災害調査活動への取り組み
平成16年新潟県中越地震 2004年10月23日
平成16年新潟県中越地震 災害状況図 速報版(画像撮影10/24 作成10/25)
背景は弊社の地図データベース「PAREA-GeoNet」を使用しています。
凡例 | ||
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記号 | 判読項目 | 備考 |
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地すべり箇所 | これらの区分は、全体の傾斜、滑落崖の明瞭度や崩落土塊表面の特徴などによるもので、厳密なものではない。 |
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斜面崩壊箇所 | |
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地盤・盛土の顕著な破壊・変形箇所 | |
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崩落土砂の河道閉塞による湛水域 | |
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液状化による噴砂、陥没箇所 | 市街地における液状化地点を除く |
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道路構造物損壊箇所 | 崩落土砂によって確認できない箇所がある |
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道路斜面損壊箇所(切土、盛土) | |
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鉄道施設損壊箇所 | |
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砂防・治山施設の損壊 | |
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写真判読範囲 |
10月24日撮影の空中写真とイコノス衛星画像の判読により、地震動の強かった地域での斜面災害や、液状化の範囲などの分布を広い範囲で一覧できる災害状況図を作成しました。衛星や空からの調査では、広い範囲での状況が短時間に確認でき、時間経過とともに変化する災害の状況を的確に把握できます。 崖崩れや地すべりなどは、丘陵地の内部全体に多数発生していますが、山古志村の中心部の下村、上村から南平、東竹沢、塩谷にかけての、北北東~南南西方向にのびる範囲内では特に集中しているようです。また、丘陵地西部の長岡市内となる地域では、地すべりや崖崩れなどが比較的少ないことがわかります。これは岩石の種類や地層の褶曲の程度の違いを反映しているものと考えられます。 また、信濃川沿いの平地部では、軟弱な地盤の液状化による噴砂の痕跡が見られますが、これらの分布は河川からの比高がもっとも低い低地に集中しています。一部の地域では、噴砂のために地盤が変形し、埋没している旧田畑や河川の形状が浮き出して見える所もあります。 さらに、土砂がまだ完全に崩落していない斜面や、崩れた土砂によって流路が埋まったため、上流側が湛水している河川も多数認められ、今後の詳細な調査が必要です。 |
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