English

MIRAIT ONE GROUP

気候変動政策ブログ・環境通信

環境通信 Vol.221 【TNFDの進め方、ウェビナーのご案内】

2024/01/30

コラム

【TNFDウェビナーのご案内2/27】 ~TNFD対応の進め方~IBATの解説も合わせて~

TNFD提言ver1.0が昨年9月に公表されてから早や4か月が経ち、先進的な企業では、自然資本関連開示に向けた取り組みが加速しています。

2024年1月中旬に開催された世界経済フォーラム年次総会、いわゆるダボス会議では、TNFD提言に基づく情報開示を行う意思を表明した早期採用企業〔TNFD Early Adopters(注)〕が発表されました。

世界全体で321社のうち、日本企業は81社を占めており、国としては最多の登録数となりました。TCFDの賛同企業数と同様に、日本企業の意識の高さを示しています(図表1)。

(注)TNFD提言に基づいた情報開示を行う意思を有し、その旨を2024年1月10までにTNFDのウェブサイトで登録を行った企業・団体

TNFD Early Adopter

(出所)TNFD Early Adopters 
(https://tnfd.global/engage/inaugural-tnfd-early-adopters/?sf_paged=2)

他方、TNFD対応にあたり、LEAPアプローチをどのように進めたら良いか、どのようなツールを使って自社の自然資本関連の依存と影響を評価・分析したら良いのかなどの課題に直面されている企業様も多いと思われます。

実際、TNFDのWebサイトに掲載されている「Tools Catalog」には、145の評価ツールが紹介されており(2024年1月18日時点・常時更新)、LEAPアプローチの各段階で利用が推奨されているツール数は図表2に示した通り膨大です。これを見ると、ツール数が非常に多く、何を使って評価したら良いのか分からないというのが率直なところだと思います。

LEAPアプローチの段階ごとのツール数

そこで当社は、2月27日(火)にTNFDウェビナー「TNFD対応の進め方~バードライフによる「IBAT」の解説と合わせて~」を開催致します。
その中で、代表的なツールの特徴や、それらのLEAPアプローチにおける活用方法についても触れる予定です。
また、生物多様性の代表的な評価ツールの一つであるIBATのアライアンスメンバーのバードライフにご登壇いただき、ツールの活用方法などをご紹介いただきます。
皆様どうぞ奮ってご参加ください。

◆ウェビナー概要
【開催日時】2024年2月27日(火)13:30~14:30
【タイトル】TNFD対応の進め方 ~バードライフによる「IBAT」の解説と合わせて~
【開催方法】web(zoomを利用予定)
【参加費用】無料
【申込方法】こちら の申込フォームから必要事項を入力の上、お申込み下さい。
【プログラム】(予定)
1.13:30~13:35:ご挨拶・TCFD対応を踏まえ、企業はTNFDにどう向き合うべきか
2.13:35~13:55:TNFDガイドラインver1.0の概要説明
3.13:55~14:10:「IBAT」のご紹介 ~バードライフ・インターナショナル東京  
4.14:10~14:20:企業のTNFD対応におけるご提案
5.14:20~14:30:質疑応答

以上、担当は防災環境事業部 気候変動戦略研究室 山本美紀子でした。