2021/10/28
製品情報
今回はMapboxが今年10月に新たにリリースした「Mapbox Search API」のパブリックベータについてご紹介いたします。本リリースにより、日本国内の場所を日本語(住所)で検索することができるようになりました。
機械学習を生かした独自日本語アルゴリズムで検索結果の精度を向上しています。また、株式会社ゼンリンの品質が高いジオデータを使用し、包括的な住所カバレッジと精密な緯度経度検索が可能です。
・フォワードジオコーディング:場所を住所で検索し、地理座標を返すことができます。(例:東京都江東区有明1−6−7)
・パーマネントフォワードジオコーディング:場所を住所で検索し、地理座標を返すことができます。位置情報を保存する必要があるユースケースに使用されます。
・リバースジオコーディング:一組の地理座標を検索し、該当する場所の地理的特徴を返すことができます。
例:139.58028,35.29556 → 逗子市, 神奈川県
・サジェスト機能:ユーザーが何を検索しようとしているのかを予測し、サジェストします。より早く目的の住所を検索する事が可能です。また、指定地点に近い結果が優先されるよう調整することも可能です。
Mapbox Search APIの詳細はこちらのドキュメンテーションをご覧ください。
Mapbox Search APIのパブリックベータでは場所を「住所」で検索する機能の提供となります。建物名、店舗名、公園などの「POI※」を使った検索は今後実装予定です。また、本パブリックベータは日本国内の場所に対する日本語のクエリのみを提供しております。今後は日本語での海外の検索も実装予定です。
※POI:「Point of Interest」 の略であり、地図上の特定のポイント(地点)のこと。
Mapbox Search APIの詳細はこちらのドキュメンテーションをご覧ください。
また、弊社「住所正規化コンバーター」を使い、インプットとなる住所情報をあらかじめクレンジング(正規化)しておくことで、より精緻な結果を得ることが可能です。北海道「●条●丁目」や京都府の「上る」「下る」など日本の特徴的な住所表記にも対応しております。こちらの製品についてもお気軽にお問い合わせください。
住所検索の登場によって益々使い勝手のよくなったMapbox。是非この機会にご活用をご検討いただければ幸いです。
この記事はマップボックス・ジャパン合同会社の許諾を得て同社のブログ記事(https://blog.mapbox.jp/n/n40ea27cf1a9a)を転載し、国際航業が加筆・修正をしています。
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