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事業紹介

災害調査活動への取り組み

平成30年 北海道胆振東部地震

平成30年9月6日午前3時8分頃、北海道胆振地方にてマグニチュード6.7の地震が発生し厚真町で震度7を観測しました。
被災状況を把握するため、地震発生当日に航空写真撮影を実施しましたので速報版として掲載いたします。

このたびの災害で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、弊社の所有する技術が現地の早期復旧並びに二次災害の抑制に少しでもお役にたてれば幸いです。

平成30年北海道胆振東部地震による地表変位解析結果(札幌市清田区)

<数値地形画像解析から推定される地表変状>

地震前後の航空レーザ計測地形データの解析により、地盤に局所的な変位が生じている領域が認められました。これらの領域には、2006年以降に人工的に改変された土地や、道路拡幅などにより地形が変化した領域も含まれますが、現地の情報を合わせると、今回の地震により、谷埋め盛土部分などで沈下や水平移動が発生したと推定される箇所が明瞭に認められました。 本解析手法では、変位の発生した可能性の高い領域を面的に把握することができ、3次元的な変位量を定量的に推定することができます。

(画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。)

平成30年北海道胆振東部地震によって生じた地表変状の推定 Ver.2

<使用データおよび解析方法>

使用データ:

Sentinel-1

  ASC(北行軌道)

  ・2018/8/13-8/25の干渉ペア(地震前)

  ・2018/8/25-9/6の干渉ペア(地震前後)


ALOS-2(だいち2号)

  ASC(北行軌道)

  ・2018/8/23-9/6の干渉ペア(地震前後)


■Sentinel-1とALOS-2(だいち2号)は観測に用いる電磁波の種類が違うため、同じ現象を違った見方から解析できます。
  表示される解析結果はやや異なることもあります。

■二つの異なる衛星データを組み合わせることで、被害状況をより詳細に把握できる可能性があります。

Sentinel-1による解析

地表(地盤・路面・建物など)の形状が変化し、なんらかの被害が発生している可能性が高い場所の範囲を推定できます。

(写真をクリックすると拡大表示されます。)

  • Sentinel-1による変状推定マップ
ALOS-2による解析

色が青から赤に変わっているところは衛星からの距離がわずかに遠くなったことを示します。地盤の沈下や水平移動など、現地の状況が変化したことを示していると判断できます。

(写真をクリックすると拡大表示されます。)

  • ALOS-2の干渉画像
平成30年北海道胆振東部地震によって生じた地表変状の推定 Ver.1

<使用データおよび解析方法>

使用データ:Sentinel-1

• ASC(北行軌道)

  ・2018/8/13-8/25の干渉ペア(地震前)

  ・2018/8/25-9/6の干渉ペア(地震前後)

• 2つの干渉処理の干渉性(コヒーレンス)の比を算出

• 干渉性が低下している

  →地表(地盤・路面・建物など)の形状が変化し、なんらかの被害が発生している可能性が高いと推定できる。


※干渉性は表面形状の変化が大きいと低下する。
例:地盤・路面の変形、建物の全壊・半壊、瓦の落下等々

(画像をクリックすると拡大表示されます。)

  • 干渉画像 8/25-9/6干渉画像 8/25-9/6
  • 変状推定マップ変状推定マップ
  • 清田区の現地写真1(2018/9/6-8撮影)清田区の現地写真1
    (2018/9/6-8撮影)
  • 清田区の現地写真2(2018/9/6-8撮影)清田区の現地写真2
    (2018/9/6-8撮影)
  • 清田区里塚一条の変状推定マップと旧地形の比較清田区里塚一条の変状推定マップと旧地形の比較
  • 豊平区平岸の変状推定マップ豊平区平岸の変状推定マップ
  • 豊平区平岸の現地写真(2018/9/7撮影)豊平区平岸の現地写真
    (2018/9/7撮影)
  • 豊平区平岸の変状推定マップと旧地形の比較豊平区平岸の変状推定マップと旧地形の比較
  • 東区伏古の変状推定マップ東区伏古の変状推定マップ
  • 東区伏古の現地写真(2018/9/7撮影)東区伏古の現地写真
    (2018/9/7撮影)
  • 東区伏古の変状推定マップと旧地形の比較東区伏古の変状推定マップと旧地形の比較
  • むかわ町の現地写真(2018/9/6撮影)むかわ町の現地写真
    (2018/9/6撮影)

<衛星画像観測と現地調査の結果から推定される地表変状と被害>

干渉性の変化から判断される地表の変位程度が大きいと判定された箇所では、道路や宅地の造成盛土部分に、数センチ程度の沈下や斜面の下方に向かう側方移動が観察されました。

地盤の変位に伴い、道路面や擁壁等に開口亀裂や圧縮変形が生じた地点もありました。このような地点の周辺に位置する建物では、躯体に大きな損傷は見られないものの、亀裂や不同沈下による傾きが生じているものもありました。

清田区里塚一条では、谷埋め盛土の地下部分が流失して地表面が大きく沈下し、家屋が損傷し、大きく傾くなどの被害が認められました。

また、むかわ町では、建物の一階部分がつぶれるなどの被害が認められました。

地表に変位が生じた領域は、旧河道などの比較的軟弱な地盤が分布する範囲や、旧谷地形を埋め立てた盛土地の範囲との一致がみられる場所があり、地盤の変形が地表面の変位をもたらしたと推定されます。


衛星画像データを用いた本解析手法は、広域を対象として、地表形状の微小な変状を反映している範囲を抽出し、表層地盤や建物に被害が発生した可能性がある場所を迅速に推定するのに役立ちます。

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9月6日撮影 標定図 厚真地区1
  • 9月6日撮影 標定図 厚真地区1 ※この位置図は地理院地図を背景画像にして作成しました。
9月6日撮影 斜め写真 厚真地区1

(画像をクリックすると拡大写真が表示されます。)

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※撮影:国際航業株式会社・株式会社パスコ

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9月6日撮影 標定図 厚真地区2
  • 9月6日撮影 標定図 厚真地区2 ※この位置図は地理院地図を背景画像にして作成しました。
9月6日撮影 斜め写真 厚真地区2

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※撮影:国際航業株式会社・株式会社パスコ

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9月6日撮影 標定図 札幌市清田区
  • 9月6日撮影 標定図 札幌市清田区 ※この位置図は地理院地図を背景画像にして作成しました。
9月6日撮影 斜め写真 札幌市清田区

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※撮影:国際航業株式会社・株式会社パスコ

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