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不動産評価・相続税業務を革新する「PAREA-API 路線価データ」とは? 10年分の価格推移データでビジネスを加速

2025/10/31

製品情報

国税庁が公表する相続税路線価は、不動産評価や相続税計算に不可欠なデータです。しかし、そのデータを手作業で収集・分析し、自社システムに組み込むには多大な労力とコストがかかります。

本記事では、最新および過去10年分の相続税路線価データを、ご利用のシステムに直接組み込める国際航業の「PAREA-API 路線価データ」について、その特長と具体的な活用法を、B2Bの視点から詳しく解説します。

はじめに

皆様は、不動産の資産評価や相続税関連の業務において、正確かつ最新の路線価情報をどのように扱われていますか。特に、不動産サービスを提供する企業や、税理士法人、金融機関など、相続税評価を頻繁に行う企業にとって、路線価データの効率的な活用は重要な課題です。

国税庁から毎年7月に公表される相続税路線価は、土地評価の基準となる信頼性の高い指標ですが、「過去のデータも踏まえた価格推移を提示したい」「自社サービス上で路線価を可視化したい」といったニーズに標準で応えるのは容易ではありません。

このような課題を解決するのが、国際航業が提供する「PAREA-API 路線価データ」です。

「PAREA-API 路線価データ」で何ができるのか?

本APIは、全国の相続税路線価データを地図データおよび属性情報として提供するサービスです。自社システムやサービスにAPIを組み込むことで、以下のような豊富な情報を直接取得・活用できます。

・最新の路線価情報
毎年更新される最新の路線価(千円/m2)を取得できます。
・過去9か年分の価格推移
最新年に加え、過去9年分の路線価データを収録。これにより、最大10年間の価格トレンドをグラフなどで分かりやすく提示することが可能です。
・豊富な属性情報
路線価だけでなく、借地権割合や地区区分といった詳細な属性情報も同時に取得できます。
・地図上への展開
様々な地図上で路線価データを重ねて表示するための路線データを提供します。これにより、視覚的に分かりやすいサービス構築が実現します。

【活用シーン1】 不動産情報サイトや金融サービスの付加価値向上に

不動産関連情報提供サイトや、顧客の資産管理をサポートする金融機関のサービスにおいて、本APIは強力な武器となります。

例えば、物件情報のページに「路線価の10年間の推移グラフ」を自動表示させることで、ユーザーは物件の資産価値の変動を客観的なデータで把握できます。これは、競合サービスとの明確な差別化要因となり、顧客満足度の向上に直結します。

当社の「PAREA Static-API」(地図タイル画像)を活用すれば、自社サイトの地図上に路線価情報を重畳した画像を表示させることも可能です。

【活用シーン2】 税理士・会計事務所、金融機関の相続税評価業務の効率化

相続税の算出には、正確な路線価の把握が不可欠です。本APIを利用すれば、評価対象地の路線価や借地権割合をシステムから直接参照できるため、手作業による確認や入力ミスを防ぎ、業務の大幅な効率化と精度向上を実現します。

また、過去の路線価データも参照できるため、過去の相続事案の検証や、顧客へのコンサルティング時にも説得力のある資料としてご活用いただけます。

おわりに

「PAREA-API 路線価データ」は、不動産や相続に関わる多様なビジネスの可能性を広げる強力なツールです。データの活用で業務を効率化し、新たな顧客価値を創造しませんか。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

データ活用の基盤「PAREA-API」

「PAREA-API」は、Webサイトやシステムに様々な地図コンテンツを配信するWeb APIサービスであり、統計情報や施設情報などの静的コンテンツ「Static-API」と、災害発生状況などの動的コンテンツ「Dynamic-API」を提供します。
API形式としては、空間情報から属性情報をJSON/XML形式で取得できる「REST API」と、地図タイル画像を配信する「地図タイルAPI」の2種類が用意されています。
「PAREA-API」の導入メリットとしては、利用者が多くのコンテンツの中から必要なデータを選んで調達できる柔軟性が挙げられます。これにより、不要なデータの購入を避け、コスト効率の良いデータ活用が可能になります。また、データの更新・運用がシステムによって自動化されるため、利用側の管理工数を大幅に削減し、常に最新の情報を手間なく利用できる環境が提供されます。
「PAREA-API」の詳細については、以下の国際航業ウェブサイトでご確認いただけます。

次世代地図コンテンツAPIシリーズ PAREA-API Static & Dynamic