感染性廃棄物管理改善計画準備調査（ホンジュラス 廃棄物管理）

ホンジュラスの医療施設では、感染性廃棄物が分別されないまま一般廃棄物と混在して保管・収集・運搬されていることから、医療従事者や廃棄物管理従事者、周辺住民への感染リスクが懸念されており、管理体制の強化が必要となっています。

かかる状況の中、感染性廃棄物管理体制の強化と廃棄物由来の感染拡大防止のため、感染性廃棄物の無害化、収集運搬および最終処分に必要な資機材をホンジュラスの医療施設及び自治体に整備する無償資金協力が、ホンジュラス政府より要請されました。

本調査は、この要請を受け、感染性廃棄物の適切な処理を実現するために必要となる資機材や能力強化の内容等を明らかにし、今後想定される協力の目的及び内容を検討するものです。

調査の結果、調達機材を特定するとともに、各医療施設での感染性廃棄物の管理状況を把握し、廃棄物管理に係る機材の適切な運用・維持管理についての協議、および指導を行うソフトコンポーネントが計画されました。本計画の実施により、感染性廃棄物等が適切に処理され、滅菌・感染制御基盤が強化されると期待されます。

（写真上：感染性廃棄物運搬の様子（©国際協力機構））

（写真下：普通ごみの処分場に投棄された感染性廃棄物（©国際協力機構））

ホンジュラス国感染性廃棄物管理改善計画準備調査協力準備調査 - ODA見える化サイト