災害対応マニュアルの防災チャットボット化

市町村地域防災ブログでは、国際航業の市町村向け地域防災商品・サービスを紹介します。今回は、災害対応マニュアルの防災チャットボット化です。

チャットボットは、チャットとロボットの2つの単語を足し合わせた造語で、ユーザーが入力するテキストに対して、自動的に回答する会話型システムです。このチャットボットは、私たちの生活の様々な場面に浸透しつつあります。例えば不動産の物件探しに取り入れられたり、ユーザーからの質問対応に活用されたりしています。チャットボットの活用は、社会の様々な分野で進むＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）の一例といえます。今回は、防災ＤＸへの取り組みとして災害時職員初動マニュアルのチャットボット化を紹介します。

災害時職員初動マニュアルは、災害発生直後の3日間程度の行動をまとめたマニュアルです。自分が所属している組織における災害時の各状況、すなわち「自宅にいる時」、「自宅から参集場所に移る時」、「参集場所に移った後」等それぞれの状況における対応が記載されたマニュアルです。

紙の災害時職員初動マニュアルについて自治体の職員へヒアリングしたところ、次のような課題があることが分かりました。
〇日常的にマニュアルを携帯していない
〇他にも災害マニュアルが多くあり覚えるのが大変
〇人事異動により災害時に対応すべき項目が変わる
〇記載が多く、自分に関係する事項がどこかがわかりにくい
防災チャットボットを導入することによるこのような課題を解決できます。
日常的にマニュアルを携帯していない課題に対してはスマートフォンで手軽に見ることができます。また複数の災害対応マニュアルを1台のスマートフォンで管理できます。部署異動で対応が変わる・自分に関係する事項がわかりにくいという課題に対しては、災害時の対応をチャットボットがサポートしてくれます。

国際航業は、防災マニュアル、地域防災計画の策定や改定の豊富な実績があります。各種災害対応マニュアルの作成や修正対応、既存マニュアルのチャットボット化まで一連の対応ができます。
災害対応マニュアルの防災チャットボットで皆様の課題の解決をお手伝いします。