2024/04/17
リサーチ
太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる(https://www.enegaeru.com/)」を提供する国際航業は、蓄電池は投資回収が難しいと知りながら住宅用蓄電池を購入した104名を対象に、住宅用蓄電池購入のメリットに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。「蓄電池は元が取れないから買わない方がいい」(販売側の視点では売らない方がいい)という通説がありますが、調査結果では「蓄電池は元が取れないが、それでも購入メリットが明確にある」ということが示唆されました。
※調査結果については、後述する利用条件を順守することでご利用いただくことができます。
調査概要:住宅用蓄電池購入のメリットに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年3月18日〜同年3月19日
有効回答:投資回収が難しいと知りながら住宅用蓄電池を購入した104名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪調査結果の利用条件≫
1.情報の出典として「エネがえる運営事務局調べ」を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.enegaeru.com/
「Q1.あなたが、購入した住宅用蓄電池のメーカーを教えてください。」(n=104)と質問したところ、「パナソニック」が26.0%、「シャープ」が17.3%、「オムロン」が15.4%という回答になりました。
「Q2.あなたが購入した蓄電池の容量を教えてください。」」(n=104)と質問したところ、「5~10kWh」が43.3%、「10~15kWh」が32.7%、「15kwh 以上」が8.7%という回答になりました。
「Q3.あなたは、どちらで蓄電池を購入しましたか。」(n=104)と質問したところ、「大手住宅メーカー」が24.0%、「太陽光・蓄電池販売施工店(訪問販売以外)」が19.2%、「家電量販店」が18.3%という回答になりました。
「Q4.蓄電池の購入前に、投資回収期間の計算(蓄電池単体で元が取れるかどうか)はどれほど重視して行いましたか。」(n=104)と質問したところ、「かなり重視した」が22.1%、「やや重視した」が56.7%という回答になりました。
「Q5.投資の回収が難しいことを知りつつ、住宅用蓄電池を購入した理由を教えてください。(複数回答)」(n=104)と質問したところ、「太陽光と蓄電池のセットでさらに電気代が下がるため」が44.2%、「売電単価低下の対策のため」が40.4%、「停電時への備え(停電回避)のため」が38.5%という回答になりました。
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6. Q5で回答した以外に、投資の回収が難しいことを知りつつ、住宅用蓄電池を購入した理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=101)と質問したところ、「災害時のため」や「エネルギーが有効活用出来るから」など60の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
「Q7.あなたは、住宅用蓄電池を購入して良かったと感じますか。」(n=104)と質問したところ、「非常にそう感じる」が19.3%、「ややそう感じる」が66.3%という回答になりました。
今回は、投資回収が難しいと知りながら住宅用蓄電池を購入した104名を対象に、住宅用蓄電池購入のメリットに関する実態調査を実施しました。
まず、購入した住宅用蓄電池について詳しく聞いたところ、メーカーでは「パナソニック」(26.0%)、容量では「5~10kWh」(43.3%)、購入場所では「大手住宅メーカー」(24.0%)が最多となりました。また、78.8%が、蓄電池の購入前に「投資回収期間の計算」を重視しており、投資回収が難しいと知りつつ住宅用蓄電池を購入した理由としては、「太陽光と蓄電池のセットでさらに電気代が下がるため」(44.2%)、「売電単価低下の対策のため」(40.4%)が上位になった他、「CO2排出量の削減や環境への貢献ができるため」(37.5%)、「新しい製品・技術への好奇心・関心を満たすため」(23.1%)なども挙がっています。さらに、購入した住宅用蓄電池の満足度については、85.6%が「購入して良かった」と回答しました。
今回の調査では、経済的合理性に加え、環境配慮や新しい技術への関心が、住宅用蓄電池の購入動機に影響していることが明らかになりました。太陽光と蓄電池のセット利用による電気代の削減、環境への貢献、そして停電時の備えなど、経済効果以外の価値が購入者にとって重要な決定要因となっており、多様なニーズに応える蓄電池の可能性を示唆しています。蓄電池販売業界においては、消費者の多様なニーズに応えるためのアプローチや、長期的な経済効果を明確にすることが求められるのではないでしょうか。
「エネがえる」のビジョンは“むずかしいエネルギー診断をかんたんにカエル”です。エネがえるは、住宅用から産業用まで太陽光パネル・蓄電システム・EV(電気自動車)・V2H(Vehcle to Home)販売に関わる営業担当者が、誰でもカンタンに需要家・施主向けの提案書を自動作成できる経済効果の試算ツールです。計算が難しい太陽光・蓄電システム、またEV・V2Hの経済効果を誰でも専門知識なしにシミュレーションできるエネルギー診断特化型クラウドサービス(SaaS形式/API形式の2タイプ)として大手電力会社や有名太陽光・蓄電システムメーカー・国内TOPクラスの販売施工店まで全国700社以上に提供しています。
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