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事業紹介

災害調査活動への取り組み

浅間山噴火 2004年9月

DMCで見る浅間山

DMCは、1億超画素の高精細画像が得られるだけでなく、通常のカラー画像(RGB)と同時に近赤外センサによって赤外カラー画像を取得することができます。赤外カラー画像は植生の分布や活性状況等の調査に威力を発揮します。またデジタル化により図化作業が省力化され、オルソフォトの作成、各種の画像解析を迅速・容易に行うことができます。この撮影は、弊社が日本で初めて導入した、最新の航空機搭載型デジタルカメラ(DMC)を使用したものです。

航空機レーザスキャナによる噴火前の火口

このページでは、DMCによる噴火直後の火口周辺の姿を、航空機レーザスキャナで計測した噴火前の詳細地形とともにご覧いただけます。

  • 航空機レーザ計測による浅間山山頂火口周辺の地形(2002年8月)
    (カラー陰影図:赤色は標高が高い~青色は標高が低い)
    この地形データは約2年前のものですが、火口底のすり鉢状の最深部は東よりにあり火口縁は西側が低くなっています。噴出口の位置と火口縁の形状は、噴石の飛ぶ方向に影響を与えていると考えられます。 9月1日噴火後の火口底の熱映像については、火山噴火予知連絡会の資料が公開されました。
    こちらを参照してください。 → http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0409/09a/asamayotiren.pdf
    (「写真1~4」の文字部分をクリックすると拡大画像が表示されます。) 航空機レーザ計測による浅間山山頂火口周辺の地形(2002年8月)(カラー陰影図:赤色は標高が高い~青色は標高が低い)
  • 写真1(RGB)DMCによる火口周辺のオルソフォト(RGBカラー画像)。撮影高度は約3200m

    (RGB)DMCによる火口周辺のオルソフォト(RGBカラー画像)。
    撮影高度は約3200m

  • 写真2DMCによるオルソフォト近赤外画像。植生の持つクロロフィルは、赤および青の光を吸収し、近赤外画像では明瞭な赤色を示す。

    DMCによるオルソフォト近赤外画像。
    植生の持つクロロフィルは、赤および青の光を吸収し、近赤外画像では明瞭な赤色を示す。

  • 写真3火口南東側の斜面に散乱する岩塊の拡大画像。斑状の暗色部はインパクトクレーターと思われ、その直径は5m程度のものが多いが、画面下部左には、内部に着地した噴石と思われる岩塊を伴う、直径約10mのクレーターが見える。周囲の白色の岩塊の中には、噴火前から存在したらしいものも少なくない。

    火口南東側の斜面に散乱する岩塊の拡大画像。
    斑状の暗色部はインパクトクレーターと思われ、その直径は5m程度のものが多いが、画面下部左には、内部に着地した噴石と思われる岩塊を伴う、直径約10mのクレーターが見える。周囲の白色の岩塊の中には、噴火前から存在したらしいものも少なくない。

  • 写真4写真4

    火口南側斜面の近赤外拡大画像。
    赤い斑状模様は草本・低木などの植生。明るい外縁を伴う斑点状の暗色部はインパクトクレーターと思われる。画像から計測できるクレーターは直径2~5m程度である.写真上部左側に、2箇所の比較的大きな暗色部が斜面下方に向かって伸びているのは、小崩壊が発生した痕跡と考えられるが、その原因は噴石の落下である可能性がある。画面右下の植生の周囲に見える不定形の暗色部はクレーターではないらしい。

  • 写真5写真5

    火口南西斜面の拡大画像(RGBカラー画像)
    黒いシミ状に見える場所(画像中の円内)は、高温の噴石によって周囲の植生が焼けた痕跡と考えられる。

  • 写真6写真6

    写真5と同範囲の近赤外画像。
    黒いシミ状に見える場所(画像中の円内)は、高温の噴石によって周囲の植生が焼けた痕跡と考えられる。
    赤の色調は、植生の種類および活性度の違いによって異なっている。

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