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事業紹介

災害調査活動への取り組み

有珠山噴火 2000年3月

有珠山は有史時代になって最初の噴火を1663年に起こしてから、これまでに7回の噴火を繰り返し、今回が8回目の噴火です。過去の噴火のたびにいくつかの溶岩ドームが形成されてきましたが、噴火は山麓で発生したこともあり、中には溶岩が地表に出ないまま固まったケースもあります。

今回の噴火もこれまでの有珠山の噴火の特徴を備えており、ほぼ予想された範囲のなかで噴火口が生じています。しかし江戸時代の3回の噴火では火砕流が発生し、山麓の集落に大きな被害をもたらしています。有珠山の南麓には道央自動車道、JR室蘭本線という北海道の大動脈が通過していて噴火が長期化した場合も経済的被害が大きくなります。交通量の多い観光地の道路や高速道路のすぐ近くで噴火口が生じているこの光景は、「火山の恵みと災害」とについて考えさせる印象深いものになると思います。

今回の最初の噴火は溶岩が地下から上昇する過程で山体に亀裂が生じ、ガス抜きが起こった状態であると考えられます。今後は地下の溶岩の移動にしたがって、さらに山麓又は山頂付近の新しい場所にいくつかの噴火口が生じるものと予想されます。(3月31日 23:30記)

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