トップページ事業紹介気候変動対策気候変動ブログ環境通信(アーカイブ)

事業紹介

環境通信(アーカイブ)

2017年

2017年7月

Vol.145

【高濃度PCB廃棄物の特別登録受付期間】

技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二

今月は、本メルマガでも何度か取り上げておりますPCB廃棄物がテーマです。

以前は、電気機器から取外してドラム缶等で保管中の安定器に関する精査や届出支援等のご相談が多かったのですが、最近は使用中など取外し前の蛍光灯に関するご相談が続いております。

6月末に神奈川県内のお客様から「使用中の建物(工場)」の照明器具を対象とした、PCB調査のご相談がありました。
お客様によりますと、「使用中の建物(工場)」の中で、照明器具の改修(取替等)工事を行った大部分はPCB含有の有無が明らかになっており、今後のPCB廃棄物の新規発生はないと考えている。一方で、その他の部分については、誰がどこまで照明器具の改修工事を行ったかが不明であり、まだ高濃度PCB廃棄物と判断されうる照明器具が残っている可能性が高いとのことでした。

また、高濃度PCB廃棄物が新規発生した場合には、神奈川県の「特別登録受付期間」を活用して、JESCO搬入荷姿登録を行うことを計画しているとのことでした。
この「特別登録受付期間」とは以下のことを指します。

※「特別登録受付期間」:
各都道府県で設定された6ヶ月の受付期間内にJESCOで安定器等・汚染物に関する情報提供および搬入時期の調整に協力した場合、登録された高濃度PCB廃棄物の処理料金が3%割引となるものである。

以下に、今年度受付期間の早い都道府県を順に記載しました。なお、千葉県と神奈川県については、高濃度PCB廃棄物であるトランス・コンデンサ等の機器等登録も対象となります。
該当する都道府県で、PCB廃棄物を保管中のご担当者の方には、是非ご活用頂きたい制度です。
  • 千葉県  平成29年4月~ 9月にJESCO搬入荷姿登録、機器等登録を完了。
  • 京都府  平成29年4月~ 9月にJESCO搬入荷姿登録を完了。
  • 神奈川県 平成29年7月~12月にJESCO搬入荷姿登録、機器等登録を完了。
  • 滋賀県  平成29年7月~12月にJESCO搬入荷姿登録を完了。
  • 兵庫県  平成29年7月~12月にJESCO搬入荷姿登録を完了。

この搬入荷姿登録に必要なことは、PCB廃棄物の判別作業、指定容器への入替え、数量・重量の把握、写真撮影、申込書作成等となります。

▽より詳細な情報はこちらから▽
特に、千葉県と京都府については、受付期間の終了まで残り約3ヶ月となっておりますので、これまでに対応をまだなされていない事業者の方は、当社の営業担当者までご相談下さい。

担当は、技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

2017年6月

Vol.144

いよいよ、水俣条約が発効へ!

技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二

平成29年5月18日付けで、「水銀に関する水俣条約」の締結国数が50か国に達し、条約の発効要件が満たされたため、本条約は本年8月16日に発効することになりました。

水俣条約は、水銀の人為的な排出及び放出から人の健康及び環境を保護することを目的とし、水銀の採掘、輸出入、使用、環境への排出・放出、廃棄等、そのライフサイクル全般にわたる包括的な管理を求めるものです。
我が国では昭和30年代に工場から排出された水銀を原因とする水俣病問題で深刻な健康被害と自然環境の破壊の経験を教訓に水銀対策に取組んできており、我が国の水銀使用量は大きく減少してきましたが、世界規模で見ると、今でも水銀の排出は続いています。

俣病の教訓を踏まえて世界の水銀対策を主導してきた日本では、水俣条約で求められている水準以上の措置が予定されており、水俣条約の発効を受けて国内法である「水銀による環境の汚染の防止に関する法律(水銀汚染防止法)」が、一部を除き本年8月16日に施行されます。 当社の業務で携わることが多い工場内の「蛍光灯」と「水銀灯」などへの影響については、以前から一般社団法人日本照明工業会で紹介されていましたのでリンク先をご紹介します。
今後は、今年度からガイドライン改定の検討会を開催し、3ヵ年かけて段階的に改定が行われる予定となっています。

「水銀に関する水俣条約」の国内担保法による国内市販ランプへの影響について↓
https://biz-kkc.lmsg.jp/p/sdIuk

この中で、「一般照明用の高圧水銀ランプ」は、水銀含有量に関係なく、平成32年 12月31日以降、製造・輸出入が禁止となるため、メタルハライドランプ、高圧ナト リウムランプ、LED 照明などへの計画的な切替えが必要とされています。
「ただ、この規制は製造・輸出入を禁止するものであり、一般照明用の高圧水銀ランプの継続使用、規制前に製造又は輸入された一般照明用の高圧水銀ランプを修理・交換のために使用すること及びその販売を禁止するものではありません。」との記載もありますが、工場の持続可能な運営計画を立てる上で、製造・輸出入が禁止となったものをそのまま継続使用するケースがどれくらいあるでしようか︖

多くの工場では、照明器具の交換工事を計画的に進めるのではと予想しています。そうした照明器具の交換工事においては、その製造年等によって「蛍光灯安定器」や「水銀灯安定器」が、新たにPCB廃棄物として認識される場合もあろうかと思います ので、その点も含めて予めご注意下さい。

担当は、技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

2017年6月

Vol.143

「環境報告ガイドライン及び環境会計ガイドライン改定に向けた論点整理」の公表

技術サービス本部 法人営業部 第三営業グループ 黒田 康平

本メルマガをご購読の皆様の中には、統合報告書や環境・CSR報告書などの作成に携わっている方も多くいらっしゃるかと思います。
去る4月18日、環境省から「環境報告ガイドライン及び環境会計ガイドライン改定に向けた論点整理」が公表されましたので、ご案内をさせて頂きます。

「環境報告ガイドライン」は2003年、「環境会計ガイドライン」は2002年に公表されて以降、国内の多数の企業に幅広く利用されていますが、公表から約15年が経過しています。また、SDGsやパリ協定の発効、ESG投資の広がり等を受けて、ステークホルダーから求められる情報は変化しています。
こうした背景を踏まえ、環境省は昨年11月に両ガイドラインの改定に向けた研究会を立ち上げ、本提言の公表に至りました。

改定の方向性として、以下のような内容が示されています。

  • 国際的には環境情報の報告(環境報告)からESG関連情報の報告(ESG報告)へと変化しており、ESG報告に親和性の高い環境報告の枠組みづくりを設計する。
  • 環境と経済の好循環を促進するために、環境報告の普及を一層加速させる。そのために、ガイドラインをよりコンパクト化し、標準的に記載する事項を明確にし、利用者の利便性向上を図る。
  • 気候変動や資源制約のような重要な環境課題へのリスクや機会の捉え方、それらへの対応を適切に伝えられるよう、開示する環境情報の質を向上させるとともに、報告範囲をバリューチェーンへ拡大することにも焦点を当て、情報の収集方法や書き方等について具体的な指針を提供する。
  • 長期的なありたい姿(ビジョン)、目指すべき方向(ゴール)、より中期的な達成すべきターゲットとの区別を明確にするとともに、環境報告における取扱いを整理する。
  • 環境会計ガイドラインを環境報告ガイドラインに組み込む。


今後は、今年度からガイドライン改定の検討会を開催し、3ヵ年かけて段階的に改定が行われる予定となっています。
参考URLはこちら↓↓
https://biz-kkc.lmsg.jp/p/oWUNh

先日、参加した外部セミナーにおいては、機関投資家からの非財務情報の開示圧力が高まり、経営層の意識がかなり高まってきているとの話がありました。環境に携わる部署の方々はこれまで以上に、ESGなどの概念に沿ったストーリーの構築と公表が求められる時代になりそうです。

担当は、技術サービス本部 法人営業部第三営業グループ 黒田 康平でした。

2017年4月

Vol.142

ご注意下さい!アスベスト含有建築用仕上塗材への対応

技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二

昨年4月に国立研究開発法人建築研究所と、日本建築仕上材工業会が共同研究をとりまとめた「建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉塵飛散防止処理技術指針」が公表されました。公表された技術指針の影響によって、建築物の内外壁に施工されているアスベストを含有する建築用仕上塗材(以下、仕上塗材(しあげぬりざい)という)が最も注目された1年間であったと思います。

仕上塗材は、建築物の内外壁仕上げに用いられており、アスベスト含有率は高くないものの、塗膜のひび割れや施工時のダレを防止する目的でアスベストを添加した製品が過去に製造、使用されていました。
仕上塗材は吹付材と称されていた時期があるため、耐火被覆などで使用されている吹付けアスベストやアスベスト含有吹付けロックウールと混同されやすいですが、内外装の表面仕上材に使用される塗装材料または左官材料のことです。主材中に含まれるアスベスト繊維は合成樹脂やセメントなどの結合材によって固められており、仕上塗材自体の塗膜が健全な状態ではアスベストが飛散するおそれがないものとされています。

元々、1970年代から1980年代に建てられた既存建築物においては、吹付け材、保温材、耐火被覆材、断熱材、成形板等のアスベスト含有建材が大量に使用されている状況にあります。
よって、建築基準法、労働安全衛生法、石綿障害予防規則、大気汚染防止法などで使用時や解体工事時のアスベスト含有建材からの飛散防止措置の規定がなされ、解体されるアスベスト含有建材の種類等で作業レベルが決められています。
一方で、解体される仕上塗材の除去工事における作業レベル、養生方法、取扱い方法等は明確ではありませんでした。
そこで技術指針では、アスベストの粉じん量を少なくすることを目的とし、建築物の改修・解体工事の仕上塗材の処理工法について、「負圧隔離による工法」、「隔離工法によらない工法」、「石綿除去工事に該当しない工法」の3つに大別して、その選定方法を示しています。

https://biz-kkc.lmsg.jp/p/kcC3h

技術指針の中では、仕上塗材の事前調査についても触れられており、解体工事前のアスベスト調査にも大きく影響してきています。
先日、伺った外資系企業の工場では、アスベスト分析検体数がかなり増えたことによって、アスベスト調査費用が増額となったものの、仕上塗材までしっかり調査し現状把握されているとのことでした。
今後、解体工事およびアスベスト調査を計画されるお客様については、調査費用のコスト削減だけではなく、その目的、背景、後工程等を把握した上での調査計画を立案することが必要になります。

対応にお悩みのことがあれば是非ご相談下さい。
担当は、技術サービス本部 環境保全部 環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

2017年3月

Vol.141

土壌汚染対策法の一部を改正する法律案の閣議決定 来年4月に法改正か

環境サービスグループ 山村 正樹

先月(2月27日)の本環境通信において、土壌汚染対策法(土対法)施行令の一部改正により、4月1日より土対法の第一種特定有害物質にクロロエチレン(別名:塩化ビニル又は塩化ビニルモノマー)が追加されることをお伝え致しました。
それに引き続き、先日3月3日には土対法そのものの改正案の閣議決定がされましたので、お知らせ致します。

土壌汚染対策法の一部を改正する法律案の閣議決定について(環境省HP)

この法律案が閣議決定されたことにより、今後の通常国会に提出され、国会において審議されることになります。
その後については、今までの法改正の動きを勘案すると、今年の秋頃に公布され、来年(平成30年)4月1日の施行となる見通しです。

この法律改正案での一番大きなポイントは、『土壌汚染状況調査の実施対象となる土地の拡大』と考えられます。
これは、第3条ただし書き(調査猶予)を受けている土地で3,000㎡未満の形質変更を行う場合、これまでは土対法の届出及び調査は不要でした。
しかし、それでは土地の汚染状況の把握が不十分であるとの課題が指摘され、今後はあらかじめ届出をした上で調査を行うことが必要になるとされています。

調査猶予を受けている工場・企業においては、影響の大きい改正となりそうです。

なお、この他の改正案のうち『土地の形質変更の届出・調査手続の迅速化』では、土対法第4条2項が新設され、第4条1項(3,000㎡以上の形質変更の際の届出)の際に、形質変更の届出と合わせ、土壌調査結果を都道府県知事に提出することが出来るとあります。これまでは、第4条1項の届出後30日以内に都道府県知事から調査命令が発出され、その調査命令を受けて調査を行う必要がありました。
しかし、本改正後は、事前に土壌調査を行い、届出と合わせて調査結果の提出が可能となり、土壌調査に伴う工期の遅延を短縮出来ることとなります。

また、現在世間の注目を集めている豊洲市場問題が、今後の法改正の国会審議にどう影響するのかもポイントになりますので、引き続き注視して参ります。

本日は土対法の一部改正案の概要でしたが、引き続き法改正の最新動向について動きがありましたら随時お伝えしていく予定です。

担当は、環境サービスグループ 山村 正樹でした。

2017年2月

Vol.140

土対法項目追加】クロロエチレン追加まであと1ヶ月!

法人営業部環境サービスグループ 坂本大

いよいよ今年4月1日、土壌汚染対策法の第一種特定有害物質にクロロエチレン(別名:塩化ビニル又は塩化ビニルモノマー)が追加されます。

昨年3月に土壌環境基準に1,4-ジオキサンと併せて追加となり、同月、土対法施行令が改正されたという次第です。

そのため、4月1日以降に、「新たに」土対法の手続きに着手する場合は、クロロエチレンが規制対象となります。

一方、施行時点で「既に」法に基づく調査に着手している場合(既に区域指定されている場合や措置に着手している場合、搬出・運搬・処理に着手している場合を含む)には、調査のやり直しを求めないこととなっています。

あまり関係がないと思っている方もいると思いますが、ポイントは平成29年3月31日以前に対策が講じられた土地について、「新たに」法に基づく調査の手続に着手する場合は、規制対象になるという点です。

このクロロエチレン、先輩格のテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン、ジクロロエチレンが分解する過程で生成される、副生成物の側面があります。

そのため、例えば親物質であるこれら物質が基準超過を示し、それによって区域指定されたが、その後措置が講じられた結果、区域指定が解除された土地については、その取扱いに注意が必要です。

具体的には、掘削除去をした土地は汚染のおそれはないとみなされますが、バイオなどの原位置浄化を行った土地では、分析してクロロエチレンも浄化できたことを確認していなければ、親物質は浄化出来たけれど、クロロエチレンは改めての調査が必要となるケースがありえます。

売却した土地や今後購入する土地については、過去の浄化対策にとらわれずに、クロロエチレンの現状把握ならびに費用負担に関する協議が生じる可能性がありますから、留意してください。

担当は、法人営業部環境サービスグループ 坂本大でした。

2017年1月

Vol.139

【PCB廃棄物】早期処理に向けて~処理の期限まで最短で残り430日!!~

技術本部 環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二

今月は、PCB廃棄物の早期処理に向けた環境省の取組や、事業者の動きについてご案内します。

ご存知の通り、高濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物(以下、「高濃度PCB廃棄物」)について、保管事業者は高濃度PCB廃棄物の種類ごと、及び保管場所の属する区域ごとに、政令で定める期間内に処分を委託することが義務付けられています。

PCB特措法では、処分の期限について当初は平成28年と設定していましたが、微量PCB廃棄物の存在の判明や、処理対応の遅れを踏まえ、平成24年の法改正で平成39年3月31日まで延長しました。
国際的にはストックホルム条約において、平成40年までの処理が求められていることから、期限をさらに延長することは難しいと考えられます。

環境省は、一刻も早い処理の達成に向けた一斉広報として、平成28年11月16日に環境省 ホームページ内に「ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト」を開設しました。ご覧になられた方も多いかと思いますが、特に中国・四国・九州・沖縄各県(JESCO北九州事業所の事業対象地域)に保管されている変圧器、コンデンサなどについては、平成29年度末までにJESCOに処分委託することが義務付けられており、開設された11月16日時点で処分期間の末日まで残り500日、本日2017年1月25日時点では残り430日となっています。
JESCOの他の事業所についてもカウントダウンがされていますので、是非一度ご確認下さい。

あまり関係がないと思っている方もいると思いますが、ポイントは平成29年3月31日以前に対策が講じられた土地について、「新たに」法に基づく調査の手続に着手する場合は、規制対象になるという点です。

このクロロエチレン、先輩格のテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン、ジクロロエチレンが分解する過程で生成される、副生成物の側面があります。

そのため、例えば親物質であるこれら物質が基準超過を示し、それによって区域指定されたが、その後措置が講じられた結果、区域指定が解除された土地については、その取扱いに注意が必要です。

具体的には、掘削除去をした土地は汚染のおそれはないとみなされますが、バイオなどの原位置浄化を行った土地では、分析してクロロエチレンも浄化できたことを確認していなければ、親物質は浄化出来たけれど、クロロエチレンは改めての調査が必要となるケースがありえます。

売却した土地や今後購入する土地については、過去の浄化対策にとらわれずに、クロロエチレンの現状把握ならびに費用負担に関する協議が生じる可能性がありますから、留意してください。

担当は、技術本部環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

2016年

  • Vol.138
  • Vol.137
  • Vol.136
  • Vol.135
  • Vol.134
  • Vol.133
  • Vol.132
  • Vol.131
  • Vol.130
  • Vol.129
  • Vol.128
  • Vol.127

2016年12月

Vol.138

【気候変動】パリ協定~トランプショック~適応策

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

2015年12月、COP21において「パリ協定」が採択されて早1年が経ちました。
世界196の国と地域の全てが参加する歴史的な合意ということで大きな話題となり、その後10ヶ月という非常に短期間で条件を満たし(55カ国以上が批准し、GHG排出量の55%に達する)発効さたことからも、気候変動に対する世界的な関心・危機感の高さが窺えます(11月4日発効、日本は少し遅れて11月8日に批准)。

そして、11月7日~18日までモロッコのマラケシュでCOP22および「パリ協定」の 第1回締約国会合(CMA1)などが開催されました。
事前のニュースでは、日本の批准が遅れたためにCMA1に正式参加出来ず、日本抜きでルール作りが進んでしまう、といった報道がされておりました。
しかし実際には「パリ協定」のルールブック策定に向けたスケジュールの確認はなされましたが、具体的なルールの中身についての協議はなかったようです。
CMA1においても締約国とそれ以外で、席順等も含め扱いの違いはなかったとの報告がされており、批准遅れによる大きな影響はなかったと言えます。

COP22開催期間中の11月8日に行われた米国大統領選挙でのトランプ氏の勝利が伝えられました。トランプ氏は選挙期間中から、オバマ政権の温暖化対策を全否定する発言を繰り返していたことから、トランプ政権後の米国環境政策について議論するワークショップが急遽開催されたり、NGOが「We are still in(離脱はさせない)」という幕を広げてデモを行ったりと、「トランプショック」と言うべき反応が見られたようです。

トランプ政権となった場合の米国環境政策について、以下の3つの理由から、パリ協定からは離脱しないものの米国の気候変動対策への取組が大幅に後退する可能性が高いと考えられます。

  • パリ協定には強制力が無い
  • トランプ氏は炭鉱開発を推進するが、これは脱炭素、低炭素と矛盾する
  • 次期のEPA(米国環境保護庁)長官に、気候変動に懐疑的な反環境規制派のオクラホマ州のスコット・プリュット司法長官が指名される見込み


ただし、トランプ氏が何をやるかは不明な点が多く、冷静に見守るしかないとの見方が大勢を占めています。

国内においても、「パリ協定」やSDGs、ESG投資といった言葉が注目される中、気候変動にどう対応するか、検討し実践されている企業も多いと思います。

特に「緩和」に対しては、既に多くの企業が、製品の製造時や出荷後の消費者による使用時のCO2排出量削減などの対応を取っています。

一方「適応」に対する取組をしている企業は少ないのではないでしょうか。
UNFCCC(気候変動枠組条約)事務局の調査では、「適応」に取組む企業の7割が欧米企業で日本は2%(2社)という結果が示されています。
今後は、気候変動リスク(またはチャンス)へのより積極的な「適応」が求められます。

当社では、気候変動の「適応」に向けた取組を積極的におこなっております。
環境省が開設した「気候変動適応情報プラットフォーム」に今月追加された「事業者の適応取組事例」に、当社の取組事例が取り上げられております。

また、今月16日(金)に行われた中環審の気候変動影響評価等小委員会で取組の紹介と意見を述べる場を頂き、委員の方々との意見交換をおこないました。

今後とも、皆様と意見交換をさせて頂きながら、気候変動の緩和・適応に向けた取組を積極的におこなっていければと考えています。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年11月

Vol.137

【水リスク】~世界的な関心度は気候変動以上?~

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

今月は「水リスク」についてです。

「水リスク」

2015年の世界経済フォーラム(ダボス会議)において、「今後10年間に影響が大きなリスク」の1位に挙げられ、気候変動と並び世界的に関心が高い問題です。
CDPウォーター・ディスクロージャーの調査やウォーター・スチュワードシップという概念などは、皆様もお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

「水リスク」と聞くと、まず渇水を思い浮かべ、日本ではあまり関係がないことと思ってしまいがちですが、「水リスク」には洪水や水質汚染の他、水の安定供給や排水への課金、水利権等も含みますので、決して皆様も無関係の話ではありません。
また、海外では渇水の影響が大きい国が多々あり、海外拠点においては、日本以上にこの「水リスクの評価」や対応手段の構築が求められる場合があります。

欧米企業では、この「水リスク」への対応が進んでいます。グローバルに展開する企業にとっては、気候変動の影響と思われる干ばつや洪水、さらに人口増加、経済成長、都市化などによる、飲料水や農業用水の不足が企業の持続的な活動に対し、既に大きな影響を与え始めていると考えられているためです。
コカ・コーラ社では、10年以上前にインド子会社の操業の影響で、水不足や水質の悪化を招いたとして地域住民等からの批判を受け、現地工場の閉鎖に追い込まれる事態が起きました。
一方で、2007年から世界自然保護基金(WWF)と協働し、世界50カ国で河川流域の保護活動を実施しており、世界の中でも早くから水リスクに対応する企業となっています。

国内でも、飲料メーカーなどで「水リスクの評価」をおこなう企業が出てきています。
グローバルに展開している「製造拠点の流域での水リスク評価」をおこない、その結果に応じて、渇水のリスクが高い場合には水使用量削減の取組をおこなうなどしているようです。

当社も、水に関わるコンサルティングを事業としている会社として、海外を含めた拠点の水リスク評価のサポートなど、「水リスク」に対する対応もおこなっております。

ご検討の際は、お気軽にご相談を頂ければと思います。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年10月

Vol.136

【電気発熱法】~粘土層の完全浄化を可能に!~

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

今月は、当社セミナーやイベントでもお客様からの注目度が高く、反響が大きかった「電気発熱法」をご紹介させて頂きます。

土壌汚染の新しい原位置浄化技術である電気発熱法は、地盤に電極井戸を挿入し、三相交流電圧(80~200V程度)をかけて土壌自体を発熱(40~80℃)させ、土壌中の有害物質の移動性を向上させることにより浄化を促進する技術で、(株)島津製作所と共同開発を進めています。

VOCや油などが浄化対象となりますが 最大の特徴は、既存の原位置浄化技術では浄化が困難であった粘土層の浄化を可能にした点にあります。

既存技術である微生物浄化やフェントン法(過酸化水素水の注入)、鉄粉等の注入では、薬剤が粘土層に入り込まないために浄化が困難であり、大規模な掘削工事等が適用できない操業中の工場などでは完全浄化を諦めて、汚染の拡散を防止するための揚水を継続することしかできませんでした。
しかし、電気発熱法を適用すれば、粘土層に入り込んだ有害物質についても原位置浄化が可能となります。
粘土層は砂礫層などに比べ電気抵抗が低く電流が流れやすい性質があり、以下に示す昇温による効果が得られやすいためです。

  • 粘土粒子間に強く吸着しているVOC等の地下水への溶出や気化の促進
  • 温度上昇に伴うガス圧の上昇、水の粘性低下、土壌粒子間の体積膨張等による移動性の向上
  • 温度上昇に伴う微生物活性や菌叢の変化による微生物分解や化学反応の促進
これまでにも、ヒーターやスチームを用いて地中の温度を上げて浄化する方法はありましたが、電気代や昇温ムラがあり粘土層が温まらない等の課題のため、普及しておりませんでした。電気発熱法はこれらの課題も解決しております。

国内においても、「パリ協定」やSDGs、ESG投資といった言葉が注目される中、気候変動にどう対応するか、検討し実践されている企業も多いと思います。

特に「緩和」に対しては、既に多くの企業が、製品の製造時や出荷後の消費者による使用時のCO2排出量削減などの対応を取っています。

電気発熱法の概要やご利用シーンについてホームページに掲載しております。
https://biz-kkc.lmsg.jp/p/7GBsY

弊社では、気候変動の「適応」に向けた取組を積極的におこなっております。
環境省が開設した「気候変動適応情報プラットフォーム」に今月追加された「事業者の適応取組事例」に、弊社の取組事例が取り上げられております。

また、既存の原位置浄化技術の課題や、操業中の工場への電気発熱法適用事例について、近日中にホームページに掲載予定です。掲載しましたら、またご案内をさせて頂きます。
現在も複数の工場で、電気発熱法の本施工や、本施工に向けた事前のパイロット試験(本法を適用できるか、どの程度の期間で浄化が可能かを判断する小規模な試験施工)が稼働中です。
粘土層のVOC等汚染でお困りの際は是非ご相談ください。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年9月

Vol.135

【生物多様性】~世界的な潮流と事業者の動き~

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 杉目嘉幸

今月は生物多様性についてです。
生物多様性に関しては、昨年に2つの大きな動きがありました。

  • ① ISO14001改訂(11月):組織の状況に応じ、環境保全の観点から新たに環境方針の中に「生物多様性の概念を含み得る」と加えられた。
  • ② SDGs採択(国連、9月):生物多様性保全を含む17のGoal、169のtargetから成る。
これまでは、「そもそも生物多様性って何だ?」「活動方針を決めたいのだが、何をしたらいいのか分からない」「 工場には調査をしたところで特別な生物はいないのではないか」など様々なお悩みの中で、積極的な活動が出来ていなかった方も多くいらっしゃるかと思います。
これらのお悩みに対する明確な回答があるわけではありませんが、上記のような世界的な動きや、機関投資家によるESG投資拡大の流れを受け、今年度に入ってから生物多様性に関するご相談件数が増えてきています。

当社ではこの対応にあたって、事業所ごとの地域環境に着目し、企業の持続的活動への貢献に資する生物多様性保全活動とすることを念頭に、以下に挙げる項目などについて事業所ごとに整理をした上で、方針を決めることとしています。

  • 対象地(事業所)の立地条件
  • 事業内容や排水状況
  • 所在する自治体の取組状況や地域戦略の策定状況
  • 従業員や行政、周辺住民への情報開示や関わり方
そのため、当社ではまず事業所敷地等における動植物を対象にした生息種の現状把握調査を踏まえた上で、緑地環境の改善や経年変化の観察、さらには希少種の保全や外来種の駆除など、事業所の状況に即し、かつ活動の持続性に配慮した提案をさせて頂いております。

参考URL:https://biz-kkc.lmsg.jp/p/2TCzO

また、取組事例の詳細について、来週にも当社ホームページ上に掲載する予定です。
掲載しましたら、また皆様にご案内をさせて頂きます。

皆様が生物多様性の保全活動を検討される上での参考にして頂ければ幸いです。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 杉目嘉幸でした。

[閉じる X]

2016年8月

Vol.134

【WET】水環境の新しい評価手法~法制化への動き~

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

【WET】生物を用いた水環境の管理手法(Whole Effluent Toxicity) 製造業の、特に環境部門にお勤めの方は皆さん既にご存知のことと思います。
また、WETをご存知でない方も、ミジンコやミカヅキモと聞くと、何だか学生時代を思い出すような、懐かしい気持ちになるのではないでしょうか?

WETとはミジンコ、メダカ、ミカヅキモ等の淡水生物を用いて排水の水質を評価する手法で、例えばその排水がミジンコの繁殖に悪影響を与えないか、といった観点で評価をするものです。

現在、日本国内では40,000項目を超える化学物質の使用があると言われていますが、排水規制があるのは30項目程です。「鉛」「カドミウム」「ベンゼン」といった現行の個別物質ごとの規制を補う意味で、この手法の必要性が指摘されています。

各企業におかれましても、事業所から出る排水の管理強化のために自主的にWET試験を行い、その結果を公表する企業も出て来ています。
また、例えば地域住民の方に「鉛が0.01mg/L以下でした」と伝えるより、「ミジンコに悪い影響を与えておりません」と伝える方が安心感を得られやすいということで、企業と地域住民とのリスクコミュニケーションのツールとしての活用も提案されています。

法規制に向けては、7年程前から環境省により検討が行われています。当初の予定では2015年度までが検討期間で、 2016年度以降に法規制を導入する予定でしたが、今年度も検討が継続して行われている状況です。

今年度は先日8月22日に、すでに第4回目となる検討委員会が行われており、環境省は例年になく、非常に早い動きをとっています。また、検討委員には民間企業の業界団体(経団連、製紙連合会、化学工業協会)からの参加も加わり、環境省として事業者の意見も広く聞いた上で、検討を何とか前に進めたいという気持ちが感じられます。

ただし、法律で規制をするには、まだ多くの解決すべき課題が指摘されているのも事実です。生物を用いた試験結果の信頼性をどう確保するか、既に規制のある海外の情報を精査する必要があるのではないか、事業所排水ではなく下水や河川で規制をすべきではないのか、などの意見があります。
今年度の検討委員会は傍聴が可能(人数制限有)となっておりますので、私も参加しておりますが、まだまだ議論は続きそうです。

8月22日の第4回検討委員会では、2018年度までの検討スケジュールが示されましたが、法規制がされるのか、いつされるのか、どのような内容になるのか、現時点では明確ではありません。
しかしながら、検討委員のある先生からは、より環境対応を強化したい企業や、水資源に対する意識・関心の高い企業や事業所からの相談が続けて寄せられたという話も出ており、企業による自主的な取組は少しずつ進んでいくものと考えられます。

WETに関する情報は当社ホームページでもご紹介しております↓↓
https://biz-kkc.lmsg.jp/p/FPeA
https://biz-kkc.lmsg.jp/p/FPeC

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年7月

Vol.133

当社サービスに関するホームページリニューアルのお知らせ

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

この度、当社のサービスをよりわかりやすくご紹介するため、ホームページをリニューアルいたしました。

民間企業様向けのサービスについては、下記ページにてご紹介しております。環境系サービス以外にも、製造業や非製造業の企業様向けのメニューも取り揃えておりますので、是非ご確認ください。

当社サービス全般 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/5a9931af212109d4
環境関連サービスについては、「環境ソリューション」に掲載しております。
環境関連サービス https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/4316423c1415eb0f
土壌調査~浄化対策 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/de793cb5b5d4a485
土壌調査の実績等 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/3f1856f9b7001526
PCB関連 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/0354fdeebe918b5
アスベスト関連 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/09489ecc57f5c30a
生物影響評価(WET) https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/9231f16f34addc64
汚染物質漏洩防止支援 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/fbe80ff304758222
環境等情報管理GIS https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/06fb98f07e50a947
生物多様性支援 https://biz.kkc.lmsg.jp/pageview/cb8Pnkdb0lLD/11005/537189957d2c5c83

今後は、本メールやホームページを通じて、皆様の業務のお役に立つような、知的好奇心を刺激するような情報をご提供出来ればと考えております。
引き続きすえながいお付き合いの程、宜しくお願い致します。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年6月

Vol.132

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●PCB廃棄物(蛍光灯安定器)の処分は進んでいますか?

■昨年9月に配信した本メルマガVol.123において、当社がPCB廃棄物の適正処分に向けておこなっている「蛍光灯安定器の精査業務」についてご紹介しました。今号ではその後の法規制や各都府県の動きについてお伝えいたします。

■PCB特措法改正に向けた動向
今年3月にPCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特措法)の一部を改正する案が閣議決定されました。概要は以下の通りです。

  • ① PCB特措法に基づく届出が提出されていない高濃度PCB廃棄物について、行政機関の立入検査の権限を強化
  • ② 使用中のPCB製品についても計画的処理完了期限より前の廃棄を義務付け
  • ③ 義務違反に対しては改善命令、命令違反には罰則を科す
■義務違反に対しては改善命令、命令違反には罰則を科す
中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)での処理が必要な高濃度PCB廃棄物については、都道府県別に設定された期間内に搬入荷姿登録を完了すると、JESCOが処分費用の3%を割り引く「特別登録・調整協力制度」があります。
大きなコスト負担がかかる中の3%割引ですので、是非利用したい制度かと思います。以下にいくつかの道府県の割引適用期間を記します。


  • 東京都 平成28年4月~9月
  • 埼玉県 平成28年4月~9月
  • 静岡県 平成28年7月~12月
  • 愛知県 平成28年7月~12月
  • 大阪府 平成28年10月~平成29年3月
  • 京都府 平成29年4月~9月
  • 千葉県 平成29年4月~9月
  • 神奈川県 平成29年7月~12月
東京都や埼玉県の割引期間は9月に迫っておりますが、今からの対応でもまだ間に合います。また、お手伝いが必要であれば是非ご相談ください。
上記以外でも割引適用期間を設定している自治体はありますので、お気軽にご連絡ください。
本情報に関する、より詳細な記事を当社HPに掲載予定です。是非、こちらもご確認ください。
http://biz.kkc.co.jp/kankyo/

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年5月

Vol.131

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

この度の熊本地震により被災されました方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

■明日26日から行われるG7首脳会議に先立って、先週15、16日に環境大臣会合(富山市)が開かれました。昨年に採択された「持続可能な開発のための2030アジ ェンダ」や「パリ協定」の実施に向けた取組を念頭に、我々が取り組むべき課題について、低炭素かつ強靱で持続可能な社会を目指す明確な方向性を打ち出すべく、以下の7つの議題が設定され、議論が進められました。
(1)持続可能な開発のための2030アジェンダ、(2)資源効率性・3R、(3)生物多様性、(4)気候変動及び関連施策、(5)化学物質管理、(6)都市の役割、(7)海洋ごみ議長である丸川大臣からは、「2016年は重要な取り決めに基づき具体的な行動を起こす[実施]の年」であるとの話がされ、「パリ協定に関し、長期目標の提出を可能な限り前倒しする」などを盛り込んだ共同声明が採択され閉幕しました。

■本メルマガでも度々取り上げている生物多様性の議論の骨子は以下の通りです。「生態系サービスへの支払等の経済的アプローチを活用した生物多様性の保全についてG7メンバーの経験を基に議論を深め、結果として同アプローチを進めることが重要であることで一致。また、遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分、野生生物の持続可能な利用、野生生物の違法取引への対処、違法伐採への対処、そして海洋生物多様性の保全と持続可能な利用といった課題も、経済的アプローチとリンクしながら、我々G7メンバーが今後引き続き取り組むべきものであるという認識で一致。」
生物多様性については、その保全活動等による効果の評価・定量化が困難なことから取組が広がらない現状がありますが、利用価値や存在価値等に置き換えて評価をする方法について議論や研究が活発化しそうです。当社も皆様の生物多様性対応をサポートさせて頂いている身として、動向をウォッチして参ります。

●国際生物多様性の日・環境の日
■G7環境大臣会合も去ることながら、今月22日は国連が定めた国際生物多様性の日、来月5日は環境基本法が定めた環境の日、さらに6月は環境月間とされていることから、生物多様性や環境に関連したイベントが各地で開催されています。
参考URL:http://www.env.go.jp/press/22_1/event_total_201605-06.pdf
関東地方もそろそろ梅雨入りしようかという状況ですが、ご家族や同僚の方などとお近くのイベントに参加して、改めてお住まいの地域の環境を見つめ直す機会にしてはいかがでしょうか?
最後に、将来に向けて具体的な行動を起こす[実施]の年に、環境面で何か対応を検討することがありましたら、ご相談を頂けますと幸いです。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年4月

Vol.130

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●塩化ビニルモノマー(クロロエチレン)の項目追加。

■平成28年3月29日付けで、「土壌環境基準及び地下水環境基準の一部を改正する告示並びに土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令等」が公布されました。本改正の概要は以下の通りです。

  • ① 土壌環境基準項目に、クロロエチレン(別名塩化ビニル又は塩化ビニルモノマ ー)及び1,4-ジオキサンを追加する。
  • ② 地下水環境基準項目のうち、「塩化ビニルモノマー」の項目名を「クロロエチレン(別名塩化ビニル又は塩化ビニルモノマー)」に変更する。
  • ③ 土壌汚染対策法において、クロロエチレンの土壌溶出量基準、地下水基準及び第二溶出基準の設定を行う。
  • ④ クロロエチレンについて、土壌汚染対策法に基づく土壌ガス調査(又は地下水調査)や土壌溶出量調査を実施する際の測定方法を設定する。
  • ⑤ 施行期日は平成29年4月1日とする。
■昨年11月のメルマガ(Vol.125)において、土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しに関するパブリックコメントを案内しましたが、その見直しが正式に決定したことにより今後は、法に関する届出や調査実施のタイミング等により項目設定の考え方が異なるため、注意が必要です。
例1)法第3条(特定施設の使用廃止時):調査義務発生時点、またはただし書きの確認取消し時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。
例2)法第4条(一定規模以上の形質変更時):調査命令発出時点、または土地形質変更の届出から30日時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。

■また、当社のような指定調査機関にとっては上記④にある土壌ガス調査や土壌溶出量調査の測定方法が従来から変更になる可能性があるため、動向に注意しています。皆様に調査計画等をご提案する際も、将来的に後戻りすることがないよう、法令との整合を踏まえながら技術的な検討を進めて参りたいと考えております。

■今後、特にVOCを対象とした土壌調査の実施を検討されている場合には、是非ご相談を頂ければと思います。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年3月

Vol.129

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●化学物質規制に関する情報(労働安全衛生法・PRTR制度)

■労働安全衛生法の改正「リスクアセスメント実施の義務付け」労働安全衛生法(以下、安衛法)の一部改正が2年前の平成26年6月25日に公布され、これまでに7つある改正内容について順次施行されています(例 ストレスチェックの義務化 2015/12/1施行等)。そうした中、最後となる7つ目「化学物質のリスクアセスメントの実施」の義務化が本年6月1日に施行されます。
対象となる物質はこれまで安衛法に基づく表示義務のあった104物質から大幅に拡大し、SDS(安全データシート)交付義務のある640物質となります。また、対象物質の新規採用時や、対象物質を取り扱う作業手順の変更時等にリスクアセスメントの実施義務が生じ、法律上の実施義務に該当しない場合でも、努力義務としてリスクアセスメントの実施を求める内容となっています。
リスクアセスメントにおいては、対象となる業務ごとにSDS等からリスクを見積り、必要に応じてリスク低減措置を検討・実施した上で、労働者に周知する必要があります。
対象物質の項目数がとても多く、取り扱う業務ごとにリスクアセスメントを実施する必要があることから、環境担当者様の苦労がさらに増えることになりそうです。

■平成26年度PRTR集計データの公表
今月4日、化学物質排出把握管理促進法に基づき、事業者が届出をした平成26年度のデータが経済産業省より公表されました。対象物質は、人や生態系への有害性があると認められる462物質です。概要は以下の通りです。

  • 届出を行った事業所は全国で35,573事業所
  • 総排出量は159,000トン、うち公共用水域への排出量は7,300トン公共用水域への排出量上位5物質:ほう素、ふっ化水素、マンガン、亜鉛、銅
  • 総移動量は224,000トン、うち事業所外への廃棄物としての移動223,000トン廃棄物としての移動量上位4物質:マンガン、トルエン、クロム、ふっ化水素
  • 総排出量・総移動量はここ数年、ほぼ横ばいで推移
■化学物質規制は、毎年のように法改正や対象項目の拡大、基準値の見直し等が行われています。また、今後も水銀による環境汚染防止法の施行や土壌汚染対策法の特定有害物質の見直し等が予定されています。
当社では、環境部門の方や一般社員向けに、法規制や法対応に関する講習会等も開催しております。お困りの際は、是非ご相談下さい。

担当は、営業本部法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2016年2月

Vol.128

Monthly Report

技術本部 環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二

●地下水汚染の未然防止に向けて

平成24年6月1日に水質汚濁防止法の一部を改正する法律(以下、改正法)が施行されて約4年間が経過しました。この改正法により、有害物質による地下水の汚染を未然に防止するため、「有害物質を使用・貯蔵する施設の設置者に対し、地下浸透防止のための構造、設備及び使用の方法に関する基準の遵守、定期点検及びその結果の記録・保存を義務付ける」規定等が新たに設けられました。当社では改正法施行前から、製造業のお客様からのご相談を受けて、改正法への対応(有害物質の地下浸透防止)に向けたご支援を積極的に行っており、その取り組みが認められ環境省の委員会へのオブザーバー参加や講習会での講師を務めて参りました。

■労働安全衛生法の改正「リスクアセスメント実施の義務付け」労働安全衛生法(以下、安衛法)の一部改正が2年前の平成26年6月25日に公布され、これまでに7つある改正内容について順次施行されています(例 ストレスチェックの義務化 2015/12/1施行等)。そうした中、最後となる7つ目「化学物質のリスクアセスメントの実施」の義務化が本年6月1日に施行されます。
対象となる物質はこれまで安衛法に基づく表示義務のあった104物質から大幅に拡大し、SDS(安全データシート)交付義務のある640物質となります。また、対象物質の新規採用時や、対象物質を取り扱う作業手順の変更時等にリスクアセスメントの実施義務が生じ、法律上の実施義務に該当しない場合でも、努力義務としてリスクアセスメントの実施を求める内容となっています。
リスクアセスメントにおいては、対象となる業務ごとにSDS等からリスクを見積り、必要に応じてリスク低減措置を検討・実施した上で、労働者に周知する必要があります。
対象物質の項目数がとても多く、取り扱う業務ごとにリスクアセスメントを実施する必要があることから、環境担当者様の苦労がさらに増えることになりそうです。

■4年前にコンサルティング業務として「定期点検方法の確立」をご支援させていただいたお客様は、継続的に定期点検を行いつつ、工夫しながら「有害物質を含む水」が流れる範囲(=点検範囲)を狭めて合理的に管理しています。また、当初は定期点検として管内TVカメラ調査が必要であった埋設配管を地上化することにより、容易に目視確認できるようにして定期点検の費用負担を軽くすることに成功しています。さらに、排水の環境リスク管理の次のステップとしてWET試験(※)を実施したお客様も出てきています。
※排水が生態系に与える影響を水生生物3種(魚類・甲殻類・藻類)により評価・管理する手法で、環境省により法規制導入の検討が進められている。

■一方、改正法への対応が十分ではなかったお客様からのお問合わせが最近増えてきています。お問合わせ内容としては、これまでは目視確認できる範囲で定期点検を行ってきたものの、いよいよ埋設配管部分について管内TVカメラ調査を検討したいというものでした。特に、複数社で管理している共同処理施設に接続した埋設配管が4年間経っても改正法に未対応なままで残っているケースに関するご相談が連続してありました。会社規模や改正法の理解度の違いなどが、未対応の原因のようでした。また、改正法施行後3年以上が経過し、自治体の立入り検査が行われ指摘を受けたという事情もあるようでした。今後も諸事情により改正法に未対応とな っている配管経路についてのコンサルティング業務、定期点検のご相談が増えてくると予測しています。

■改正法施行後約4年間が経ち、改正法施行当時の環境部署のご担当者が人事異動されたため、当時ディスカッションされていた重要な事項についての認識があいまいになっている事も多いようです。有害物質使用特定事業場や有害物質貯蔵指定事業場においては、点検要領と点検記録表と併せて、管理要領を作成していただき、人事異動の際にも確実に引継ぎを行っていただくことが重要だと感じました。改正法の対応に不安があるような場合やWET試験の実施に興味がある場合は、いつでもご相談下さい。

担当は、技術本部環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

[閉じる X]

2016年1月

Vol.127

Monthly Report

法人営業部 環境サービスグループ 坂本 大

昨年末、パリで開催されたCOP21において、UNFCCC(気候変動に関する国連枠組条約)加盟の全196国・地域が参加する気候変動対策の枠組構築に関するパリ協定が採択されました。ご存知の方も多いと思いますが、長期目標として、産業革命前より気温上昇を2度未満に、できるならば1.5度を目標にすることとされました。そのため、世界全体の排出量をできるだけ早く減少に転じさせ、今世紀後半には人為的な温室効果ガス排出をバランス上でゼロにするとしています。

■日本は約束において、2013年を基準年として、2030年までに26%の削減目標を掲げました。約束による排出削減目標に法的義務がないことから、有効性を疑問視する向きもありますが、各国は、目標に向けた国内対策の実施が義務付けられています。そのため、今後何をするにも低炭素、脱炭素に向かわざるを得なくなると想定されています。

■約束による目標値を合算しても2.7度の上昇になるという試算がCOP開催前に出されていました。実際、今年の年明けはみなさんが暖かいお正月を迎えたと思いますが、こうした陽気はこの地球温暖化の影響と無関係とは思えません。2度未満という目標達成のためには、全世界的規模で、これまでにないレベルのスピード感が求められることとなります。国、自治体、企業等あらゆる組織、団体そして個人に及ぶまで、これまでとは異次元といえるほどの変化が求められます。また、それに向けて各企業が提供する商品やサービスにもイノベーションが求められます。

■すべての国が参加する法的枠組みの発効・実施は2020年からですが、JCM(二国間クレジット制度)等の市場メカニズムについての活用も協定で位置づけられており、炭素に対するプライシングも話題に上っています。そのような中、当社は森林の計測や保全、新エネルギー創出、さらには温暖化に伴う被害(水害等)の軽減策等、気候変動に関連する緩和策と適応策の両面において様々な技術を提供しており、こうした技術が今後の低炭素社会に向けた取り組みに寄与できると考えています。皆様方とも、今後のあり方について引き続き意見交換させて頂ければ幸いです。

担当は、法人営業部環境サービスグループ 坂本 大でした。

※COP21:国連気候変動枠組条約第21回締約国会議

[閉じる X]

2015年

  • Vol.126
  • Vol.125
  • Vol.124
  • Vol.123
  • Vol.122
  • Vol.121
  • Vol.120
  • Vol.119
  • Vol.118
  • Vol.117

2015年12月

Vol.126

Monthly Report

法人営業部 環境サービスグループ 平床洋平

東京、大阪、名古屋で開催いたしました 環境管理強化セミナー「環境保全と公害防止の事例集」は、お陰様をもちまして、盛況のうちに終了することが出来ました。
ご多忙の中、ご参加頂いた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。本セミナーでは当社事例を切り口に、1)生物多様性 2)生物影響評価(WET試験) 3)有害物質等の漏洩事故対応 4)新技術・電気発熱法による汚染土壌の浄化のご紹介をさせていただきました。
3会場で合計145名にお申し込みいただき、質疑応答やアンケートを通じて皆様から多数のコメントやご意見を賜りました。

■「1.生物多様性」に関しては、参加企業のほとんどが何らかの取組を実施中、また来年度以降に何らかの対応を検討中とのことでした。既に対応中とご回答された方の多くが、森林保全や生物調査、さらにビオトープの整備などを実施したご経験を挙げられました。質疑ではLIME(日本版被害算定型影響評価手法)等の定量的な評価手法に、皆様の高い関心がうかがえました。

■「2.生物影響評価(WET試験)」は本セミナーの中で皆様の関心が最も高かった項目です。すでに試験の評価を実施された経験や実施検討をされている企業も多く、試験における精度管理やコスト、さらに今後の法規制動向について皆様の高い関心が確認できました。弊社では評価業務も行っておりますのでぜひお問い合わせください。

■「3.有害物質等の漏洩事故対応」では、ご回答いただいた企業の半数以上が油や有害物質等の地下浸透を伴う漏洩事故を経験されたことがあり、漏洩事故を身近な問題と捉え、事故発生時における対応の重要性を強く認識されておりました。汚染物質が地下浸透してしまった場合の調査手順や近隣住民や行政への情報公開手順について多くのご質問を承りました。

■「4. 新技術・電気発熱法による汚染土壌の浄化」に関しては、ご回答いただいた多くの皆様に電気発熱法が有効な原位置浄化技術と認識いただきました。特に操業中の工場において、VOCによる土壌・地下水汚染の完全浄化に至っていない企業様に関しては、電気発熱法の温度上昇に伴う地下環境の変化や工場設備への影響等、実際の現場に関わる詳細なご質問を頂戴しました。

当社では、企業の環境経営をサポートしております。
詳しくは下記アドレスをご覧いただきまして、お気軽にお問い合わせください。
http://biz.kkc.co.jp/kankyo/

担当は、法人営業部環境サービスグループ 平床洋平でした。

[閉じる X]

2015年11月

Vol.125

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●土壌汚染対策法(以下、土対法)に基づく特定有害物質の見直し

■1,4-ジオキサン及び塩化ビニルモノマー(以下、VCM)に係る土対法に基づく特定有害物質の見直し等に関し、10月9日(金)から11月9日(月)までの間、パブリックコメントの募集がされました
http://www.env.go.jp/press/101500.html)。ここで示された第2次報告案の概要は以下の通りです。

■ 1,4-ジオキサン
当面は土対法に基づく特定有害物質には指定せず、合理的な調査手法が構築できた段階で、改めて特定有害物質への追加について検討することが適当である。

■VCM土対法に基づく第一種特定有害物質に追加することが適当である。基準値(案)は、

  • 土壌ガス調査における定量下限値 0.1volppm
  • 土壌溶出量基準及び地下水基準 0.002mg/L以下
  • 第二溶出量基準 0.02mg/L以下
■この両物質とも、施行までの準備期間として1年間を設けることが適当とされています。また、土対法の調査対象とすべき時期について以下の記載があります。

■法第3条(特定施設の使用廃止時):調査義務発生時点、またはただし書きの確認取消し時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。

■法第4条(一定規模以上の形質変更時):調査命令発出時点、または土地形質変更の届出から30日時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。

■法第5条(土壌汚染による健康被害のおそれ):調査命令発出時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。また、既に調査命令が発出された土地で、VCMによる汚染により人の健康に係る被害が生ずるおそれがある土地である場合は、 VCMが追加された後に、再度調査命令を発出することが適当。

■法第14条(指定の申請):VCMが追加された後に指定の申請により区域指定を行う場合、VCMを調査対象物質に含めた調査結果により申請が行われる必要がある。

■区域指定及び解除:土壌汚染状況調査の結果を報告済みである場合は、VCMに係る調査のやり直しは求めず、報告結果に基づき区域指定の公示を行うことが適当。土壌汚染状況調査の全部又は一部の過程を省略して要措置区域等に指定された土地の指定を解除する場合には、当該省略した調査の過程を改めて実施する時点より前に追加されていれば調査対象とすることが適当。
特定有害物質へのVCM追加施行時に、既に汚染の除去等の措置が指示されて、措置を講じている途中等である場合には、措置のやり直しは求めないことが適当。

■現在、土対法をめぐってはトリクロロエチレンやカドミウムの基準値改正についても検討が進められている状況にあり、本件と合わせ、関係する事業者様は動向や施行時期、内容について引き続き注意する必要がありそうです。

担当は、営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2015年10月

Vol.124

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

●ISO14001(環境マネジメントシステム)改訂について先月15日にISO14001:2015が発行されました。これについて、先月29日に経団連において「ISO14001(環境マネジメントシステム)改正に関する説明会」が開催され、参加して来ました。

講演内容

  • (1) ISO14001:2015の概要(国際標準化機構/吉田敬史氏)
  • (2) 環境マネジメントシステムにおける生物多様性の事例
  • 初めて取り組む企業の事例(経団連自然保護協議会事務局次長/中井邦治氏)
  • 先進的な企業の事例(富士通 環境本部グリーン戦略統括部/前沢夕夏氏)
■1,4-ジオキサン
当面は土対法に基づく特定有害物質には指定せず、合理的な調査手法が構築できた段階で、改めて特定有害物質への追加について検討することが適当である。

■VCM土対法に基づく第一種特定有害物質に追加することが適当である。基準値(案)は、
  • 土壌ガス調査における定量下限値 0.1volppm
  • 土壌溶出量基準及び地下水基準 0.002mg/L以下
  • 第二溶出量基準 0.02mg/L以下
■この両物質とも、施行までの準備期間として1年間を設けることが適当とされています。また、土対法の調査対象とすべき時期について以下の記載があります。

■法第3条(特定施設の使用廃止時):調査義務発生時点、またはただし書きの確認取消し時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。

■法第4条(一定規模以上の形質変更時):調査命令発出時点、または土地形質変更の届出から30日時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。

■法第5条(土壌汚染による健康被害のおそれ):調査命令発出時点で追加されていれば調査対象とすることが適当。また、既に調査命令が発出された土地で、VCMによる汚染により人の健康に係る被害が生ずるおそれがある土地である場合は、 VCMが追加された後に、再度調査命令を発出することが適当。

■法第14条(指定の申請):VCMが追加された後に指定の申請により区域指定を行う場合、VCMを調査対象物質に含めた調査結果により申請が行われる必要がある。

■区域指定及び解除:土壌汚染状況調査の結果を報告済みである場合は、VCMに係る調査のやり直しは求めず、報告結果に基づき区域指定の公示を行うことが適当。土壌汚染状況調査の全部又は一部の過程を省略して要措置区域等に指定された土地の指定を解除する場合には、当該省略した調査の過程を改めて実施する時点より前に追加されていれば調査対象とすることが適当。
特定有害物質へのVCM追加施行時に、既に汚染の除去等の措置が指示されて、措置を講じている途中等である場合には、措置のやり直しは求めないことが適当。

■現在、土対法をめぐってはトリクロロエチレンやカドミウムの基準値改正についても検討が進められている状況にあり、本件と合わせ、関係する事業者様は動向や施行時期、内容について引き続き注意する必要がありそうです。

担当は、営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2015年9月

Vol.123

Monthly Report

技術本部 環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二

●PCB適正処分に向けて平成27年5月18日に中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)のホームページにPCB廃棄物処理事業に関する最新のお知らせが掲示されました。
http://www.jesconet.co.jp/customer/discount_02.html#p04
この中で、当社が着目しているのは以下の点です。
「(6)「安定器」「小型電気機器(3kg未満)」は、PCBを使用したものが当社の処理対象です。明らかにPCB不使用のものは必ず取り除いて下さい。安定器等の表示等(例・銘板・ラベル・刻印)に記載された型式、力率等の情報でPCB使用有無の確認をお願いいたします。(JESCOホームページより引用)」

■これまでもPCB処分サポート業務として「蛍光灯安定器の精査業務」をご支援しておりましたが、JESCOホームページにお知らせが出たこともあり、保管事業者からの引合い、問合わせが多くなりました。「PCB適正処分の検討」が促進されていることを実感しています。

■当社でもPCB適正処分を進めるために現状把握のための「蛍光灯安定器の精査業務」を行っておりますが、これまで全ての現場において、非PCB廃棄物の混在が確認されています。

■当社の実績では、1サイトあたりに削減できた重量割合は業務実施前の全保管重量に対して8~44%、将来のPCB処理費用が99万~4,641万円削減することができました。行政報告で伺った大阪府某市のPCB廃棄物ご担当者様によると、「非PCB廃棄物の混在が少ないサイトで10%、多いサイトでは30%くらい重量が減っています。」とのことでした。

■JESCO、当社の実績、大阪府某市のPCBご担当者様の話に共通するのは、『PCB廃棄物の中には、「念のため」保管されている非PCB廃棄物と判断できる機器が多く混在している』ということです。保管事業者は、JESCO搬入荷姿登録に向けた作業(ドラム缶への入替え、重量計測、写真撮影、搬入荷姿登録申込書の作成等)と同時に、適切なプロセスで蛍光灯安定器の銘板確認を行うことにより、非PCB廃棄物を削減し、将来のPCB処理費用を削減することが可能です。

■当社では、文書調査、ヒアリング、現場下見を行い、プロジェクトの要否、コストダウンの見立てから行政報告までご支援できます。「早くPCB処分を進めたいが、どう進めたらいいのか分からない。」、「何とかして将来のPCB処理費用を削減したい。」というニーズがあるお客様は是非ご相談頂ければと思います。単純に全保管数量をドラム缶へ入れ替えるだけでは非PCB廃棄物を減らすことができず、最終的なJESCOでの処分までを考えると無駄な出費につながる可能性がありますのでご注意下さい。

■なお、電気機器の更新や建物の解体等に伴って発生するPCB廃棄物は、廃棄物処理法及びPCB特別措置法に基づいて、適切に保管及び処分していただく必要があります。PCBの漏えいやPCB廃棄物の紛失等の事例が報告されていますので、保管事業者におかれましては、トレイの使用やラベルの貼付など、PCBの漏えいやPCB廃棄物の紛失等が起こらないように、厳格な取り扱いを行うことをお勧めします。

担当は、技術本部環境保全部環境ソリューショングループ 衛藤正二でした。

[閉じる X]

2015年8月

Vol.122

Monthly Report

営業本部 法人営業部 環境サービスグループ 黒田康平

7月31日(金)に開催いたしました 企業リスク低減セミナー「土壌汚染だけじゃない!低減すべき企業リスクとは??」は、お陰様をもちまして、盛況のうちに終了することが出来ました。
ご多忙の中、ご参加頂いた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
本セミナーでは「災害(防災)」「環境」「エネルギー」という3つのテーマから、最近の動向や弊社が持つ技術サービスについて、ご紹介をさせて頂きました。

■「災害」テーマでは「立地診断による災害リスク評価」「地図によるサプライチ ェーンリスクの見える化」「風況シミュレーションを用いた周辺影響評価」について講演しました。記入頂いたアンケートによれば、7割超の企業にてBCPの策定が完了しているとのことで、各企業のBCPへの認識の高さを知る結果となりました。

■「環境」テーマでは「操業中の工場における計画的な原位置浄化」「M&Aにおける環境リスクマネジメント」「海外の環境法規制動向」について講演しました。本セミナーには環境分野のご担当者様に多くご参加頂きましたが、ご紹介した電気発熱法(新しい原位置浄化手法)に高い関心と多くのご質問を頂きました。実績・経験の積上げ途上ではありますが、VOC等の浄化が長く継続している企業にとっての解決策となるよう、引き続き技術研鑽をして参りたいと思います。また、海外の環境法規制についても、環境監査等のため高い関心があることが分かりました。これも中国や東南アジアを始め、最新情報の収集に引き続き努めて参りたいと思います。

■「エネルギー」テーマでは「グリーンエネルギーの最新動向とICTを活用したエネルギーマネジメント」「災害対応型太陽光発電設備の検討」「小水力発電の可能性」についてお話をしました。アンケート結果から、およそ半数の企業で太陽光発電を導入しており、その半数程度は遊休地の有効利用策として活用していることが分かりました。
また、全体の1割強の企業ではバイオマス発電を導入しているとのことで、太陽光以外の対応も普及している様子がうかがえました。

当社では、企業の環境経営をサポートしております。
詳しくは下記アドレスをご覧いただきまして、お気軽にお問い合わせください。
http://biz.kkc.co.jp/kankyo/

担当は、法人営業部環境サービスグループ 黒田康平でした。

[閉じる X]

2015年7月

Vol.121

Monthly Report

環境保全部 環境ソリューショングループ 佐藤 徹朗

●第21回 地下水・土壌汚染とその防止対策に対する研究集会 参加レポート
2015年6月18日、19日に九州大学で開催された地下水・土壌汚染とその防止対策に対する研究集会に参加し、発表を行いました。

■今回の研究集会では、合計145件の発表があり、○自然由来汚染の固化・不溶化、吸着層工法関係の発表がさらに増加したことが特徴でした。その他、○原位置浄化の現場施工例と従来からのバイオレメディエーションの試験研究の継続結果、○粘土層に残ったVOCを浄化するための原位置噴射による置換、攪拌、栄養剤注入、○マイクロバブル、ナノバブルを使った原位置浄化に関する発表が増加しました。また、注目される研究として、「1,2-ジクロロエタン脱塩素化メカニズム」、「VOCや重金属の形態や溶出特性等に関する研究」が挙げられます。

■このような中、当社は「VOC汚染サイトにおける電気発熱による原位置浄化対策への影響について(その3)」(佐藤徹朗他)、「各種土壌に対するPb、Cdの分配係数と共存イオンの影響」(山田優子他)の発表を行いました。

●電気発熱法(粘性土に浸透したVOCの原位置浄化技術)
「電気発熱法」は、株式会社島津製作所と共同開発を進めている土壌・地下水浄化システムです。地盤に挿入した電極に三相交流電気を印加し、ジュール熱により抵抗体となる土壌自体を発熱させるものです。

■土壌温度の上昇により、「粘性土の土粒子間に強く吸着しているVOCの地下水への溶出や気化の促進」、「加温によるガス圧の上昇、水の粘性低下による移動性の向上」、「微生物分解や化学分解の促進」等の効果があります。また、電気発熱法の場合、比較的電気抵抗の小さい粘性土層の方が電流は流れやすく、発熱しやすい特徴があり、スチームやヒーターを用いた加熱システムと大きく異なる特徴を持っています。

■このような特徴から、これまで原位置浄化が困難とされていた粘土層に浸み込んだVOC汚染に対し効果的な土壌浄化技術です。

■当社は、土壌・地下水汚染対策の最適化(環境面・経済面・社会面)を目的に、これからも原位置浄化の技術開発を行っていきます。

担当は、環境保全部環境ソリューションG 佐藤 徹朗でした。

[閉じる X]

2015年6月

Vol.120

Monthly Report

技術本部(地盤環境研究担当) 中島 誠

●AquaConSoil 2015参加レポート
2015年6月9日~12日にコペンハーゲン(デンマーク)で開催された土壌汚染対策に関する国際会議”AquaConSoil 2015”に参加し、ポスターセッションにて発表を行いました。

■AquaConSoilは2年に1回、欧州各国が集まり土壌汚染対策に関する制度、技術等を情報交換し合う場であり、今回も欧州各国を中心に、アメリカ、アジア、オセアニアの各地域から、規制当局(環境省)、産業界、研究者(大学、研究所)、コンサルタント会社、浄化会社といった幅広い立場から参加者が集まりました。

■今回の会議では、サステイナブル・レメディエーションの考え方と評価方法、有害物質を含む土壌の再利用などに注目して、各国からの発表を聴講しました。

■土壌汚染対策を行った後に如何に持続的に土地や土壌を使っていくか、各国が今後土壌汚染とどう付き合っていくかという観点での発表や討議が多く行われていました。

■当社は、ポスターセッションにて”Development of Sustainability Evaluation Method for Soil Remediation in Japan”(日本における土壌浄化のための持続可能性評価方法の開発)を発表し、日本の土壌汚染対策にサステイナブル・レメディエーションの概念を取り入れる場合の評価方法の枠組みや評価項目についてイギリスやデンマーク等の研究者らと意見交換しました。

●持続可能な浄化(サステイナブル・レメディエーション)
近年、土壌汚染対策における新しい考え方として、”Sustainable Remediation”(SR)という概念が出てきており、欧米を中心に各国に合ったフレームワークや評価方法の開発が行われています。

■今回のAquaConSoilにおいても、SRについて多くのセッションが設けられ、各国から多くの発表がありました。

■SRは環境、経済、社会の三つの面でバランスがとれた持続可能性の高い土壌汚染対策を実施しようとする概念です。

■SRについては、2013年に米国材料試験協会(ASTM)によりSRのための標準ガイド(ASTM E2876)が規格化されており、国際標準化機構(ISO)においても第190技術委員会(TC190 “Soil Quality”)でSRのガイダンスの規格化作業が進行中です。

■当社は、日本の社会条件に合ったSRを評価する方法を社会的に構築すべく、研究を行っています。

担当は、技術本部(地盤環境研究担当) 中島 誠でした。

[閉じる X]

2015年5月

Vol.119

Monthly Report

法人営業部 環境サービスグループ 坂本 大

●水循環基本法のこれから
昨年(2014 年)7 月に水循環基本法が施行されました。この法律によって健全な水循環の維持・回復のための政策を包括的に推進する政策が定められました。

■特に興味深かったのは地下水を含む水が「国民共有の貴重な財産であり、公共性の高いもの」(第3条の2)と初めて法的に位置付けられたことです。

■地下水は従来から公共財的性格が強い「公水」であると意見と、土地所有者が井戸などを設置して個人的に利用できるものであることから私的財産に含まれる「私水」であるという意見がそれぞれありました。実際、井戸を所有されている方は、自分の土地に付随する「私水」としての感覚を持ちながら利用されている方が多いと思います。
古くは明治29(1896)年3月の大審院第一民事部判決において、以下の判例が出されています。「地下に浸潤せる水の使用権はその土地所有権に附従して存在するを以って土地所有者はその所有権の行使上自由にその水を使用するを得る。」

■今回の水循環基本法はこうした公水、私水の議論に触れることなく、新たな概念として公共性の高い水、すなわち「公共水」との見解を打ち出しました。これによって、財産権から一定の距離を置きながらも、公共の立場から地下水の涵養、循環、利用を維持していくことの大義ができたことになります。

■現在、水循環を構成する地下水について、超党派の国会議員でつくる水制度改革議員連盟により、今国会での提出を目指して地下水保全法案の検討が進められています。こちらは地方自治体に強い責務を与えることが目的となっており、環境保全の立場からすると大きな影響がありそうです。揚水対策を稼働中のサイトへの対応などがある場合には、改めて皆様にまた情報を発信致します。

担当は、法人営業部環境サービスG 坂本 大でした。

[閉じる X]

2015年4月

Vol.118

Monthly Report

法人営業部 環境サービスグループ 石原 茂樹

●フロン排出抑制法施行
昨年(2014 年)7 月に水循環基本法が施行されました。この法律によって健全な水循環の維持・回復のための政策を包括的に推進する政策が定められました。

4月よりフロン排出抑制法(以下:改正フロン法)が施行となりました。法改正の背景には、①旧法(フロン回収・破壊法)で定められたフロン類の冷媒を使用している冷凍・空調機器(第一種特定製品)の廃棄時における回収の割合が3割にとどまっていること、②機器の廃棄時だけではなく、運用時においても冷媒が多く漏洩していることが判明したこと、③フロン類はCO2の数千倍以上の温室効果があり、気候変動の問題から欧米諸国で規制が強まっていること等が挙げられます。

改正フロン法では、第一種特定製品の使用者に対し、①対象機器を運用する際の「判断の基準」に基づく適切な管理、②一定量以上のフロンが漏洩した場合の国への報告、を新たな義務としました。
①については、適切な場所での機器の設置及び機器周辺の整理整頓、決められた頻度での点検(簡易点検、定期点検)の実施、漏洩箇所の修繕前における冷媒充填の禁止、点検記録簿による点検・整備の記録(機器廃棄時まで保存)が求められます。
②については、法人単位での冷媒フロン類の年間漏洩量が1000t-CO2を超えた場合(年間の冷媒の充填量-回収量=約500kgを超えた場合)、国への報告が義務となったため、法人毎に各拠点のフロンの漏洩量を毎年集計することが必要となります。
改正フロン法につきましては弊社にも様々な相談が寄せられております。
その一例を紹介いたしますと、Q.閉鎖予定の工場や遊休地に使用していない空調機器があるが、点検をしなければいけないのか?Q.管理している賃貸マンションで業務用空調機器が使用されているが、居住者に室内機の簡易点検を行わせなければならないのか?といったものがあります。

当社ではお客様から寄せられた疑問に対して、行政機関や業界関係者からヒアリングを行い、情報として提供している他、簡易点検等の具体的な進め方や各拠点での進捗管理の提案等をさせていただいております。
改正フロン法対応でお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

担当は、法人営業部環境サービスG 坂本 大でした。

[閉じる X]

2015年3月

Vol.117

Monthly Report

環境ソリューション事業本部 坂本 大

●桜の開花で想うこと
日本列島で桜の開花宣言が南から広まってきました。この原稿を書いている23日には東京でも開花宣言が出される見通しです。週末に都内の桜を眺めていると、すでに満開に咲いた桜もあれば、つぼみすらまだまだ小さく、当分咲きそうにない桜も見かけました。

■開花宣言に用いる桜は染井吉野(ソメイヨシノ)という種であり、大寒桜(オオカンザクラ)や枝がやわらかく枝垂れる桜の総称である枝垂桜(シダレザクラ)などはすでに都内でも満開に咲いています。一方、日本の野生の桜の代表的な種である山桜(ヤマザクラ)は、同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるそうで、私が見た咲きそうにない桜はこのヤマザクラでした。

■日本人にもっとも人気があるソメイヨシノは明治以降、特に1900年の大正天皇御成婚の際に、日本各地で記念として植えられました。現在、多くの場所でこの桜を楽しめるのは、この時期の植え付けのおかげともいえます。またアメリカのワシントンDCのポトマック川沿いのソメイヨシノも1912年に植樹されたそうです。

このソメイヨシノですが、寿命が60年という話があります。数百年の古木になることもあるヤマザクラやエドヒガンに比べると、非常に短命なようですが、これには異説もあり、本当のところは分かりません。ただし、当社がある市ヶ谷や四谷の土手にある桜は一昨年の台風で十本ほどが倒れましたが、その中には内部が朽ちていた樹も複数あり、樹勢が弱った様子がみられました。

■ソメイヨシノは1本の木から始まっており、実は今植えられている木はすべて接木もしくは挿し木などでコピーされたものです。種子で繁殖したものではなく、種子そのものを作ることができません。

■我々の目を楽しませてくれる桜ですが、人の手によって広がった人工樹であることを考えると、少し見方が変わりませんか?

■今年のお花見では、是非近くにある桜の木の生い立ちなども考えながら、お酒を楽しんでください。

担当は、環境ソリューション事業本部 坂本 大でした。

[閉じる X]


事業紹介

日本アジアグループ 東証一部に上場致しました。証券コード:3751

気候変動対策ブログ・環境通信

地理空間情報ミュージアム MoGIST

一般社団法人 仙台グリーン・コミュニティ 推進協議会