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エネがえる総合ブログ

[独自レポートVol.38]電気代高騰で4割の企業が「利益圧迫」。今注目される「オンサイトPPA」の導入意向調査 〜オンサイトPPAの内容理解度はわずか12.3%、情報提供と投資対効果の試算が導入の後押しに〜

2026/02/06

リサーチ

オンサイトPPA導入意向に関する企業調査

太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる(https://www.enegaeru.com/)」を提供する国際航業は、太陽光・蓄電池システムおよびオンサイトPPAを導入していない、事業用の建物・施設を自社で所有する企業の、エネルギー利用や設備投資の検討・意思決定に関わる経営者・役員および担当者 301名を対象に、オンサイトPPA導入意向に関する企業調査を実施しましたので、お知らせします。

※調査結果については、後述する条件を順守することでご利用いただくことができます。

調査サマリー

  • 経営者の76.1%が、2024-2025年にかけて電気料金の増加を実感
  • 初期費用ゼロの太陽光発電「オンサイトPPA」、認知度は45.5%も内容理解は12.3%にとどまる
  • PPA検討条件は「電気代削減の試算提示」が66.4%で最多 「初期費用ゼロ」56.3%、「故障時保証」53.8%が上位に

調査概要

調査名称:オンサイトPPA導入意向に関する調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2026年1月6日〜同年1月9日
有効回答:太陽光・蓄電池システムおよびオンサイトPPAを導入していない、事業用の建物・施設を自社で所有する企業の、エネルギー利用や設備投資の検討・意思決定に関わる経営者・役員および担当者 301名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪調査結果の利用条件≫
1 情報の出典として「エネがえる運営事務局調べ」を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.enegaeru.com/

2024年~2025年電気料金、約8割が「増えた」と実感

「Q1. 2024年~2025年にかけての電気料金について、どのように感じていますか。」(n=301)と質問したところ、「大きく増えた」が21.9%、「やや増えた」が54.2%という回答になりました。

Q1の回答結果

  • 大きく増えた:21.9%
  • やや増えた:54.2%
  • 変わらない:20.6%
  • わからない/答えられない:3.3%

電気代が経営に与える影響、「利益を圧迫している」が40.9%で最多

「Q2. 電気代が経営に与えている影響を教えてください。(複数回答)」(n=301)と質問したところ、「利益を圧迫している」が40.9%、「設備更新・メンテナンスを延期している」が18.6%という回答になりました。

Q2の回答結果

  • 利益を圧迫している:40.9%
  • 設備更新・メンテナンスを延期している:18.6%
  • 新規投資を抑制せざるを得ない:17.3%
  • その他:0.7%
  • ーエネルギー転換の為に高騰した
  • ーボーナスの減額
  • 経営にはあまり影響していない:34.9%
  • わからない/答えられない:7.3%

54.5%の経営者がオンサイトPPA※を、「今回初めて知った」事実

「Q3. 電気代の高騰を受けて、初期費用ゼロで太陽光発電を導入できる「オンサイトPPA」を採用する企業が増えています。このオンサイトPPAについて、あなたはどの程度ご存じですか。」(n=301)と質問したところ、「内容まで理解している」が12.3%、「名前だけは知っている」が33.2%という回答になりました。

Q3の回答結果

  • 内容まで理解している:12.3%
  • 名前だけは知っている:33.2%
  • 今回初めて知った:54.5%

 

※オンサイトPPA(電力販売契約):発電事業者が需要家の敷地や屋根に太陽光発電設備を無償設置し、発電した電気を供給する仕組み。設備の所有・維持管理は発電事業者が行うため、需要家は初期費用ゼロで再エネを導入できる。自給自足により再エネ賦課金や託送料金が不要なため、電気代削減と脱炭素を同時に実現できるサービスとして注目されている。

オンサイトPPAの内容を理解している回答者の67.6%が、「良い印象」と回答

「Q4. Q3で「内容まで理解している」と回答した方にお聞きします。オンサイトPPAに対して、どのような印象をお持ちですか。」(n=37)と質問したところ、「良い印象を持っている」が67.6%、「あまり良くない印象を持っている」が27.0%という回答になりました。

Q4の回答結果

  • 良い印象を持っている:67.6%
  • あまり良くない印象を持っている:27.0%
  • どちらともいえない:5.4%

オンサイトPPA、39.5%が「検討したい」と前向き

「Q5. オンサイトPPAの導入について、現時点のお考えに最も近いものを教えてください。」(n=301)と質問したところ、「前向きに検討したい」が5.3%、「条件次第で検討する」が34.2%という回答になりました。

Q5の回答結果

  • 前向きに検討したい:5.3%
  • 条件次第で検討する:34.2%
  • あまり検討したくない:17.6%
  • 全く検討しない:23.3%
  • わからない/答えられない:19.6%

オンサイトPPA導入を検討したい回答者の66.4%が、「電気代が一定割合以上削減できる試算が示されること」を検討条件にあげる

「Q6. Q5で「前向きに検討したい」「条件次第で検討する」と回答した方にお聞きします。オンサイトPPAを「検討してもよい」と思える条件を教えてください。(複数回答)」(n=119)と質問したところ、「電気代が一定割合以上削減できる試算が示されること」が66.4%、「初期費用がゼロであること」が56.3%、「故障時の保証・メンテナンスが十分であること」が53.8%という回答になりました。

Q6の回答結果

  • 電気代が一定割合以上削減できる試算が示されること:66.4%
  • 初期費用がゼロであること:56.3%
  • 故障時の保証・メンテナンスが十分であること:53.8%
  • 途中解約が可能であること:42.9%
  • 自社の施設に合わせた効果試算が提示されること:34.5%
  • 契約期間が短い(10年以下など)こと:27.7%
  • 同業他社や類似施設での導入実績が提示されること:23.5%
  • その他:2.7%
  • わからない/答えられない:1.0%

オンサイトPPA導入を検討しない理由、「費用対効果が分からないから」が35.0%で最多

「Q7. Q5で「あまり検討したくない」「全く検討しない」と回答した方にお聞きします。そのように思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=123)と質問したところ、「費用対効果が分からないから」が35.0%、「情報が少なく判断できないから」が29.3%、「仕組みやメリットをよく理解していないから」が22.8%という回答になりました。

Q7の回答結果

  • 費用対効果が分からないから:35.0%
  • 情報が少なく判断できないから:29.3%
  • 仕組みやメリットをよく理解していないから:22.8%
  • 途中解約ができない・しにくいから:20.3%
  • 設備が自社所有にならないから:17.9%
  • 発電量が天候に左右され不確実だから:16.3%
  • 契約期間が長すぎるから:13.8%
  • 故障や災害時の対応に不安があるから:12.2%
  • 契約内容が複雑で理解しにくいから:9.8%
  • 社内稟議が通りにくいと感じるから:7.3%
  • すでに他の電力調達方法を採用しているから:5.7%
  • その他:9.8%
  • ー太陽光発電はデメリットしかないと思っている
  • ーメリットがほとんどないから
  • ー電気使用量がそれほど多くないので影響が少ないと考える
  • ー借用物件
  • ー廃棄問題や環境問題に疑問を感じているので
  • ー社内に他人の資産を置きたくない
  • ー胡散臭い
  • ー電力が足りない
  • ー怪しい
  • ー設置スペースは全くないから
  • 特に理由はない:12.2%
  • わからない/答えられない:1.6%

オンサイトPPA導入検討者の不安、「発電量の不確実性」「途中解約の制限」が上位

「Q8. Q5で「前向きに検討したい」「条件次第で検討する」と回答した方にお聞きします。オンサイトPPAについて、不安を感じる点があれば教えてください。(複数回答)」(n=119)と質問したところ、「発電量の不確実性」が51.3%、「途中解約の制限」が50.4%、「故障・災害時の対応」が49.6%という回答になりました。

Q8の回答結果

  • 発電量の不確実性:51.3%
  • 途中解約の制限:50.4%
  • 故障・災害時の対応:49.6%
  • 契約内容の複雑さ:35.3%
  • 契約期間の長さ:29.4%
  • 設備の所有権が自社にないこと:29.4%
  • 情報が少なく判断しにくいこと:28.6%
  • 社内での合意形成が難しいこと:16.8%
  • その他:0.8%
  • 特に不安はない:1.7%
  • わからない/答えられない:0.0%

まとめ

今回は、太陽光・蓄電池システムおよびオンサイトPPAを導入していない、事業用の建物・施設を自社で所有する企業の、エネルギー利用や設備投資の検討・意思決定に関わる経営者・役員および担当者 301名を対象にオンサイトPPA導入意向に関する調査を実施しました。

まず、2024年~2025年にかけての電気料金について、「大きく増えた」(21.9%)と「やや増えた」(54.2%)を合わせると76.1%の企業が増加を実感していることが分かりました。経営への影響では「利益を圧迫している」が40.9%で最多となり、「設備更新・メンテナンスを延期している」(18.6%)、「新規投資を抑制せざるを得ない」(17.3%)と続きます。一方、初期費用ゼロで太陽光発電を導入できる「オンサイトPPA」については、「内容まで理解している」はわずか12.3%にとどまり、54.5%が「今回初めて知った」と回答しました。また、導入を「前向きに検討したい」「条件次第で検討する」と答えた層が求める条件は「電気代削減の試算提示」(66.4%)、「初期費用ゼロ」(56.3%)、「故障時の保証・メンテナンス」(53.8%)が上位となりました。

今回の調査では、多くの企業が電気代高騰による経営圧迫を感じながらも、有効な対策手段であるオンサイトPPAの認知が十分に進んでいない実態が明らかになりました。内容を理解している層の67.6%が好印象を持っている一方、検討に消極的な層の理由として「仕組みやメリットをよく理解していない」「情報が少なく判断できない」が上位に挙がっており、情報不足が導入検討の障壁となっている可能性があります。電気代削減という明確なニーズが存在する今、具体的な試算やメリットを分かりやすく伝える情報発信が、企業の意思決定を後押しする鍵となるのではないでしょうか。

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