2025/12/19
リサーチ
太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる(https://www.enegaeru.com/)」を提供する国際航業は、太陽光発電・蓄電池などエネルギー関連商材を扱う販売代理店・営業会社・施工会社に勤め、2025年に営業活動を行った方411名を対象に、エネルギー営業の2025年総括と2026年展望調査を実施しましたので、お知らせします。
※調査結果については、後述する条件を順守することでご利用いただくことができます。
調査名称:エネルギー営業の2025年総括と2026年展望調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年12月5日〜同年12月8日
有効回答:太陽光発電・蓄電池などエネルギー関連商材を扱う販売代理店・営業会社・施工会社に勤め、2025年に営業活動を行った方411名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪調査結果の利用条件≫
1 情報の出典として「エネがえる運営事務局調べ」を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.enegaeru.com/
「Q1. あなたは、2025年の太陽光発電・蓄電池市場全体の動きをどのように感じましたか。」(n=411)と質問したところ、「非常に活発だった」が29.7%、「やや活発だった」が50.3%という回答になりました。

「Q2. 2025年の太陽光発電・蓄電池市場に影響を与えたと感じる外部要因を教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「国・自治体の補助金制度や要件の変化(拡充・厳格化など)」が46.0%、「電気代やエネルギー価格の高騰(燃料費調整額含む)」が41.4%、「EV(電気自動車)やV2H機器の普及・注目度向上」が34.8%という回答になりました。

「Q3. あなたの2025年の営業活動(太陽光発電・蓄電池などエネルギー関連商材)を振り返った満足度を教えてください。」(n=411)と質問したところ、「非常に満足している」が21.4%、「やや満足している」が47.0%という回答になりました。

「Q4. Q3で「非常に満足している」「やや満足している」と回答した方にお聞きします。2025年の営業活動がうまくいったと感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=281)と質問したところ、「見積もり・シミュレーション作成から提案までのスピードを短縮できたから」が59.4%、「補助金や税制優遇の複雑な情報を分かりやすく解説できたから」が36.7%、「顧客ニーズに合致した提案を的確に実施できたから」が31.7%という回答になりました。

「Q5. Q3で「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答した方にお聞きします。2025年の営業活動で負担に感じた点や壁になった点を教えてください。(複数回答)」(n=122)と質問したところ、「競合他社との価格競争が激化し、失注が増えたこと」が39.3%、「補助金の最新情報の収集や、顧客への条件説明に苦慮したこと」が38.5%、「顧客の検討期間が長期化し、クロージングまで持ち込めなかったこと」が27.9%という回答になりました。

「Q6. 2025年を通じて、顧客(施主や企業)が商談時に重視するようになったと感じる点を教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「補助金や助成金を活用した実質負担額の低減」が44.5%、「投資回収年数(ROI)や経済メリットの算出根拠が正確であること」が38.9%、「毎月の電気代削減額が具体的にイメージできること」が33.1%という回答になりました。

「Q7. あなたが2025年の営業活動で主に利用したツールを教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「顧客管理(CRM/SFA)ツール」が47.4%、「補助金情報の検索ツール」が43.3%、「電気料金試算ツール」が38.9%という回答になりました。

「Q8. あなたが、営業プロセスの中で負担が大きいと感じる場面を教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=411)と質問したところ、「補助金制度の最新情報の調査および要件整理」が40.4%、「複雑な電気料金プランに基づく削減効果の試算・シミュレーション」が37.0%、「顧客の納得感を高める提案資料・プレゼン資料の作成」が30.4%という回答になりました。

「Q9. 2025年を通じて、今後の営業活動において特に重要だと感じた取り組みを教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「精度の高いシミュレーションや見積もりを即座に提示するスピード」が45.0%、「顧客の真の課題やニーズを深掘りするヒアリング能力」が41.1%、「エネルギー業界の最新動向や法改正の常時キャッチアップ」が30.2%という回答になりました。

「Q10. あなたは、2026年の太陽光発電・蓄電池市場の動向について、どのような見通しを持っていますか。」(n=411)と質問したところ、「大幅に好転する」が14.4%、「やや好転する」が45.7%という回答になりました。

「Q11. 2026年の営業活動において、あなたが「懸念(リスク)」と感じている要素を教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「国内政局の不安定化によるエネルギー政策・補助金予算の不透明感」が42.8%、「金利上昇による顧客のローン審査難化・購買意欲低下」が41.1%、「電気代や燃料費の再高騰による市場の混乱」が33.1%という回答になりました。

今回は、太陽光発電・蓄電池などエネルギー関連商材を扱う販売代理店・営業会社・施工会社に勤める営業パーソン411名を対象に、2025年の市場動向と営業実態に関する調査を実施しました。
まず、2025年の太陽光発電・蓄電池市場について、営業担当者の80.0%が「活発だった」と評価しており、市場に影響を与えた外部要因として、「国・自治体の補助金制度や要件の変化」が46.0%、「電気代やエネルギー価格の高騰」が41.4%で上位となりました。また、2025年の営業活動については、68.4%が「満足」と回答し、その理由として「見積もり・シミュレーション作成から提案までのスピードを短縮できたから」が59.4%で最多となりました。一方、満足していない層では「競合他社との価格競争が激化し、失注が増えたこと」が39.3%でした。さらに、顧客が商談時に重視するようになった点としては、「補助金や助成金を活用した実質負担額の低減」が44.5%、「投資回収年数や経済メリットの算出根拠が正確であること」が38.9%となっています。営業プロセスで負担が大きい場面は「補助金制度の最新情報の調査および要件整理」が40.4%、「複雑な電気料金プランに基づく削減効果の試算・シミュレーション」が37.0%という結果でした。最後に、2026年の市場見通しについては、60.1%が「好転する」と予測している一方、42.8%が「国内政局の不安定化によるエネルギー政策・補助金予算の不透明感」を懸念しています。
今回の調査では、市場拡大の中、価格競争からの脱却と業務効率化が営業成果を分ける重要な要素であることが明らかになりました。今後は、単なる価格の安さではなく、顧客を待たせないレスポンスの速さと、複雑化する補助金情報を正確に伝える提案力が、生き残る営業の条件として重要になってくるでしょう。

「エネがえる」のビジョンは”むずかしいエネルギー診断をかんたんにカエル”です。エネがえるは、住宅用から産業用まで太陽光パネル・蓄電システムやEV(電気自動車)・V2H(Vehicle to Home)販売に関わる営業担当者が、誰でもカンタンに需要家・施主向けの提案書を自動作成できる経済効果の試算ツールです。計算が難しい太陽光・蓄電システム、EV・V2Hの経済効果を誰でも専門知識なしにシミュレーションできるエネルギー診断特化型クラウドサービス(SaaS形式/API形式の2タイプ)として大手電力会社や有名太陽光・蓄電システムメーカー・国内TOPクラスの販売施工店まで全国700社以上に提供しています。
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