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MIRAIT ONE GROUP

2026/01/30

お知らせ

国土交通データプラットフォーム実証調査に参画 ~災害初動期の情報共有をリモート化するプラットフォームを試行~

2026年1月30日

国際航業は、国土交通省が推進する「国土交通データプラットフォーム」の利活用促進に向けた実証調査に参画します。本実証調査では、当社がムーンショット型研究開発プロジェクトに参画して開発した「CAFE-3D」と呼ばれる災害初動期を想定した3Dバーチャル空間上で動作する情報共有プラットフォームを試験的に共用し、システムの利便性や有効性を災害対応関係者に実感していただくことを目指します。
なお、本実証調査は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマートインフラマネジメントシステムの構築」と連携して実施されます。

※「国土交通データプラットフォームの利活用促進に向けた実証調査の公募(第2期)募集結果」については、以下のURLよりご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001288.html

 

開発の背景:CAFEプロジェクトと災害調査の課題

大規模災害の発生直後(初動期)においては、迅速な被害状況の把握が不可欠ですが、人手による現地調査には二次災害のリスクや人員確保の課題があります。また、収集された現地の状況は、数多くの災害関係者間で迅速に共有することが求められます。これまでの災害では、現地での作業は主に有人で行われ、収集された情報も対面の会議で共有されることがほとんどでした。国際航業は、ムーンショット型研究開発事業の支援を受け、災害初動期の作業の無人化(遠隔化)や情報共有プロセスの一部のリモート化を通じて、災害対応に必要な意思決定の迅速化および質的向上と省力化の両立を可能とする技術開発に取り組んできました。

本実証調査で公開するCAFE-3Dのコンセプトは以下の図に示すとおりです。バーチャル空間上に現地情報(写真・計測データなど)を配置し、災害現場の状況を俯瞰的かつ直感的に把握できるよう工夫しています。

CAFE-3Dコンセプト図

CAFE-3Dコンセプト図

※CAFEプロジェクト概要:https://moonshot-cafe-project.org/

 

「CAFE-3D」の技術的特徴と実証内容

本システムは、災害初動期の各種調査データを、3次元表示のバーチャル空間に格納・表示し、複数の災害関係者がリモート環境で情報を共有できるよう設計されたプラットフォームです。現在は、ムーンショット型研究開発事業において研究対象としてきた土砂災害(河道閉塞と呼ばれる災害)での利用を想定し、機能や表示方法の調整を行っています。
また、本実証事業では、プラットフォームをご覧いただくだけでなく、実際に現地写真などのデータを登録することで、リモート環境における情報共有の利便性を体験していただくことを想定しています。プラットフォームの詳細は、以下のURLからご覧ください。

▼「河道閉塞発災後の対応初動期を想定した3次元データプラットフォームの検討」AI・データサイエンス論文集6巻(2025)1号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsceiii/6/1/6_395/_article/-char/ja/

 

今後のスケジュール

2026年2月:実証調査開始(準備中)
2027年2月末:成果とりまとめ・公表(意見交換会や発表会の開催を予定)
※成果は進捗に応じて、順次「国土交通データプラットフォーム」上で公開される予定です。

 

技術的支援および共同研究

本システムの開発は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ムーンショット型研究開発事業」(グラント番号:JPMJMS2032)の支援を受けました。また、本実証調査は東京大学大学院新領域創成科学研究科(本田利器教授)が責任者を務めるSIP第3期課題と密接に連携して実施されています。

〈本件に関連するリリース〉
土砂災害のリスクを画像1枚からAIが解説 ~マルチモーダルAIにより迅速かつ安全な災害対応を可能に~(2025年6月17日付)
https://www.kkc.co.jp/news/release/2025/06/17_30237/

 

本件に関するお問い合わせ先

国際航業株式会社 コーポレート統括本部 組織運営企画部 広報グループ
E-mail:info-kkc@kk-grp.jp