2020/07/14
製品情報
あなたは、Mapbox(マップボックス)をご存知でしょうか。Mapboxとは、世界中で採用されている地図サービスです。近年、日本でも徐々に利用されるようになってきています。今回は、Mapboxの概要や、世界中で採用されている理由について紹介します。
Mapboxとは、アメリカ合衆国で2010年に設立した地図プラットフォーム提供会社です。設立以来、カスタムマップの分野で急速に拡大を続けています。2019年7月に日本市場に参入し、Yahoo!地図などに採用されています。2020年3月には、ソフトバンクと合同で日本での拠点、「Mapbox Japan JV」を設立しました。今後は日本でのサービス普及に力を入れていくと考えられています。
それでは、Mapboxの地図サービスにどのような機能があるのか、具体的に紹介します。
Mapboxの主たる機能は、その名の通りマップ(地図)の表示です。地図データは、OpenStreetMap(OSM)を採用しています。今後、見た目が美しいゼンリン社製の地図も公開予定です。
また、Mapboxにおける最大の特徴は、地図をカスタイマイズできることです。地図の色やフォントの変更はもちろん、独自の動的データ情報なども実装することができます。
Mapboxには、様々な機能がAPIにより実装可能です。検索機能もそのうちの1つです。検索窓を表示させることで、離れた場所のマップもすぐに調べられるようになります。
ナビゲーション機能も、APIにより実装可能となっています。複数地点のルート検索もできます。リアルタイムの交通情報に基づく正確な到達時間が表示され、経路誘導もカスタマイズできるため、とても便利です。
Mapbox Atlasは、Mapbox.comが提供するAPI、データ、Mapbox Studioすべてをオンプレミス方式で利用できる機能です。
ファイアウォール配下のネットワークや完全オフラインのローカルインフラ環境でも使用可能な、高速グローバルベクターマップソリューションの選択肢がMapbox Atlasです。
Mapboxは世界中の企業で採用されています。ここからは、なぜMapboxが世界中で選ばれるのか、その理由を紹介します。
「Mapboxで地図をカスタマイズしてみたいけど、難しそうだな」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
実は、Mapbox Studioというアプリケーションを利用することで、自分でコーティングを行う必要はなくなります。フォントや色の変更はもちろん、データの取り込みや描画ツールを利用したカスタムも可能となります。 コーディングの知識が浅くても、Mapboxは手軽に利用することができます。
Mapboxは、130以上のプロパイダから地形や建物、さらには気象情報にいたるまで様々なデータ提供を受けています。その中には独占的に入手しているデータも含まれています。 Mapboxはクオリティの高い地図情報の提供が可能です。
Mapboxの月間利用ユーザーは全世界で5億人を超えます。 そのため、それらのユーザーのGPS情報を基にした、以下のデータ提供を受けることが可能となります。
・境界データ
・交通量データ
・速度制限データ(現状欧米のみ)
・建物データ
日本でのユーザー数が増えていけば、さらにデータが更新されていくでしょう。
ドライブ中にナビゲーション機能を使いたい方におすすめなのが、Vision SDKです。車載カメラと連携させることで、AR機能を用いた車線レベルでのナビゲーションや、AIによる危険運転感知が可能になります。 また、スマートフォンのカメラとも連携できるので、特別な装置は必要ありません。従来のカーナビよりも分かりやすいナビゲーションシステムと、スピード違反などの危険運転感知を同時に行える人気のプラットフォームとなっています。
今回は、Mapboxについて紹介してきました。地図の色やフォントが変えられるだけでなく、多種多様なカスタマイズが可能となっています。全世界で採用されているMapboxは、2019年7月より日本に参入し、今も急速に拡大を続けています。
国際航業は、Mapboxサービスの正規販売代理店として、お客様のご利用用途に応じたプランをご案内いたします。詳しいサービス内容や料金については、WEBもしくはお電話からお問い合わせ下さい。
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