2019/03/06
導入実績
分野 | 空間情報 |
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プロジェクト名 | バングラデシュにおける全球測位衛星システム連続観測点高密化及び験潮所近代化計画 |
期間 | 2019年10月~2023年3月 |
実施スキーム | 無償資金協力 |
急激な発展を遂げつつあるバングラデシュにとって、土地管理は重要課題です。人口の集中する都市部では土地代の急騰が見られ、適切な都市計画に資する高精度で効率的な地籍測量の実現が望まれています。他方、地方都市や農村においても、小規模な道路、橋梁、灌漑等のインフラ開発が活発に行われており、測量の効率化が大きく期待されています。(写真:設置予定場所の視察)
このような状況において、本無償資金協力では、測位衛星から信号を受信し電子基準点管理システムにデータを送信する屋上設置型電子基準点システム、常設が困難な地域での臨時観測等に用いる可搬型電子基準点システム、これらの電子基準点から受信した観測データを受信・蓄積し、運用する電子基準点管理システム、海面の潮位変化を計測し潮位データを収集・処理・配信する験潮儀システムが供与されました。
当社は、JICA準備調査を実施後、本件に対して詳細設計、入札監理、技術指導等のコンサルティングサービスを提供しました。
この協力により、高精度で効率的な測量・地図作成、地理空間情報のデジタル化と高度活用のための基盤整備を通じたインフラ整備の効率化が期待されます。
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