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気候変動政策ブログ・環境通信

環境通信 Vol.132 Monthly Report

2016/06/01

コラム

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●PCB廃棄物(蛍光灯安定器)の処分は進んでいますか?

■昨年9月に配信した本メルマガVol.123において、当社がPCB廃棄物の適正処分に向けておこなっている「蛍光灯安定器の精査業務」についてご紹介しました。今号ではその後の法規制や各都府県の動きについてお伝えいたします。

■PCB特措法改正に向けた動向
今年3月にPCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特措法)の一部を改正する案が閣議決定されました。概要は以下の通りです。
① PCB特措法に基づく届出が提出されていない高濃度PCB廃棄物について、行政機関の立入検査の権限を強化
② 使用中のPCB製品についても計画的処理完了期限より前の廃棄を義務付け
③ 義務違反に対しては改善命令、命令違反には罰則を科す
■義務違反に対しては改善命令、命令違反には罰則を科す
中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)での処理が必要な高濃度PCB廃棄物については、都道府県別に設定された期間内に搬入荷姿登録を完了すると、JESCOが処分費用の3%を割り引く「特別登録・調整協力制度」があります。
大きなコスト負担がかかる中の3%割引ですので、是非利用したい制度かと思います。以下にいくつかの道府県の割引適用期間を記します。

東京都 平成28年4月~9月
埼玉県 平成28年4月~9月
静岡県 平成28年7月~12月
愛知県 平成28年7月~12月
大阪府 平成28年10月~平成29年3月
京都府 平成29年4月~9月
千葉県 平成29年4月~9月
神奈川県 平成29年7月~12月
東京都や埼玉県の割引期間は9月に迫っておりますが、今からの対応でもまだ間に合います。また、お手伝いが必要であれば是非ご相談ください。
上記以外でも割引適用期間を設定している自治体はありますので、お気軽にご連絡ください。
本情報に関する、より詳細な記事を当社HPに掲載予定です。是非、こちらもご確認ください。
http://biz.kkc.co.jp/kankyo/

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。