2026/10/20
事例
国際航業は、空間情報解析におけるAI活用の新たな取り組みとして、自然言語で操作できる衛星データ解析アプリ「KKC Satellite Analyst」を開発しました。
本アプリは、ユーザーの自然言語による指示に基づき、AIエージェントが最適なデータ選定・解析プロセスの策定からGIS(地理情報システム)の操作までを自律的に実行します。専門的なGISスキルを要さず、高度な空間情報解析とマップ出力を実現します。
なお10月27日・28日に幕張メッセで開催される「地方自治情報化推進フェア2026」において、本アプリのユースケースとして、クマの出没履歴や衛星データを活用した「クマ出没予測マップ」のデモをご紹介します。
本アプリは、当社の空間情報プラットフォーム「Geozén(ジオゼン)」上で稼働しています。Geozénは、AI機能の実装や空間データ連携を支援する機能群およびDevOps環境(システムの開発から運用までを効率化・迅速化する仕組み)を備え、高度な地理空間ソリューションの社会実装を支えます。
これまでは、空間情報の解析においてGISやデータ処理技術などの専門的な知識やスキルが必要でした。 そのため、限られた専門職員に業務が集中し、現場での迅速なデータ活用・施策の反映に時間がかかることが課題でした。
「KKC Satellite Analyst」は、空間情報解析におけるAI活用の可能性を示すユースケースの提案です。 主な特長は以下の通りです。
・AIエージェントによる解析プロセスの自律化
日本語での自然言語指示に基づき、AIエージェントがデータ選定・解析プロセスの策定からGIS操作までを自律実行し、マップを出力します。
・「クマ出没予測マップ」による実践的なデモ
過去の出没履歴データと衛星データを組み合わせて作成した「クマ出没予測マップ」を、「地方自治情報化推進フェア2026」で展示します。
・地理空間情報プラットフォーム「Geozén」による迅速な社会実装
AI機能の実装や空間データ連携を支援する機能群およびDevOps環境を備えた地理空間情報プラットフォーム「Geozén」上で稼働し、高度な地理空間ソリューションの立ち上げを支えます。

本アプリの活用により、空間情報の活用現場で次のような効果が期待されます。
【これまで】
GISなどの専門技術者のみが解析を担当し、データ整理からレポート作成までに数日〜数週間の作業時間を要していました。
【活用後】
専門知識を持たない職員や多様な職種の担当者でも、自然言語で指示するだけで、解析結果を得られるようになります。作業時間を大幅に削減して迅速な意思決定を支えるとともに、これまで衛星データや空間情報の活用が進んでいなかった業務領域への展開を推進します。

「KKC Satellite Analyst」は空間情報におけるAI活用ユースケースのご提案です。自然言語での操作を体験していただくことで、「自身のこの業務で衛星データや空間情報が使える」といった、現場での具体的な活用シーンの想起を目指しています。
今後は、当社のコンサルティングノウハウを組み込むRAG(検索拡張生成)技術等の実装を進め、2027年度中のサービス化を目指しています。あわせて、「Geozén」を基盤に、導入企業・団体の業務に合わせた独自のAI活用システムの構築も支援してまいります。
国際航業は「空間情報で未来に引き継ぐ世界をつくる」ミッションのもと、空間情報とAI技術の融合により社会のDX・GXを強力に推進し、持続可能なデータ駆動型社会の実現を目指します。

イベント名称:地方自治情報化推進フェア2026
開催期間 :2026年10月27日(火)・28日(水)9:30~17:30
開催場所 :幕張メッセ ホール1~3
ブース番号 :110
このページをシェア