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2025/05/28
コラム
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PFAS (PFOS・PFOA等)の最新動向と当社ホームページのリニューアルについて!
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平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
今月のメルマガでは、以下の2点についてお伝えします。
・PFAS(PFOS・PFOA等)の最新動向
・当社ホームページのPFAS (PFOS・PFOA等)関連情報をリニューアル
★PFAS(PFOS・PFOA等)の最新動向(水道法、環境基本法)
昨今、テレビや新聞などで、PFASに関連した番組や記事を見る機会が増え、メディアや一般の方々の関心も高まっています。本環境通信の読者の皆様も『PFAS(PFOS・PFOA等)』というキーワードを目にする機会が増えているのではないでしょうか?
さて、中央環境審議会は、令和7年5月8日、水道における水質基準等の見直しについて、以下の通り環境大臣に答申しました。
〇現行の水質管理目標設定項目であるPFOS及びPFOAを水質基準項目に見直し、目標値を合算値として50ng/L(0.00005mg/L)とすることが適当である。
〇施行時期は、令和8年4月1日とすることが適当である。
また、同日に水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについても、以下の通り答申しました。
〇現行の要監視項目であるPFOS及びPFOAの指針値(暫定)を「指針値」とし、その際の指針値を合算値として50ng/L(0.00005mg/L)とすることが適当である。
これらの2件の答申を受け、事実上、令和7年6月公布、令和8年4月施行となる見込みです。
※PFAS(PFOS・PFOA等)とは?
PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、10,000種類以上あるといわれています。水や油をはじき熱に強いという特性があり、1940年代から産業利用されており、焦げつきにくいフライパンや防水服、食品の包み紙、航空機やコンビナート火災等で使われる泡消火剤、半導体製造工程等、幅広く利用されています。
一方、PFOS・PFOAは難分解性で残留性が高いことから、POPs条約の対象となっており、国内でも化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律で厳しくその利用が規制されています。
■PFAS(ピーファス):有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称
■PFOS(ピーフォス):ペルフルオロオクタンスルホン酸
■PFOA(ピーフォア):ペルフルオロオクタン酸
★当社ホームページのPFAS(PFOS・PFOA等)関連情報をリニューアル
上記のように国による対応が加速しており、現時点では暫定の指針値や測定方法が示されていますが、国内外の動向をふまえ、今後は法規制等の動きにより、さらなる対応を求められることが想定されます。
〇PFOS・PFOAはこれまでの土壌汚染対策法の特定有害物質とは、土壌・地下水汚染のメカニズムが異なること、ng/L単位での評価が必要(コンタミネーション防止)となること等、物質の特性を踏まえた調査手法の検討が必要となります。
〇国際航業では、これまでの土壌汚染調査・対策の他に、PFOS・PFOAに関する数多くのコンサル・調査・対策実績も有しております。
〇汚染が確認された場合の原位置浄化対策についても技術開発・研究を行っており、 PFOS・PFOAを含む排水や地下水の処理に対する対応実績も豊富です。
〇PFOS・PFOAの物性や法規制の動向等を踏まえ、事業所の条件に応じた最適な対応をご提案します。
この度、当社ホームページのPFAS(PFOS・PFOA等)関連情報をリニューアルし、より分かりやすく、詳細な情報をご提供しています。以下にて是非ご覧ください。
これまでのPFOS・PFOAに関する数多くの実績に加え、調査から対策・リスクコミュニケーションまで一連のサービスを強化し、お客様の環境課題を解決するためのソリューションを提供してまいります。お気軽にご相談ください。
以上、担当は、法人営業部 第5営業グループ 衛藤正二でした。
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