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Google Maps Platform ブログ

Google Maps Platform「Address Validation API」× 国際航業提供サービス「住所正規化コンバータ」

2023/03/02

製品情報

■Address Validation APIについて

2022年11月10日に一般提供を開始したAddress Validation APIは、ユーザが入力した表記に揺れのある住所文字列を識別し正確な住所表記を出力することができるAPIです。
こちらのAPIの機能や、どんなことができるかについての記事はこちらになります。

今回は、Google Maps PlatformのAddress Validation APIと国際航業が提供する「住所正規化コンバータ」の違いをご説明し、両プロダクトを一緒に活用いただく事例を紹介します。
「住所正規化コンバータ」は、「Address Validation API」と同様に住所文字列の正規化の他、郵便番号、住所コードの正規化を行えるサービスです。
この2つのサービスの違いなどをご紹介していきたいと思います。

■どんなところが違うの?

・サポートエリア

Google Maps Platform「Address Validation API」は2023年2月時点では日本は未対応
「住所正規化コンバータ」は日本のみのサポートしています。

・データソースの違い

Google Maps Platform「Address Validation API」はGoogle Maps Platformのプレイスデータやローカライズされた住所形式に関する情報を元にAPIが入力を標準化させます。
「住所正規化コンバータ」はジオテクノロジーズ株式会社様のデータを元に作成されております。

・機能の違い

Google Maps Platform「Address Validation API」と「住所正規化コンバータ」の大きな違いは上記にある通り利用エリアが違うため一概に比較は難しいですが
大きく違う部分としては、「Address Validation API」の機能として町名の補完というものがあります。こちらは「住所正規化コンバータ」にはない機能となります。
一方「住所正規化コンバータ」には、郵便番号の付与処理、また5桁の住所コードの付与する機能もございます。

■住所正規化コンバータとGoogle Maps Platformを組み合わせた活用イメージ

弊社サービス「住所正規化コンバータ」は、日本の住所に特化したサービスですがGoogle Maps Platformと一緒に活用することでよりこれまで住所の処理にかかっていた時間コストを大幅に削減できることが期待できます。
「住所正規化コンバータ」の昨年リリースした最新バージョンのR7の新機能はAPIとデータでの提供が可能となり、より活用しやすくなりました。
また、処理速度が旧バージョンと比較し5倍のパフォーマンス向上を実現いたしました。

では、住所正規化コンバータとGoogle Maps Platformを一緒に活用したイメージをご紹介します。

例えば、運送業の場合、配送ルートをグーグルマップ上に落とし配送のルートを決めるというような利用の方法がありますが、ユーザが住所の入力を行っていることで住所に誤字脱字、また住所の揺れが生じることがあり配送の失敗やカスタマーサポートに多くのコストがかかります。
ここで活用できるのが、住所正規化コンバータとなります。

活用例

①住所正規化コンバータを活用することで、ユーザが入力したデータの正規化・揺れの正規化、差出人が住所を入力する時点でも活用いただけます。

②さらに緯度経度の付与まで一括で行うことができます。
緯度経度の付与まで行えることで、Google Maps PlatformのGeocoding APIの費用を削減できるようになります。

③住所正規化コンバータにて住所の正規化・緯度経度を付与を行ったら、グーグルマップ上に落としGoogle Maps Platformの機能を活用しルートの計画を行うという利用ができます。

運送業以外でも、住所情報を扱う、金融業・商業などすべての業種にてご活用・業務効率の向上を期待できます。

住所は顧客情報に紐づく住所情報はあらゆる場面にて非常に重要なものとなります。
住所をクレンジングできるサービスを導入することで、サービスやビジネスにおいて大きな効率の向上を期待できると考えられます。

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Google Maps Platform は、無償版では規約上利用できなった有料サイトや会員制サイト、イントラネット、独自アプリなどでも API を利用できる有償版のサービスです。
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