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事例紹介

海外開発コンサルティング

都市開発(文化財保存)

スリランカ

  • 展示ケースの維持管理に関する指導
  • 博物館に訪れた子供たち
プロジェクト名: シーギリヤにおける地域主導型観光振興プロジェクト
期     間: 2008年8月~2010年12月
実施スキーム : 技術協力プロジェクト

スリランカ国中部に位置するシーギリヤは、アヌラダプラ・キャンディ・ポロンナルワの三つの世界文化遺産都市を結んだ遺跡文化観光地域「文化三角地帯」の中心にある重要な考古学遺跡です。観光セクターが重要な外貨獲得産業となっているスリランカに対し、その観光振興政策を支援しようと、日本政府はシーギリヤ地域を中心にさまざまな観光振興プログラムを実施してきました。

本技術協力プロジェクトはその一環として、シーギリヤ博物館をシーギリヤの新たな集客施設とするために必要な技術協力を行うもので、プロジェクト目標と期待されている成果は以下の通りです。

プロジェクト目標
シーギリヤにおける博物館活動と観光活動が関連性を持って強化される。
成果1
シーギリヤ博物館の機能(博物館運営計画策定、館員運営能力向上、館内設備・展示物の準備等)が確立される。
成果2
博物館内に設置される観光情報センターにて観光客にシーギリヤを含むダンブッラ地区の観光情報が提供される。
成果3
シーギリヤを含むダンブッラ地区の観光振興・マーケティング計画が完成し、当地域の観光振興策実施のための計画として関係機関等において認識される。

当社は無償資金協力「シーギリア博物館展示機材整備計画」への参画により蓄積した知見を活かし、本プロジェクトの実施機関である中央文化基金およびスリランカ観光振興局を支援しました。活動に関する情報はこちら でご紹介しています。

ラオス

  • 試掘調査
プロジェクト名: ビエンチャン首都圏道路整備計画埋蔵文化財支援予備調査2
期     間: 2004年5月~2004年11月
実施スキーム : 無償資金協力予備調査

2004年11月のアセアン会議で来訪する各国首脳に、快適な旅を提供することを目標にラオス政府は、首都ビエンチャンの空港から中心市街地までの道路の改良事業を日本に要請しました。ところが、基本設計の途中で埋蔵文化財の包蔵が危惧されたために、この予備調査が急遽実施されることとなりました。肝心なアセアン首脳会議は無事終わりましたが、道路改良事業は2007年以降までかかる予定です。

この調査で国際航業はまず、全線6kmを地下探査機で概査するとともに、沿道寺院の移築履歴調査や既往文献調査を併用して32箇所の埋蔵文化財試掘候補地を選定しました。交通規制や雨水の処理に配慮しながら、日本側からは考古学の日本人専門家4名と当社2名、ラオス政府側からは情報文化省の職員が参加して、共同で試掘調査が実施されました。

出土した遺物の総数は予想をはるかに超える13,779点で、分析期間を延長して全ての遺物の起源や名称を明らかにしました。遺物の多くはランサン王朝のものですが、旧石器、新石器及びモン・クメール文化の遺物も検出されています。

この結果をもとに、道路改良工事は大規模な掘削をなるべく行わないような設計となりました。また発掘調査は道路改良工事と同時進行で行われる計画ですが、文化財保護の観点から工事区間を重要度に応じてランク付けし、調査期間と調査費用を算出しました。

中国

  • 景観を保全するために半地下方式で建設した資料館
  • 唐時代の窯跡を保存するための覆屋
  • 資料館内部の文化財展示施設[大明宮]
プロジェクト名: 大明宮含元殿遺跡保存環境整備計画
期     間: 2002年3月~2003年11月
実施スキーム : JICA(基本設計調査)、無償資金協力

西安市の北に位置する大明宮含元殿は、紀元662年(唐時代)に造営が開始されて以来、宮中の様々な式典に使われた歴史的な建物です。また、日本の遣唐使が皇帝に拝謁した宮殿でもあり、日中交流とも非常に深い歴史的つながりがあります。しかし9世紀に破壊されてしまい今では基壇を残すのみとなっており、1995年から日本のユネスコ信託基金により保存・修復・復元作業が行われています。本件ではこれに連携して、風化の進んだ窯(かま)址(あと)遺構の保存のための覆屋や、場内で収集された遺物を展示する施設を計画し、建設のための入札支援及び施工管理を行いました。また遺跡・遺物の展示や研究、管理に必要な機材を選定し、調達しました。

ラオス

  • 供与機材による文化財修復作業の現地職員研修
  • 供与機材による遺跡調査研修
  • 展示施設を有する文化財資料館[ワットプー]
プロジェクト名: ワットプー遺跡保存計画
期     間: 2001年5月~2003年3月
実施スキーム : JICA(基本設計調査)、無償資金協力

ラオス人民民主共和国は近年、豊かな自然環境と文化遺産を活かし、観光産業を推進しています。チャンパサク県にあるワットプー遺跡は、5~12世紀にクメール人が建設したもので、クメール文化を伝承するラオスの代表的遺跡の一つです。ワットプーの遺跡・遺物の保護及び修復を支援するため、本件では排水施設や保管庫、塀を設計し、それらの建設の入札支援および施工管理業務を行いました。またラオス国の実施機関のキャパシティに照らして最適な修復用機材を選定・調達し、それらを活用するために必要な技術の指導にもあたりました。