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気候変動政策ブログ・環境通信

環境通信 Vol.146 まだ間に合う生物多様性調査のススメ

2017/08/01

コラム

まだ間に合う生物多様性調査のススメ

技術サービス本部 環境保全部 環境グループ 鶴間亮一

今月は、生物多様性調査の近況報告と、今からでもまだ間に合う冬季調査のススメについてです。

最近は特定外来生物であるヒアリが世間を騒がせています。皆様におかれましても事業所にヒアリやその他外来種が生息していないか等、気にされている方も多いのではないでしょうか?

当社では、長年にわたり自治体の要請による特定外来種等の生物調査をおこなってまいりました。
現在はその実績を活かし、民間企業様の生物多様性に関する調査の支援も実施し、 ここ数年ではISO14001の改訂やESG投資、国連のSDGs等への対応もあり、お問い合わせいただく件数も増加傾向にあります。

今年度も、民間企業様の敷地やその周辺で春季~夏季に植物や鳥類、昆虫類、魚類等を対象とした調査を行い、絶滅危惧種(ハヤブサなど)や特定外来生物(アライグマ など)も確認することができました。

また当社では、生物調査の結果をご報告させて頂くだけでなく、絶滅危惧種についてはその保護・保全の必要性や方法を、特定外来生物については駆除の必要性や対策をご提案させて頂いております。
さらに今後の企業として取り組むべき生物多様性への対応方法や、従業員の皆様への理解、認知度の向上、近隣住民の方々とのコミュニケーション手法についてもご提案を致しております。

生物多様性の調査は春から秋がメインと思われがちですが、実は冬季にも実施をしております。
例えば、鳥類の場合、夏季には繁殖を行う種等がみられますが、冬季には越冬するために日本へ渡ってきた種がみられる等、季節によって全く異なる種が確認されます。

取り組みのご紹介はこちらから①
取り組みのご紹介はこちらから②

今期、生物多様性への対応を課題と認識されているご担当者様、また冬季や来期以降 の生物多様性調査について検討されたい方は是非、営業担当までご相談頂ければと思います。

担当は、技術サービス本部 環境保全部 環境グループ 鶴間亮一でした。