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気候変動政策ブログ・環境通信

環境通信 Vol.162 『天晴れ』で、食糧生産を空からサポート

2018/12/01

コラム

『天晴れ』で、食糧生産を空からサポート

営農支援サービスチーム 大島 香

今月は、当社が昨年10月よりサービス提供を開始しました営農支援サービス『天晴れ(あっぱれ)』について、ご紹介をさせて頂きます。

『天晴れ』のサービスの詳細や利用事例についてはこちらからご確認下さい。
『天晴れ』の詳細はこちらから

今、担い手の減少・高齢化が深刻な課題となっている農業分野に、「スマート農業」「アグリテック」等の新しい言葉が浸透しつつあります。農林水産省では “ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現、推進する新しい農業” と定義しており、これまでの農業のイメージをがらりと変えるものです。

この動きを後押しするように、先日最終回を迎えた話題のドラマ「下町ロケット」でも「スマート農業」が題材となっていました。準天頂衛星みちびきの運用や無人トラクターの開発による農業分野への貢献に合わせ、技術者・研究者が切磋琢磨するストーリーが描かれ、生産者のみならず一般消費者の方でもスマート農業への関心が高まったのではないでしょうか。

世間の注目を集めるスマート農業業界において、弊社では、クラウド型営農支援サービス『天晴れ(あっぱれ)』を昨年10月にリリース致しました。対象地域は日本全国。空からの目線で農作物の生育状況や収穫適期を、生産現場の方々が欲しい指標で可視化した診断レポートをお届けしています。
インターネット環境があればいつでも、初期投資不要でご利用頂ける点や、すべての所有圃場の状況を手元のタブレット等で把握出来る点などを評価頂き、既に多くの方々にご活用頂いております。

生産者の方々の生の声や活用事例について、次世代農業ライフ&ビジネス誌「AGRI JOURNAL」で取り上げて頂きました。
掲載された記事はこちらから

生産者から届いた声の一部をご紹介します。
「収穫期の農作業時間が半分以下になって家族との時間が取れるようになった」
「乾燥機燃料が前年比の2割~4割削減できた。」
「土地改良事業で合筆した圃場の地力回復に活用できた。」

スマート農業元年とも言われている2018年が終わろうとしていますが、2019年度からは農林水産省を先頭に「スマート農業加速化実証プロジェクト」が 全国で展開されます。弊社も各地でお声がけを頂いております。
スマート農業はまだ産声をあげたばかりですが、これらの技術が、生産現場が抱える課題を解決し、日本の農業の活性化につながることを私たちも期待しています。

『天晴れ』について詳細を知りたい場合やご質問がある場合は、各営業担当者までお気軽にご連絡下さい。
担当は、営農支援サービスチーム 大島 香でした。