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MIRAIT ONE GROUP

屋内外位置情報 ブログ

消防車が敷地内のどこにあるかがすぐに分かるようになり、車両探しの「ムダ」時間を大幅に削減できた。

2021/08/23

導入実績

日本の道路を走る多くの消防車を製造・販売する株式会社モリタ様。兵庫県三田市にある同社の工場では、過去、消防車の生産管理にBLEを使ったエリア判定システムの導入を検討していた。しかし、測位精度の問題から、正確な結果が得られなかった。高精度な測位システムを探し求め「Quuppa」の存在を知り、Quuppaを用いた測位環境構築の実績が豊富な国際航業へご依頼いただいた。

活用のポイント

  • 1:車両の位置情報と生産の進捗状況を色分けし、遅れ、前倒し、予定通りなどビジュアル表示して、状況把握を用意にし、作業人員の最適化を実現。
  • 2:工程管理システムと連携し、図面上の位置情報から、車両の詳細情報、欠品情報など生産に係る情報を閲覧。
  • 3:広大な工場内、別棟建屋での所在地把握を行うことで、車両を探す「ムダ」な時間の削減を実現。

導入前の課題

製造の過程が不明確で、現状を正確に知るためにBLEのRSSI(電波強度)で位置測位のテストを行っていたが、エリア判定の誤差が大きく、誤判定を減らすため高精度測位システムを必要としていた。

選定理由

事前検証を行い、遮蔽物や車両など多数配置されている環境で、Quuppaのサブメーターの精度が実現できたため。
また、アプリケーション開発をシステム稼働前に実現可能なことが分かったため。

導入効果

  • 現在工場内にある消防車の生産状況がヴィジュアル化され、一目見て現状把握が可能となった。
  • 消防車の場所がすぐに分かるため、作業前のムダな時間の削減が可能となった。
  • 業務用PC及びタブレット等で、全国どこからでも生産進捗が確認可能となった。

 
現在同社では、工場内は工程ごとにエリア分けされており、消防車の現在工程を位置情報から判定して、
生産スケジュールとマッチングさせ、作業進捗を色分けで管理。
また、屋外にある車両についても、Quuppaを利用して所在管理を実施。
生産管理システムと連携したWebアプリを構築して、ご活用いただいております。

使用技術・構成

測位システム:
・Quuppa(高精度屋内外位置測位システム)
・ロケーター 66台 ※屋内外合計基数

アプリケーション:
・位置情報のリアルタイム表示
・位置情報をもとに工程・進捗の自動判定

導入先・ご担当者様

社名
株式会社モリタ

URL
https://www.morita119.jp/

担当者
三田工場 生産統括部 大本様

株式会社モリタ

屋内外位置情報ソリューション
お客様の課題に合わせて、最先端の位置測位技術、生産性向上ツールなどを組み合わせてご提案します。
人・モノの動きを高精度・リアルタイムで測位し、現場のスマートDXを支援