カテゴリ別 最新ニュース
2024-11-28
リリース
王子グループ子会社CENIBRA社の社有林25.4万haを対象とした森林変化の衛星データ分析を実施 ~持続可能な森林管理の取り組みを支援~
2024-10-29
イベント/セミナー
2024-06-24
経営/財務
2019/02/18
コラム
今回は、Google Maps Platformを医療機関の経営に活かすために有用な3つの機能を紹介します。
Google Maps Platformのベーシックな機能が「Maps」であり、ブラウザ上のマップに病院やクリニックの位置情報を正確に埋め込むことが可能となりました。マップの対応エリアは広域で、地上のおよそ99%をカバーしているとされています。
マップは多数のデータソースから1日あたり2,000万件以上の位置情報を更新しており、正確な位置情報をリアルタイムに取得できます。土地区画整理が行われて実際の環境とマップで表示される位置情報に差異が発生し、そのまま長期間放置される心配もありません。
マップで表示される画像やマーカーなどはカスタマイズできるため、自分の病院やクリニックを目立たせることもできます。全方位カバーのストリートビュー機能も備えられているため、患者は病院の外観や周辺環境も閲覧可能です。
「Routes」機能を使えば病院やクリニックまでの最適なルートを患者に提示できます。リアルタイムな交通状況をもとに任意の場所から目的地まで最も早く到着する経路を表示するため、よりスムーズな来院がサポートできるでしょう。
同機能は車や徒歩といった移動手段ごとに最適な経路を患者に提示できます。渋滞などの交通状況を加味した上で最適な経路を算出するため、患者が車で来院するとき渋滞に巻き込まれてしまい症状が重篤化してしまうなどのリスクを低減することが可能です。
患者が最も効率的な経路で病院やクリニックへ来院できると同時に、医療機関側が正確な到着時刻を把握できることもメリットです。医療機関側は、患者から知らされた到着時刻を参考に診察の準備、あるいは他の患者の治療などができるため、時間を無駄にせず効率的に業務を進めることができるでしょう。
「Places」機能では病院やクリニックの詳細情報を表示可能であり、患者は診療科や診療時間を筆頭とする重要な情報を一目で確認できます。さらに評価や口コミ機能もあるため、サービス向上を図る際の参考材料や広告としても活用可能です。
同機能を利用して自分の病院やクリニックの詳細情報を追加すると、患者は来院する際に希望する診療科があるかどうかをすぐに確認できます。また患者が任意のエリアを入力すると検索候補が表示されるため、地域の年齢層や需要次第では一定の商圏を確立できるかもしれません。
Google Maps Platformに備えられた多様なAPI機能を活用することで、病院やクリニックなど実店舗型の医療機関における経営効率の向上が見込めます。
同サービスは病院やクリニックの正確な場所、診療科や診療時間などの情報もブラウザで迅速に提示できるため、医療機関に限らず患者にとっても有益なソリューションです。
このページをシェア