市町村も改訂内容に基づいて現行の受援計画の修正が必要となります

国際航業は、令和元年に発生した台風第15号により被災し応援を受けた自治体の災害対応検証を実施する等の「応援を受けた自治体の災害対応検証」の実績があります。災害対応検証では、要請した応援等に対して、自治体が抱えた問題点や有効点を整理するとともに、課題や方策を抽出しました。実際に応援を受けた中での問題点や課題等の内容を、新たに作成または修正する受援計画に反映します。

国際航業は受援計画策定の豊富な実績があります。 主な実績として次のとおりです。