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MIRAIT ONE GROUP

Google Maps Platform ブログ

子供や高齢者など、見守っていたい相手の居場所をGoogle Map上に表示。 ストリートビューで「どんなところ」かもすぐわかる。

2016/09/27

導入実績

スポーツや教育、子育てに関わる事業者様と、最先端技術を結びつけて社会に貢献する事業を展開されている株式会社DG Life Design様。子供や高齢者などの居場所をでかんたんに確認できる位置情報検索サービス「キンセイ」を展開されています。「Google Maps API for Work」を活用することで、「どこにいるか」という情報をGoogle Map上にわかりやすくスポットしています。

概要

お話を伺った方

株式会社DG Life Design様
新規事業推進室 セクションリーダー 秋山 太志朗氏

新規導入の効果

導入後

“誰もが使っているGoogle Mapだから、見やすさと使いやすさが違う。”

・子供や高齢者などの見守っていたい人が「どこにいる」のか。瞬間的に理解するには慣れ親しんだ地図であることが不可欠。
・平面の地図はもちろん、ストリートビューで見ることができるため、「どんなところ」なのかが一目瞭然。

「Google Maps for Work」を活用しているキンセイ見守り位置検索サービスについて簡単に教えてください。

位置情報検索サービス「キンセイ」は、ビーコン信号を発信する「キンセイ端末」と、その信号を受信できる「キンセイアプリ」をインストールしたスマートフォンによって、位置情報を把握・確認するサービス。キンセイ端末を所持した子どもや高齢者などが、キンセイアプリをインストールしたスマートフォンを持った「サポーター」の近くを通ると、保護者などが持つスマートフォンへ位置情報が通知されるというシンプルなシステムです。同時に受信機器(定点レシーバー)設置も逐次進めていますので、位置情報をキャッチできるセンサーネットワークが日々拡大しています。

このシステムはGPSを使っていないため、サービスを利用される方とサポーターとしてご協力いただける方の双方の負担を小さく抑えることが可能になっています。キンセイ端末は消費電力が極めて少なく、ボタン電池で稼働するため電源のON/OFFや充電が不要ですし、サポーターの方々にもほんのわずかな電力とパケットのご負担だけでご協力いただくことが可能です。一方でGPSでは不可能な屋内でも位置情報をキャッチできますので、例えば商業ビルのフロアごとに受信機器を設置すれば「いま何階にいる」ということもわかるようになるメリットがあるシステムです。

「Google Maps API for Work」を導入いただいた経緯をお聞かせください。

位置情報の把握・確認には、地図情報が不可欠です。さらにそれは誰が見てもすぐに分かるものでなければなりません。そこで、多くの方が日常的に使っているGoogle Mapを導入させていただきました。
当社はもともとWeb制作会社の自社サービス部門が分社化した会社なので、Google MapはWebサイトの製作などで使い慣れていたことがまずひとつ。そしてもうひとつは私を含め、社内スタッフも公私ともに地図検索を行うときには自然にGoogle Mapを使っていたということですね。日々慣れ親しんでいましたし、その意味ではある種必然と言って良いかもしれません。
ところで会社に決裁を仰ぐにあたって、なぜGoogle Maps API Plemium Planでなければならないかという説明が必要になります。国際航業さんへお願いすることになったのは、そのあたりのフォローの力も大きかったですね。国際航業さんはどのような質問にもほぼ即答で答えていただけましたし、ライセンスの規約や仕組みに対する説明も丁寧でとてもわかりやすかった。これならば今後の展開の中で契約条件などを変更する必要が出てきた場合も安心だろうということで、キンセイ端末に対するアセットライセンス契約を結ばせていただいて、2016年3月にサービスをリリースしました。

プレミアパートナーである国際航業だからできる。

当社はGoogleの正規代理店として貴社とGoogleの間に入り、Googleに代わってサポートを行います。
サービス導入後の不具合へのサポートやご質問への回答などはもちろんすべて日本語で対応。
契約も、契約後のサポートもスムーズです。

「Google Maps API for Work」の導入はどのような効果を生みましたか。

「どこにいるか」を地図上で確認できるだけでなく、ストリートビューで見られるのがとても便利だと感じています。

あらかじめペアリングしてあるキンセイ端末の居場所検索や通知機能を利用できるキンセイアプリを開くと、Google Map上に最新の「どこにいるか」情報が常に表示されます。そこが知っている場所であればいいのですが、一度も行ったことがないような場所の場合は「どういうところなのか」が気になります。そんなときに「周辺画像を見て確認できる」ストリートビューがとても役に立つわけです。今はスマホからでもストリートビューを見ることができますからね。これはまさにGoogle Mapならではのメリットだと思います。
ちなみに位置情報検索サービス「キンセイ」は過去100件までの「どこにいたか」情報を履歴として持っていて、20件ずつ遡って「どのあたりを移動していたのか」を表示できるようになっています。時間も表示されますので「いつどこにいて」「そのあとどこへ行った」という移動履歴もGoogle Map上でかんたんに確認することが可能です。

今後の展開予定についてお聞かせください。

さらなるサービスのエリア拡充と、サポーターの増加に注力していきます。

位置情報検索サービス「キンセイ」はまだ始まったばかり。ポテンシャルの高いサービスではありますが、位置情報の精度を上げて「あんしん」のレベルを高めていくためには地域ぐるみ・社会ぐるみのサポートを含め、ひとりでも多くの方の協力が不可欠です。既に学校法人や自治体などのエリア単位でのご検討が進んでいますが、その取り組みのひとつとして、JR西日本様との協業が始まっています。JR西日本管内の駅などを中心に受信機器(定点レシーバー)設置を行い、その近くを通ると位置情報が保護者などへ送られる見守りサービス「sobani」です。
今後は自治体に強い国際航業さんにもご協力を仰ぎながら、重要なエリアへの受信機器設置を進めて行きたいと思います。そして、スマートフォンにキンセイアプリをインストールしていただけるサポーターがひとりでも増えるよう、さまざまなチャネルを通じて告知をしていきたいですね。

株式会社DG Life Design様
スポーツ、教育・子育てに関わる事業者様と最先端技術を結びつける事業を展開。

Google Maps Platform
Google Maps Platform は、無償版では規約上利用できなった有料サイトや会員制サイト、イントラネット、独自アプリなどでも API を利用できる有償版のサービスです。
当社は Google の正規代理店として貴社と Google の間に入り、Google に変わってサポートを行います。データの調達、更新、配信するサーバー等は一切必要ありません。